渡韓して美容皮膚科で肌管理を受けようと決めたあと、多くの方が最後まで気にされるのが「痛いのかどうか」です。
日本語で検索すると、施術ごとの痛みを説明したページはたくさん見つかります。ただ、そのほとんどは日本国内のクリニックが書いたもので、「痛いと感じたときに、韓国の施術室でどう伝えればいいのか」までは書かれていません。
実際のところ、渡韓美容で痛みがつらい思い出になるかどうかは、施術の種類そのものより、その場で伝えられたかどうかで分かれているように見えます。このページでは、施術別の痛みの目安と、現地で痛みを伝えるための具体的な方法をまとめました。
結論:痛みは3つの掛け算で決まります
先に全体像をお伝えします。渡韓美容での痛みは、次の3つで決まってきます。
- 施術の種類:針を使うのか、熱を使うのか、レーザーなのか
- 麻酔の丁寧さ:麻酔クリームをどれだけ置いてくれるか、追加してもらえるか
- 伝えられるかどうか:痛いと言えたか、そして伝わったか
日本国内の情報が扱っているのは1番だけです。ですが実際の体験を分けているのは、2番と3番のほうです。同じ施術を受けても、麻酔をしっかり置いてもらえた方と、そうでなかった方では感想がまったく違います。
「痛みに弱いと相談したところ、とても気を配ってくれて、麻酔クリームも不安がなくなるまで長めに置いてくれたのが安心できました。」
「痛くないって言ったのに麻酔あまりきいてなくてめちゃくちゃ痛かった」
この2つは、どちらも実際に残された声です。施術が違うから差が出た、という話ではありません。
施術別の痛みの目安
まず1番目の要素から見ていきます。以下は、実際に受けた方が体験としてどう表現しているかをもとにした目安です。医学的な評価ではありませんし、痛みの感じ方には大きな個人差があります。あくまで心の準備のための参考としてご覧ください。
| 施術 | 痛みの目安 | どんな感じと言われることが多いか |
|---|---|---|
| ボトックス | 弱め | 注射の一瞬だけ。すぐ終わります |
| 小顔注射 | 弱め〜中 | 注射の刺激。本数によって変わります |
| ピコトーニング | 弱め〜中 | 輪ゴムで軽く弾かれるような刺激 |
| ララピール | 弱め〜中 | じんわりとしたヒリつき |
| 水光注射 | 中 | 細かくチクチクと刺される感じ |
| オンダリフト | 中 | 内側からの熱さ。じわっと温かくなります |
| インモード | 中 | 熱さと引き締まる感覚 |
| ヒアルロン酸 | 中 | 部位によって差が大きく出ます |
| リジュラン | 中〜やや強め | 注入時にしみる感じ。腫れが出ることもあります |
| ジュベルック | 中〜やや強め | リジュランに近い感覚と言われます |
| ポテンツァ | 中〜強め | 針と熱が同時に来ます。麻酔がほぼ前提です |
| シミ取りレーザー | 中〜強め | 焼けるような刺激。数が多いほど蓄積します |
| ハイフ | 強めに出やすい | 骨に響くような感覚。部位差が大きいところです |
| 糸リフト | 強めに出やすい | 麻酔の注射自体と、挿入時の圧迫感 |
実際の声も、この幅をよく表しています。
「インモードとピコを受けました。麻酔クリームをしっかり塗って頂けるので痛みは心配要りません。スタッフの方がテキパキ案内して頂けるのでスムーズに受けることが出来ました。」
「顔中にそばかす、シミ、肝斑が多くて先生にも「たくさんありますねー」と言われながら無数にレーザーを当てられて、肌が焼ける感じが痛かったですが、数も多いし仕方ない」
「レーザー治療が痛くて、ちょっと辛かったです。」
シミ取りのように「1発ずつはそこまでではないけれど、数が多いと蓄積して辛くなる」タイプの施術があることは、知っておいていただくと心の準備ができます。
麻酔にはどんな種類があるのか
2番目の要素が麻酔です。渡韓美容でよく使われるものを整理します。
麻酔クリーム(塗る麻酔)
いちばん広く使われている形です。施術する部位にクリームを塗り、しばらく時間を置いてから拭き取って施術に入ります。
クリニックの待合や施術室で、顔にクリームを塗った方が並んでいる光景は、渡韓美容ではよくある風景です。
このクリームは「塗ればすぐ効く」ものではなく、置いた時間の分だけ効いてきます。 ここが後ほどお話しする重要なポイントになります。
笑気麻酔
鼻からガスを吸って、ぼんやりとした状態になることで痛みや緊張を和らげる方法です。意識がなくなるわけではなく、受け答えはできる状態が保たれます。
すべてのクリニックにあるわけではありませんし、追加料金がかかることが一般的です。 痛みが不安な方は、カウンセリングのときに「笑気麻酔はありますか。追加料金はいくらですか」と聞いてみてください。
局所麻酔の注射
糸リフトのように、クリームだけでは足りない施術で使われます。注射そのものにチクッとした痛みがありますが、そのあとの施術はかなり楽になります。
冷却や振動などの補助
冷風を当てながら施術したり、振動を与えて痛みを感じにくくしたりする方法が併用されることもあります。
韓国では麻酔クリームの「置き時間」が体験を分けます
これが、現地の実際をいちばんよく表しているところです。
日本の方が残した声を読んでいくと、麻酔クリームをどれだけの時間置いてくれたかへの言及が驚くほど多く出てきます。
「麻酔も他のクリニックと比べてしっかり塗られています。」
「痛いのは苦手ということで麻酔クリームは長めに塗っていただきました。施術後に見ると本当に多くのほくろを取ってもらえたのでお得感あります。」
「カウンセリングが親切で日本語で対応して下さったので、初めてのポンテンツァでしたが安心することができました。麻酔クリームをしっかり塗ってくれるので痛みは少ないです。明洞のすぐそばで場所もわかりやすいのでおすすめです。」
つまり、痛みへの配慮はクリニックごとの運営方針としてかなり差が出ます。 予約が詰まっている時間帯は、置き時間が短くなることも起こり得ます。
対策はとても単純です。「痛みに弱いので、麻酔を長めに置いてほしい」とカウンセリングの時点で伝えておくこと。これだけで、上に引用した方々のような扱いになる可能性がぐっと上がります。
逆に、塗ってすぐ施術が始まりそうなときは、遠慮なく「もう少し待ってもらえますか」とお願いして大丈夫です。急かされていると感じる必要はありません。
痛みを我慢しないほうがいい理由
日本の方は、痛みを我慢してしまう傾向があるように思います。ですが渡韓美容では、我慢しないほうが良い理由がはっきりあります。
多くの機器は出力を調整できます。 痛みが強いと伝えれば、出力を下げたり、当てる速度を変えたり、麻酔を追加したりという対応ができます。伝えないと、そのままの設定で最後まで進みます。
実際、伝えたことでちゃんと対応してもらえたという声はとても多く残っています。
「施術が少し痛かったのですがその旨を伝えた時には麻酔を追加して頂けました」
「痛みは多少ありましたが、痛かったらゆっくりしてくれて助かりました」
「施術してくださる先生に痛いのが苦手なことを伝えると、定期的に痛みが大丈夫かの確認をしてくれ、カウンセリング~施術まで大満足です!」
「施術中も痛みがないかなど聞いてくれて良かったです。」
もうひとつ、カウンセリングの段階で「痛くないもの」を選び直すこともできます。
「痛くないのが良い。と言ったら、痛くないものを紹介してくれました。」
受けたい施術が決まっていても、痛みが不安であれば、その旨を伝えて代わりの選択肢を出してもらう。これは十分に成り立つ相談の仕方です。
「痛い」を日本語でどう伝えるか
ここからが、このページでいちばんお伝えしたいところです。
まず、日本語で言って大丈夫です
日本人の来院が多いクリニックであれば、「痛いです」という日本語はそのまま通じることが多いとお考えいただいて構いません。この一言は、日本語対応のスタッフがいる現場では、ほぼ確実に理解されます。
医師本人が日本語を話される場合は、さらに速く伝わります。
「医師は韓国っぽい名前でしたが、日本語ネイティブで熱さや痛みにすぐ対応してくれて、安心して施術を受けられました。」
ただし、施術室に通訳がいないことがあります
ここは正直にお伝えしておきたいところです。
受付とカウンセリングは日本語だったのに、施術室に入ると担当者が変わる、という形はよくあります。通訳の方が施術室まで同席してくださるとは限りません。 通訳が1名しかおらず、その時間帯は別の患者さんについている、ということも起こります。
そして、声かけがないまま施術が始まってしまったという声も残っています。
「施術の際になんの声掛けもなくはじまり、いま何をされているのかもわからず、不安がありました。」
「技術は間違いないと思いますが、施術者の日本語力によって不安感の差があると思いました。」
技術ではなく、施術者の日本語力で不安の量が変わる。この指摘は、韓国の現場をとてもよく表していると思います。
ですので、予約の段階で「施術中も日本語が分かる方はいらっしゃいますか」と確認しておくことを強くおすすめします。そのうえで、通じなかったときの備えを持っておくと安心です。
覚えておくと安心な韓国語
丸暗記する必要はありません。スマートフォンのメモに貼っておいて、必要なときに見せるだけで十分です。
| 伝えたいこと | 韓国語 | 読み方 |
|---|---|---|
| 痛いです | 아파요 | アパヨ |
| すごく痛いです | 너무 아파요 | ノム アパヨ |
| まだ痛いです | 아직 아파요 | アジク アパヨ |
| ちょっと待ってください | 잠깐만요 | チャンカンマニョ |
| ゆっくりお願いします | 천천히 해주세요 | チョンチョニ ヘジュセヨ |
| やさしくお願いします | 살살 해주세요 | サルサル ヘジュセヨ |
| 麻酔を追加してください | 마취 더 해주세요 | マチュィ ト ヘジュセヨ |
| 大丈夫です | 괜찮아요 | ケンチャナヨ |
| やめてください | 그만해주세요 | クマン ヘジュセヨ |
このうち、本当に覚えておいていただきたいのは「아파요(アパヨ)」のひとつだけです。これさえ出れば、相手は必ず手を止めて確認してくれます。
手で伝える合図を決めておいてください
これがいちばん実用的かもしれません。
顔の施術中は、そもそも口を開けにくい状態になっていることがあります。目を閉じていたり、機械が顔に当たっていたりして、話すこと自体が難しい場面があります。
ですので、施術が始まる前に「痛かったら手を挙げます」と伝えて、合図を決めておいてください。 言葉が通じるかどうかに関係なく、手を挙げれば必ず止まります。
「痛かったら手を挙げますね」と日本語で伝えて、実際に手を挙げる動作をして見せる。これだけで通じます。通訳がいてもいなくても使える、いちばん確実な方法です。
痛みが強く出やすい条件
同じ施術でも、条件によって感じ方が変わります。知っておくと予定を組みやすくなります。
- 部位:目のまわり、額、鼻の下、こめかみなど、骨が近いところや皮膚の薄いところは強く感じやすいと言われます
- 体調:睡眠不足のときは感じやすくなることがあります
- 生理の前後:時期によって敏感になる方もいらっしゃいます
- 日焼けのあと:肌が敏感になっているときは、施術自体を断られることもあります
- 回数:シミ取りのように数を重ねる施術は、後半になるほど蓄積してきます
- 出力の設定:効果を出そうとして出力を上げると、そのぶん痛みも上がります
日焼けについては特にご注意ください。 渡韓前に強い日差しを浴びていると、受けられる施術が限られることがあります。旅程の中で海やプールを予定されている方は、施術を先に入れるほうが安全です。
なお、痛みが強い施術ほどダウンタイムも長くなるとは限りません。痛みとダウンタイムは別の話ですので、カウンセリングでは「どのくらい痛いか」と「そのあと何日くらい赤みが出るか」を分けて聞いていただくほうが、予定を組みやすくなります。
予約とカウンセリングで伝えておきたいこと
痛みに関して、事前に伝えておくと当日が変わります。
予約のメッセージで送っておくこと
- 痛みに弱いのですが、麻酔クリームは長めに置いていただけますか。
- 施術中も日本語が分かる方はいらっしゃいますか。
- 笑気麻酔はありますか。追加料金はいくらでしょうか。
カウンセリングで伝えること
- 痛みが不安なので、痛みの少ない選択肢があれば教えてください。
- この施術は、だいたいどのくらいの痛みでしょうか。
- 痛かったら途中で言っても大丈夫でしょうか。
3番目を聞いておくと、施術中に声を上げることへの心理的なハードルがぐっと下がります。「言っていい」と最初に確認しておくだけで、我慢してしまう可能性が減ります。
施術室に入ったら伝えること
- 痛かったら手を挙げます、と合図を決めておく
- 麻酔クリームを塗ってすぐ始まりそうなら、もう少し待てるか聞く
まとめ
- 痛みは「施術の種類 × 麻酔の丁寧さ × 伝えられるかどうか」で決まります。日本国内の情報が扱っているのは最初のひとつだけです。
- 麻酔クリームは置いた時間の分だけ効きます。予約とカウンセリングで「長めに置いてほしい」と伝えておいてください。
- 痛みを我慢する必要はありません。伝えれば出力を下げたり麻酔を追加したりしてもらえた、という声が多く残っています。
- 「痛くないものを紹介してほしい」という相談も成り立ちます。
- 受付とカウンセリングが日本語でも、施術室に通訳がいるとは限りません。 予約時に確認しておいてください。
- 覚えるのは「아파요(アパヨ)」ひとつで十分です。あとはメモに貼っておけば足ります。
- いちばん確実なのは、施術前に「痛かったら手を挙げます」と合図を決めておくことです。言葉が通じなくても必ず止まります。
痛みが不安なこと自体は、まったく恥ずかしいことではありません。むしろ先に伝えておいた方のほうが、丁寧に扱ってもらえたという声が多く残っています。遠慮せずに最初に言う。 これが渡韓美容でいちばん役に立つ準備だと思います。
なお、ここでお伝えした痛みの目安は体験としての表現をまとめたものであり、医学的な評価ではありません。感じ方には大きな個人差があります。持病やアレルギー、服用中のお薬がある方は、必ずカウンセリングで医師にお伝えください。引用した声も個人の感想としてお読みいただければと思います。