韓国のシミ取り|ピコトーニング・レーザーの費用と回数を現地から解説

施術ガイド公開日:2026-08-22 最終更新:2026-09-14

渡韓の目的として「シミ取り」を挙げる方はとても多く、実際に現地のクリニックでも人気のメニューです。ただ、ひとくちにシミ取りといっても、顔全体に弱く照射する方法と、一つひとつのシミを狙って焼く方法ではまったく別物です。回数も費用もダウンタイムも変わります。この記事では、その違いから費用の考え方、日本語対応の実際までを、現地の口コミとあわせて整理します。

まず、シミの種類と施術の方向性を知る

食薬処の医薬品承認一覧。製品名・企業名・承認番号・承認日が並んでいる
「트라넥삼산」(トラネキサム酸)で検索した結果です。製品名・企業名・承認番号・承認日の四つの列が並び、同じ成分でも製品がいくつもあることが分かります

同じ「シミ」と呼んでいても、肌に起きていることは違います。

種類見え方一般的なアプローチ
老人性色素斑輪郭のはっきりした濃い斑スポット照射(一つずつ狙う)
そばかす細かい点が散らばるスポット照射、またはトーニングの併用
肝斑頬骨のあたりにもやっと広がる強い照射は避け、弱い出力を重ねる方向
炎症後の色素沈着ニキビ跡などが茶色く残るトーニングや内服との組み合わせ

とくに注意が必要なのが肝斑です。強いレーザーを当てると、かえって濃くなってしまうことがあります。カウンセリングで「肝斑があるかどうか」を診てもらえるかは、クリニック選びの一つの目安になります。

なぜ「一つずつ」と「全体」を分けるのか

濃さのはっきりしたシミと、境界のぼやけた色ムラでは、当てるべき出力がそもそも違います。濃い斑に合わせて強く当てれば、周囲の薄い部分まで反応してしまいます。逆に全体に合わせて弱く当てれば、濃い斑はそのまま残ります。だから韓国のクリニックでは「全体はトーニング、濃いところはスポット」という分け方で提案されることが多くなります。カウンセリングのときに、自分の顔のどこがどちらに当たるのかを鏡で指してもらえると、そのあとの説明がとても分かりやすくなります。

見る観点トーニング(全顔)スポット照射(個別)
当てる範囲顔全体にまんべんなく気になる一点ずつ
出力の考え方弱く、回数を重ねていきます一点に集中して当てます
施術後の見た目赤みが出ても比較的落ち着きやすいですかさぶたができます
向いている状態全体のくすみ、色ムラ、肝斑の相談輪郭のはっきりした濃い斑、ほくろ
渡韓日程との相性日程を選びにくいです写真の予定と重なると困ります

この表のいちばん下の行は、旅行としての渡韓では意外と大きな判断材料になります。施術の内容そのものより、いつ受けるかで満足度が変わってしまうからです。

ピコトーニングとは — 顔全体を「少しずつ」整える方法

ピコトーニングは、弱い出力のレーザーを顔全体にまんべんなく照射する施術です。一度で劇的に変えるのではなく、回数を重ねてトーンを整えていく考え方のメニューです。

回数の目安

一回で完結するものではありません。クリニックによって提案は変わりますが、複数回のパッケージとして組まれることが多く、間隔を空けながら通う前提になります。渡韓のたびに継続している方もいれば、韓国では初回だけ受けて、日本で継続する方もいます。

組み合わせで受けることが多い

ピコトーニングは単独よりも、ほかのメニューと一緒に組まれるのが韓国流です。

「明洞のベンスクリニックで「ピコトーニング」「ピコ消しゴム」「ほくろ取り」「アクアピーリング」を受けてきました。 キャンペーン価格でかなりお得に受けられて、正直この内容でこの値段はすごいと思います。 カウンセリングはすべて日本語で対応してもらえるので安心でしたし、押し売りなども全くなく、希望する施術だけをサクサクと進めてくれる感じ。院内もとても綺麗で清潔感がありました。」

トーニングで全体のトーンを整えつつ、濃い部分はスポット照射で個別に取る、という組み方です。キャンペーンの枠に収まると費用を抑えやすくなります。

スポット照射(シミ取り放題)とは

濃いシミを一つずつ狙って照射する方法です。韓国では「シミ取り放題」として、時間内であれば個数を問わず照射するメニューを用意しているクリニックがあります。実際に受けた方の記録を見てみます。

「シミ取り放題60分を施術しました。 250,000ウォンです。 初めのカウンセリングから日本人の方が対応してくれるので、英語も韓国語もできなくても問題なし👍 施術前の写真を撮影して、麻酔クリームを塗って、しばらく待って、施術所へ。 顔中にそばかす、シミ、肝斑が多くて先生にも「たくさんありますねー」と言われながら無数にレーザーを当てられて、肌が焼ける感じが痛かったですが、数も多いし仕方ない💦 実際の施術は15〜20分くらい? 終わったら無数のかさぶたにびっくりしました😵 でもアフターケアもいろいろ教えてくれるので、安心です。」

この口コミからは、実際の流れがかなり具体的に分かります。麻酔クリームを塗っても「肌が焼ける感じ」の痛みはあること、照射自体は15〜20分程度で終わること、そして終わった直後は無数のかさぶたができることです。ここを知らずに受けると、鏡を見て驚くことになります。

※上記の金額は、ある方が実際に受けたときの一例です(クリニック・メニュー・時期によって変わります)。本記事のほかの費用に関する記述も、公開メニューと口コミで確認できた範囲の目安であり、キャンペーンや為替で変動します。金額はカウンセリングの場で見積もりとして提示してもらってください。

費用はどう決まるのか

韓国の医療法第45条。掲示した金額を超えて徴収できないという部分が強調されている
韓国の医療法第45条。医療機関は、あらかじめ告知・掲示した金額を超えて徴収することができないと定められています
変数内容
方式トーニング(全顔)かスポット(個別)かで、そもそも価格帯が違います
時間・個数「60分取り放題」のように時間で区切るか、個数で数えるか
回数・パッケージ複数回まとめると1回あたりが下がる設計が一般的です
キャンペーンほくろ除去やピーリングとの組み合わせパックが出ていることがあります
追加ケア保護パッチや軟膏が別料金になることがあります

最後の「保護パッチ」は見落としやすい部分です。照射後に大きいシミの箇所だけパッチを貼ってもらい、それ以外は自分で用意する必要があった、という口コミがあります。かさぶたが出るメニューを受けるなら、パッチの有無と追加購入の要否を先に聞いておくと安心です。

見積もりで確認しておきたいこと

シミ取りは「取る量」が人によって違うため、同じメニュー名でも最終的な金額が動きやすい施術です。カウンセリングで見積もりを見せてもらったら、金額そのものより先に、次の四つがどう書かれているかを見ておくと、あとで困りにくくなります。

確認する場所見るポイント
メニューの単位時間で区切るのか、個数で数えるのか
個数の上限上限があるのか、超えたぶんは追加になるのか
含まれる範囲顔だけなのか、首やデコルテも対象になるのか
追加になりうるもの保護パッチ、軟膏、鎮静ケアが別かどうか

実際に、個数制限がないことを選んだ理由として挙げている方もいます。

「ずっと気になっていたデコルテのイボ取りをしました。
他院は個数制限がありましたがこちらはないので追加料金気にせず安心して施術ができました。
痛みもさほどなく、
先生が色々説明もしてくれるので質問もできてよかったです。
イボは一度で取れるといわれ何度も通わなくていいんだ、と嬉しくなりました。

日本人スタッフもたくさんいるので安心です。また気になるところがあったら定期的に通いたいと思います。」

「追加料金を気にせず受けられた」という感想は、裏を返せば、数え方によっては当日に金額が動きうるということでもあります。個数で数えるタイプのメニューなら、鏡を見ながら「これは数に入りますか」と一つずつ確認しておくほうが安心です。あわせて費用の内訳の見方も見ておくと、提示された見積もりを読み解きやすくなります。

ダウンタイムとアフターケア

シミ取りのダウンタイムは、施術後の見た目そのものです。ここは正直に把握しておいてください。

  • 照射直後 — 赤みと熱感。ヒリヒリすることがあります
  • 1〜3日目 — 照射した箇所が濃くなり、かさぶたになります
  • 5〜10日目 — かさぶたが自然に取れていきます。無理に剥がさないことが大切です
  • その後 — 一時的に色素沈着が出ることがあります。日焼け対策が必要です

実際に受けた方の詳しい記録です。

「今回、シミ取り(全顔)でお伺いしました。 入店から日本語での対応で安心感があり、さらにカウンセリングも日本の方が対応されていました。丁寧な説明と何気ない会話も交えながらのカウンセリングで質問もし易かったです。 シミ、ほくろ、肝斑も取り放題とのことで、残したいほくろを指定してそれ以外はレーザーを当ててもらいました。レーザー照射中は、少し焦げ臭くて油が撥ねた時のようなチクッとする感じで耐えれる痛みでした。 レーザー後は大きいシミのところには保護パッチを貼ってくれましたがそれ以外はそのままなので、必要であれば別で購入が必要かなと思います。 1回では全て取りきれないと伺いましたが、今よりシミが薄くなることを期待してホームケア頑張ろうと思います!」

「1回では全て取りきれない」とその場で伝えられている点に注目してください。これは誠実な説明です。一度ですべて消えると期待して渡韓すると、結果に対する評価がずれてしまいます。効果の出方には個人差があり、複数回に分けて薄くしていくものだと理解しておくほうが、満足度は高くなります。

渡韓日程のどこに入れるか

かさぶたが出る施術なので、旅行の初日に入れるか、帰国直前に入れるかで体験がまったく変わります。

  • 旅行中に写真を撮る予定がある → 帰国直前に受ける
  • 帰国後すぐに人と会う予定がある → 旅行初日に受けて、帰国までにかさぶたを落ち着かせる
  • どちらも避けたい → トーニング中心の組み立てにする

当日はどう進むのか

はじめての方がいちばん不安に感じるのは、金額よりも「何がどの順で起きるのか分からない」ことです。シミ取りの当日は、おおむね次のように進みます。

  1. 受付で問診票を書き、日本語スタッフか通訳の方に取り次いでもらいます
  2. カウンセリングで、取るところと残すところを鏡を見ながら決めます
  3. 洗顔をして麻酔クリームを塗り、効いてくるまで待合で待ちます
  4. 施術室で照射します。痛みが強いときは我慢せずに伝えてください
  5. 冷却と鎮静のケアを受け、アフターケアの説明を聞きます
  6. お会計をして、必要であれば次回の相談をします
食薬処の医薬品検索結果。製品名・企業名・承認番号・承認日が並んでいる
「리도카인」(リドカイン)で検索した結果。麻酔に使われる製剤の承認番号と承認日まで公開されています

三番目の待ち時間は、クリニックによって過ごし方がかなり違います。麻酔が効くまでの時間は短くないので、ここが快適かどうかで一日の印象が変わります。

「待ち時間もなく施術できました。
ドリンクのサービスなどもあり良かったです。

施術中も痛みがないかなど聞いてくれて良かったです。施術の経過が楽しみです。」

「施術中も痛みがないかなど聞いてくれる」というのは、シミ取りではとくにありがたい部分です。照射のあいだは目を閉じているので、自分から声を出しにくくなります。あらかじめ「痛かったら手を上げます」と伝えておくと、言葉が出てこないときでも合図ができます。通訳の方が同席してくださる場合は、この合図の約束も一緒に共有しておいてください。

帰国してからの一週間

かさぶたが出る施術の本番は、実は帰国してからです。ここでの過ごし方で仕上がりの印象が変わります。

時期起きることしてよいこと・避けたいこと
帰国当日〜2日目照射した点が濃く目立ちます触らない、こすらない。洗顔はやさしく
3〜5日目少しずつ乾いて浮いてきます剥がさない。指示された軟膏やパッチを続けます
5〜10日目自然に取れていきます取れた場所は日焼け対策を続けます
その後一時的に色が残ることがあります気になっても自己判断で強いケアをしないでください

とくに「剥がさない」は、頭では分かっていても難しいところです。乾いて浮いてくると触りたくなりますが、無理に取ると跡が残りやすくなります。渡韓の予定を立てる段階で、この一週間に人前に出る大事な用事が入っていないかを確認しておくことをおすすめします。渡韓の日程の組み立て方も参考になります。

韓国のシミ取りは日本語で受けられる?

韓国の医療海外進出法第13条。外国人患者と医療人の円滑な意思疎通を支援するためという部分が強調されている
韓国の医療海外進出法第13条。保健福祉部長官は、外国人患者と韓国の医療人との円滑な意思疎通を支援するため、医療通訳人材の育成と医療通訳能力の検定を行うことができると定められています

シミ取りは「どこを取るか」「どこを残すか」を自分で指定する必要がある施術です。だからこそ、ほかのメニュー以上に言葉が通じるかどうかが結果に直結します。

「2回目の訪問です。日本語完璧なスタッフで、先生も丁寧、最後の確認もしっかりしているのでシミの取り残しナシ。これからの手入れ方法も説明してくれるので安心でした。」

「最後の確認もしっかりしている」という部分が、シミ取りでは決定的に重要です。照射が終わったあとに鏡で一緒に見て、取り残しがないか確認する工程があるかどうか。ここを日本語でやり取りできるかが、仕上がりを左右します。

逆に、確認がないまま進んだ場合に何が起きるか。実際の口コミです。

「価格もお得だと思うのですが、施錠中にどの施術されているのか不明なため、今からこのレーザー当てますーみたいな説明があると良かったと思います。 追記 スポットレーザーをやったらお気に入りだったホクロも勝手に消されてしまった、、レーザー当てる箇所をヒアリングしてからにして欲しい。」

残したかったほくろが消えてしまった、というケースです。これは技術の問題ではなく、事前のすり合わせが行われなかったことによるものです。

シミ取りの予約時・カウンセリング時に伝えること

  • 残したいほくろ・シミがあるか(先ほどの口コミのように、指定できるクリニックもあります)
  • 肝斑があると言われたことがあるか
  • かさぶたが出る施術でも問題ない日程か
  • 照射後に鏡で一緒に確認してもらえるか
  • 日本語通訳の同席をお願いできるか

LINEやカカオトークで日本語のまま予約できるクリニックが多いので、この5点は予約の段階でメッセージにまとめて送ってしまうのが確実です。当日に慌てて伝えるより、記録として残るぶん安心できます。

日本語では、どこまで確認できるのか

「日本語対応」と書かれていても、その中身は同じではありません。予約のやり取りだけが日本語という場合もあれば、カウンセリングから施術中まで日本語スタッフが付いてくださる場合もあります。シミ取りは、当日その場で「取る・残す」を決める施術ですから、どの段階まで日本語が届くかで安心感がまったく変わります。

段階日本語で確認したいこと
予約前メニューの単位(時間か個数か)、含まれる範囲
カウンセリング肝斑の有無、残したいほくろ、回数の見通し
施術中痛みの伝え方、いま何を当てているのか
施術直後取り残しの確認、パッチの扱い方
帰国後何かあったときの連絡先と連絡の方法

このうち見落とされがちなのが、いちばん下の「帰国後」です。かさぶたが取れていく時期には、もう日本に戻っています。そのときに写真を送って相談できる窓口があるかどうかを、帰る前に聞いておくと安心です。

説明そのものが丁寧だったという声もあります。

「シミ取りとホクロ取りをしました!
しっかりと説明をしてくれて、安心して施術を受ける事ができました!!

シミが無くなるのが楽しみです!!」

短い一文ですが、「説明をしてくれた」から「安心して受けられた」という順番になっているところが大切です。技術の話ではなく、説明が届いたことが安心を作っています。言葉が通じるかどうかというのは、結局その説明が自分に届くかどうかという意味でもあります。

同じ考え方はカウンセリングの流れや日本語対応がどの場面で必要になるかでも整理していますので、あわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 何回くらい通えばいいですか? シミの種類と濃さによって変わります。スポット照射は濃いシミなら数回に分けることがあり、トーニングはもともと複数回を前提に組まれます。一度で完結するものと考えないほうが期待とのずれが起きにくいです。

Q. 施術後にメイクはできますか? かさぶたの上からのメイクについてはクリニックの指示に従ってください。パッチを貼っている箇所は基本的に触らないよう案内されます。

Q. 日焼け止めはどうすればいいですか? 照射後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。アフターケアの説明で案内がありますので、その内容に沿ってください。夏場の渡韓では、帰りの観光をどうするかまで含めて考えておくとよいです。

Q. 肝斑があると言われたことがあります。シミ取りは受けられますか? まずはカウンセリングでその旨を伝えてください。肝斑は強い照射でかえって濃く見えることがあるため、出力を弱めに設定したり、別のアプローチを提案されたりします。自己判断で取り放題のメニューを選ぶ前に、診てもらってから決めるほうが安全です。

Q. 保護パッチは自分で用意していったほうがいいですか? クリニックによって、大きい箇所だけ貼ってもらえる場合と、まとめて渡してもらえる場合があります。口コミでは「それ以外は別で購入が必要かもしれない」という声もありましたので、カウンセリングのときに何枚もらえるのかを聞いておくと確実です。

Q. 取りたいところと残したいところは、どう伝えればいいですか? 言葉だけで説明しようとすると難しいので、鏡の前で指しながら決めるのがいちばん確実です。明るいところで撮った自分の顔の写真を用意しておき、残したいほくろに印をつけて見せる方もいます。日本語通訳の方がいる時間帯を選んで予約すると、このやり取りがぐっと楽になります。

Q. 施術後、すぐに飛行機に乗っても大丈夫ですか? 機内は乾燥しますので、指示されたケア用品を持ち込んでおくと安心です。搭乗の可否や当日のケアについては、受けたクリニックの案内に従ってください。日程を組む段階で、施術日と帰国日のあいだをどれくらい空けるかを決めておくと迷いません。

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