ソウルでレーザーの施術を受ける前に|機器の名前だけで決めないための確認手順を現地から整理しました【2026年】

施術ガイド公開日:2026-09-17 最終更新:2026-09-17

ソウルでレーザーの施術を調べていると、聞いたことのない機器の名前がいくつも出てきます。日本語の記事、動画、体験談、クリニックの案内——それぞれで表記が少しずつ違い、同じものを指しているのか別のものなのか分からなくなることがあります。

この記事は、「その名前が何なのか」を突き止める記事ではありません。 名前を突き止めても、実際に受ける内容が決まるわけではないからです。かわりに、名前が分からなくても内容を確定させる聞き方を整理します。現地のカウンセリングで実際に使える形にしてあります。

先にお伝えしておくと、レーザーで扱われることの多い悩みは、韓国の法令のうえでも「美容目的」として分類されています。ここは費用の見方にも関わってくるので、あとの章で条文の画面と一緒に説明します。

韓国の付加価値税法施行令第35条ナ目。美容目的の施術名が黄色で強調されている
韓国の法令原文。シミ治療術・ニキビ治療術・毛穴縮小術・皮膚再生術など、レーザーで扱われることの多い施術がここに並んでいます

機器の名前は、カタカナにする過程でぶれます

日本語で流れてくる機器名は、韓国語の発音を写したもの、英語の綴りを読んだもの、略称、愛称——いくつもの経路で入ってきます。そのため、同じ機器が複数の書き方で流通することがあります。伸ばす音が入ったり入らなかったり、濁点の位置が違ったり、途中で切られていたり、という具合です。

さらにややこしいのは、機器の名前と施術の名前が同じではないことです。ひとつの機器で複数のモードが使えることがありますし、クリニックが独自につけたメニュー名で案内していることもあります。「この名前で予約したのに、当日受けたものは違う気がする」という行き違いは、たいていここから生まれます。

ですので、名前で追いかけるのはいったんやめて、内容で確認するほうに切り替えてください。次の章がその方法です。

名前ではなく、四つの条件で確認します

カウンセリングで確認する項目は、この四つで足ります。専門的な言い方をしなくても、日本語でそのまま聞いて構いません。

確認する条件聞き方の例何が分かるか
何に対する施術か「これは何の悩みに向けたものですか」色素なのか、赤みなのか、質感なのかが分かります
どのモードか「同じ機器で他のやり方もありますか」全体に薄く当てるのか、点で当てるのかが分かります
どの範囲に当てるか「顔のどこまでが範囲に入りますか」首や目のまわりが含まれるかが分かります
何回の想定か「何回くらいを目安に考えていますか」一回で終わる話なのかが分かります

この四つを聞いておけば、機器の名前が分からなくても、受ける内容はほぼ確定します。逆に、名前だけ一致していても、この四つが違えば別の施術になります。

特に三番目の「範囲」は、必ず聞いてください。 「顔全体」と言われても、額の生え際まで入るのか、あごの下まで入るのか、鼻の脇まで入るのかは、クリニックによって線の引き方が違います。範囲が違えば、当日の所要時間も費用も変わります。

目もとのまわりは、別の話として確認してください

目のまわりは、施術の範囲としても、当日の進め方としても、別扱いになることがあります。

確認しておきたいのは次の点です。

  • 範囲に目のまわりが含まれるか — 「顔全体」の中に入っているのか、別のメニューになるのかを確認します
  • 保護具を使うか — 目を保護するものを当てる場合、その間は見えない状態になります
  • コンタクトレンズを外す必要があるか — 外す場合、保管するものが要ります
  • 当日の化粧をどうするか — 目もとの化粧を落とす必要があるかどうか

コンタクトレンズについては、外したあとの置き場所を用意しているクリニックもあります。実際の利用者の声にも、「コンタクトレンズケースもあって安心して施術に臨めました。」 という書き込みが見られます。ただし、これは行くところによりますので、予約のときに「コンタクトは外しますか」と一言聞いておくのがいちばん確実です。眼鏡を持っていくかどうかも、そこで決まります。

目のまわりに関する準備は、予約のやり取りの中で先に片づけておくと、当日が短く済みます。

麻酔にかかる時間が、その日の所要時間を決めます

レーザーの施術では、塗る麻酔を使うことがあります。塗ってすぐに始められるわけではなく、効くまで待つ時間があります。この待ち時間が、当日のスケジュールを大きく左右します。

麻酔に使われる製剤も、韓国では公的な承認一覧で確認できます。

食薬処の医薬品検索結果。製品名・企業名・承認番号・承認日が並んでいる
「리도카인」(リドカイン)で検索した結果。麻酔に使われる製剤の承認番号と承認日まで公開されています

利用者の声にも、麻酔の扱いについて触れているものがあります。

「施術はやっぱりポテンツァは痛かったですが、麻酔クリームもしっかり塗ってくれたので耐える事が出来ました。」
「施術前に薬剤とチップの確認させてくれたのもよかったです。」

予約のときに、「麻酔を使いますか」「使う場合、待ち時間はどのくらいですか」 と聞いておいてください。受付から会計まで全部でどのくらいかかるかが、その答えで見えてきます。観光の予定を同じ日に入れている方は、ここを確認しないまま組むと厳しくなります。

痛みや熱さは、その場で伝えてよいものです

我慢するものだと思って黙っている方がいますが、伝えたほうがよい情報です。強さを調整できる場面がありますし、伝えないままだと次の回の設定にも反映されません。

「待ち時間は殆どなく、店内は広くて、新しく、受付やカウンセラーも日本語が上手です。オンダリフトを受けてみましたが、医師の施術でした。医師は韓国っぽい名前でしたが、日本語ネイティブで熱さや痛みにすぐ対応してくれて、安心して施術を受けられました。とても優しい医師でした。」

日本語で伝えるときの言い方は、痛みの目安と日本語での伝え方にまとめてあります。「痛いです」だけでなく、「どこが」「どのくらい」を添えると、対応が具体的になります。

韓国の法令では、こう分類されています

韓国の付加価値税法施行令の法令ヘッダー
韓国「付加価値税法施行令」。2026年2月27日施行の版です。美容を目的とした施術は、韓国では課税の対象として扱われます

冒頭で触れた点に戻ります。韓国の付加価値税法施行令には、美容目的として扱われる施術の名前が列挙されています。記事の最初に載せた画面の、黄色く示された部分です。

そこには、色素母斑・そばかす・黒色点・シミの治療術、ニキビの治療術、脱毛術、皮膚再生術、皮膚美白術、毛穴縮小術といった名前が並んでいます。レーザーで扱われることの多い悩みが、ほぼそのまま入っていることが分かります。

ここが費用の見方に関わります。韓国では、治療目的の医療には付加価値税がかかりませんが、美容目的として分類される施術には課税されます。つまり、表示されている金額が税込みなのか税別なのかで、最後に支払う金額が変わるということです。

費用は、金額ではなく決まり方で聞いてください

金額をあらかじめ書いた案内は、条件が違えばそのまま当てはまりません。実際の支払いは、次の組み合わせで決まります。

要素何が変わるか
モード同じ機器でも、当て方が違えば設定が変わります
範囲顔の一部か、全体か、首まで入るか
ショット数当てる回数の設定で変わります
回数・セット単発か、複数回のまとめで組むか
初回の条件初めての方向けの条件が別にあることがあります
税の扱い表示が税込みか税別か

「この金額に何が含まれていますか」 と聞くのが、いちばん確実です。麻酔代、施術後のケア、次回以降の条件まで含めて、総額で受け取ってください。

設備や雰囲気には満足しながら、料金の説明が不明瞭だったことを理由に評価を下げている声もあります。

「コーヒーマシンやプリクラが撮れるので、エンタメ的に楽しめます。料金設定が不明瞭だったので、星は三つにしました。」

金額そのものより、説明が明確かどうかを見るほうが、結果として後悔が少なくなります。値段の内訳の読み方はレーザートーニングの値段の決まり方のほうで、項目ごとに分解してあります。

何回で終わるのか、という質問について

回数は、施術の種類だけで決まるものではありません。悩みの状態、範囲、一回あたりの設定、間隔をどのくらい空けるか——これらの組み合わせで変わります。

そのため、「何回ですか」ではなく「何回目にどうなっている想定ですか」 と聞くほうが、答えが具体的になります。渡韓のたびに一回ずつ受ける方もいますし、滞在中に間隔を空けて受ける方もいます。

長く通っている方の声には、こういうものもあります。

「去年からシミ取りをしてもらってます。」

一度で完結させようとせず、次の渡航まで含めて考えたほうが計画は立てやすくなります。シミに対する施術の回数の考え方は韓国のシミ取り、モードごとの違いは韓国のピコレーザーにまとめてあります。

当日は、こういう順番で進みます

韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わる場合の通知義務が強調されている
韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わるときは、その理由と内容を書面で知らせることになっています

クリニックによって細かい違いはありますが、大きな流れはおおむね共通しています。

  1. 受付 — 予約の確認と、本人確認の書類を出します
  2. 洗顔・肌の状態の確認 — 化粧を落とす場所を用意しているところもあります
  3. カウンセリング — 悩みを伝え、範囲とモードと回数を決めます
  4. 麻酔 — 使う場合、塗ってから効くまで待ちます
  5. 施術
  6. 施術後のケアと説明 — 帰ってからの注意を受け取ります
  7. 会計 — 内訳を確認します

時間が読みにくいのは、二番目から四番目です。 洗顔の場所が空くのを待つこと、カウンセリングで内容を決め直すこと、麻酔が効くのを待つこと——この三つで、想定より延びることがあります。観光の予定を同じ日に入れる場合は、余裕をとってください。

案内が丁寧だったかどうかは、この流れの中で分かります。行き先を決める材料として、フロアの移動があるかどうかも聞いておくと、所要時間の見込みが立てやすくなります。受付、洗顔、カウンセリング、施術がそれぞれ別の階に分かれている建物もあります。

同じ日に、他の施術も一緒に受けたいとき

滞在が短いと、一日にまとめたくなります。組み合わせられる場合もありますが、順番と間隔に条件がつくことがあります。 同じ日に受けられるかどうか、受けられる場合はどういう順番になるか——これはその場の判断になりますので、カウンセリングで相談してください。

このとき、「全部でどのくらいかかりますか」を最初に聞いてください。 組み合わせると、麻酔の待ち時間も、施術と施術のあいだの時間も積み上がります。想定していた倍近くになることもあります。その日の後ろに予定を入れている場合は、先に伝えておくと調整してもらえることがあります。

記録は、その日のうちに残してください

レーザーの施術は、一回で終わらないことがあります。次に受けるときに、前回の内容が分かるかどうかで話の進み方が変わります。

当日のうちに、次のものを残しておいてください。

  • 明細 — 何を、どの範囲に、何回分受けたかが書かれたもの
  • 設定の数字 — カウンセリングや施術中に言われた数字を、覚えている範囲で書き留めます
  • 施術前の写真 — 自分のスマートフォンで、明るい場所で撮っておきます
  • アフターケアの案内 — 紙でもらえない場合は、画面を撮っておきます

肌の状態を記録として送ってくれるところもあります。利用者の声には、「肌診断もメールで後からも詳しく確認できる⭕️」 という書き込みも見られます。こうした記録が残る形になっているかどうかは、予約のときに聞けば分かります。

写真は、同じ場所・同じ明るさで撮るのがこつです。窓際で撮った日と、部屋の照明で撮った日を並べても、比較になりません。洗面所の同じ位置で撮る、と決めておくだけで十分です。

施術のあと、渡航の日程にどう響くか

当日以降の予定は、受ける内容によって変わります。ここでは細かく分けませんが、帰国日の前日に入れるのは避けてください。 何か気になることが出てきたときに、相談しに戻れなくなるからです。

滞在の前半に入れておけば、経過を見て、必要なら相談しに戻る余白ができます。

予約の前に、無料で確認できることがあります

行き先が外国人患者の受け入れ登録をしているかどうかは、韓国の公式サイトで誰でも無料で調べられます。

検索窓が開いた画面。入力欄と照会ボタンが赤枠で示されている
予約の前に、そのクリニックが外国人患者の受け入れ登録をしているかは、韓国の公式サイトで確認できます

入力欄にクリニックの韓国語名を入れて照会します。登録が有効であれば、外国から来た方の受け入れを前提にしている、という手がかりのひとつになります。もちろんこれだけで良し悪しが決まるものではありませんが、予約の前に無料でできる確認として、やっておいて損はありません。

日本語では、どこまで確認できるのか

ここまで挙げてきた確認事項は、どれも日本語で聞けるかどうかにかかっています。範囲、モード、回数、税込みかどうか——どれも、身振りや単語だけでは詰めきれない話です。

日本語対応には段階があります。

  • 常勤の日本人スタッフや通訳がいる — 範囲や費用の条件まで、その場で詰められます
  • 日本語の窓口が予約対応のみ — 当日のカウンセリングでは通じないことがあります
  • 翻訳アプリで対応 — 簡単なやり取りはできても、条件を詰める場面では止まりやすくなります

予約の段階で、「カウンセリングのときも、会計のときも、日本語で確認できますか」 と聞いてみてください。答え方だけで、対応がどの段階までのものかが見えてきます。

そして、当日に伝えたいことは事前に文字にしておくことをおすすめします。「気になっているのはここです」「範囲はどこまでですか」「税込みですか」——この三つを書いた紙かスマートフォンの画面を用意しておくだけで、通訳の方の負担も減り、話が早く進みます。

よくある質問

Q. 機器の名前が分からないまま予約しても大丈夫ですか。

大丈夫です。名前ではなく「何が気になっているか」を伝えてください。カウンセリングで、その悩みに向いた内容を提案してもらえます。名前で予約するより、悩みで相談するほうが行き違いが少なくなります。

Q. 日本語の記事に出てくる機器の名前が、現地で通じませんでした。

表記のぶれや、クリニック独自のメニュー名が理由になっていることがあります。名前が通じないときは、「色素が気になります」「赤みが気になります」のように悩みの言葉に置き換えて伝えてみてください。

Q. 目のまわりも一緒に当ててもらえますか。

範囲に含まれるかどうかはクリニックによって違います。「顔全体」と書かれていても、目のまわりが別扱いになっていることがありますので、予約の段階で範囲を確認してください。

Q. 施術の当日、観光の予定を入れても平気ですか。

麻酔を使う場合の待ち時間と、施術後の状態によります。予約のときに「受付から会計まで、全部でどのくらいかかりますか」と聞いておくと、その日の予定を組みやすくなります。

Q. 表示されている金額は税込みですか。

表示の仕方はクリニックによって違います。韓国では美容目的として分類される施術に付加価値税がかかりますので、カウンセリングの場で「この金額は税込みですか」と一言確認してください。

※ 本記事は、施術の内容を確認するための質問項目を整理したものであり、特定の機器や施術をすすめるものでも、医学的な助言でもありません。実際に受ける内容、範囲、回数、費用については、受診する医療機関にご確認ください。掲載した画像は、韓国の法令原文、食品医薬品安全処の医薬品情報検索、および韓国保健産業振興院の公開画面です。

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