「韓国でインモードを受けるなら、どれがおすすめですか」——渡韓を考えている方から、よくいただく質問です。ただ、この質問には、そのままではお答えしにくいところがあります。インモードは一つの施術名ではなく、目的の違うモードの集まりだからです。同じ「インモード」という名前でも、選んだモードと範囲によって、受ける内容がかなり変わります。
ですので、この記事では「これがおすすめです」という形ではなく、自分にとってのおすすめを自分で決められるようにするための判断基準をまとめます。モードごとの役割そのものについては韓国のインモードに詳しくまとめていますので、この記事では選び方の部分を扱います。
効果の出かたには必ず個人差があります。また、実際に受けられるかどうかは診察による判断になりますので、ここでは断定的な書き方を避けています。

「おすすめ」を決める前に、悩みを一つに絞ります
インモードのメニューを選ぶときにいちばん効くのが、悩みを一つに絞るという作業です。ここが決まっていないと、提案されたものをそのまま受け取ることになり、あとで「思っていたのと違った」となりやすくなります。
- あご下や頬のボリュームが気になるのか
- 顔全体のハリや引き締まりが気になるのか
- 体の一部の引き締めが目的なのか
- 肌の質感や凹凸が気になるのか
このうちどれを一番にするかで、選ぶモードも、当てる範囲も変わります。二つ以上を同時に叶えようとすると、一回あたりの範囲が広がり、時間も費用も増えます。今回はどれを主役にするかを、渡韓前に決めておいてください。
リフトアップ全体のなかでインモードがどの位置にあるのか(高周波・超音波・糸の分類)については、リフトアップの分類にまとめています。悩みによっては、別の系統のほうが合っている場合もあります。
向いている場合と、慎重に考えたい場合
判断の材料として、傾向を整理します。あくまで一般的な考え方であり、実際の適応は診察で判断されます。
| 向いていることが多い場合 | 慎重に考えたほうがよい場合 |
|---|---|
| ダウンタイムを長く取れない日程で受けたい | 一度で大きく変えることを期待している |
| 顔と体の両方を、同じ来院でまとめたい | 短期間に何度も渡韓する予定が立てられない |
| 繰り返し通うことを前提にできる | 肌の状態が不安定で、まず落ち着かせたい |
| 施術中に感覚を伝えられる環境がある | 熱や痛みの感じ方に不安が大きい |
いちばん大切なのは、右上の行です。インモードは回数を重ねることが前提の施術として案内されることが多く、一度で完結するものとして考えると、期待とずれやすくなります。ここを最初に理解しておくと、判断がぶれません。
メニュー表の読み方
韓国のクリニックのメニュー表には、モード名がそのまま並んでいることもあれば、「◯種セット」のようにまとめて書かれていることもあります。同じ名前でも中身が違いますので、次の項目を確認してください。
| 確認する項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| どのモードが含まれるか | 「このセットには、どのモードが入っていますか」 |
| 当てる範囲 | 「顔全体ですか、あご下だけですか」 |
| 1回の所要時間 | 「受付から会計まで、どれくらいかかりますか」 |
| 何回分の表示か | 「この表示は1回分ですか、まとめた回数の分ですか」 |
| 初回の条件かどうか | 「この条件は、初回のみのものですか」 |
| 税込みかどうか | 「この金額は付加価値税を含みますか」 |
この6つを確認するだけで、比較できる状態になります。メニュー名を並べて比べても、含まれる中身が違えば比較になりません。名前ではなく、中身で比べるのが基本になります。
回数と間隔の考え方
回数と間隔は、院や状態によって案内が変わります。ここで数字を断定することはできませんので、確認すべき項目として持っておいてください。
- 今回の来院で、何回目にあたるのかを伝えます
- 次はどれくらい空けるとよいかを、その場で聞きます
- 次の渡韓の予定を伝えて、そのなかで組めるかどうかを相談します
- 回数をまとめた条件がある場合は、有効期限と、次回以降の受け方を確認します
とくに4番目は、渡韓して受ける方には大切です。まとめて申し込む条件があっても、次に韓国へ来られる時期が決まっていなければ、使い切れない可能性があります。日本にいる期間を含めた予定で考えるようにしてください。
部位の決め方
顔と体では、判断の仕方が少し変わります。
顔の場合は、気になる場所を指でさして伝えるのがいちばん正確です。「あご下」「フェイスライン」「頬の下のほう」——言葉だけで伝えるより、鏡の前で示したほうが誤解が起きません。範囲を広げるほど費用も時間も増えますので、今回はどこまでにするかを先に決めておくと、その場で迷いません。
体の場合は、当てる面積が大きくなりますので、一回の時間が長くなります。滞在日数のなかで、その時間を取れるかどうかを先に考えてください。顔と体を同じ日にまとめる方もいらっしゃいます。
「顔インモードとボディーインモードをしました。日本語が話せるスタッフの方が多く、安心して施術を受けることができました。待ち時間もそこまでなく、施術を受けることができました。次回も行こうと思います。 #ppeummyeongdong #globalmyeongdong」
このように、顔と体を同じ来院で受けたという記録もあります。まとめる場合は、トータルの所要時間を予約の段階で確認しておくと、後ろの予定が組みやすくなります。
費用は、金額より「何が含まれるか」
費用については、具体的な金額を書くことができません。院ごとに条件が違ううえ、同じ院でも時期や内容によって変わるためです。ここでお伝えできるのは、金額が決まる仕組みのほうです。

韓国では、美容を目的とした施術は課税の対象として扱われます。上の画像は、その分類が書かれた法令の原文です。ですので、表示されている金額が税込みかどうかで、実際に支払う額が変わります。ここは必ず確認してください。
金額を左右する要素を整理すると、次のようになります。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| モードの数 | 単独なのか、複数を組んだセットなのか |
| 当てる範囲 | 顔の一部・顔全体・体を含むか |
| 回数 | 1回分の表示か、複数回をまとめた表示か |
| 初回の条件 | 初回のみ適用される条件かどうか |
| 併用する施術 | 同じ日に他の施術を組むかどうか |
| 税の扱い | 表示が税込みか税別か |
費用の決まり方そのものについては、値段がどう決まるのかにまとめています。渡韓前に金額を調べるより、見積もりを総額で受け取るほうが確実です。麻酔代やアフターケアの費用が含まれるかどうかまで、一度で聞いてしまってください。
「カウンセリングからとても丁寧で日本語も通じて安心して施術受けることが出来ました!料金も明瞭で良かったです!また利用したいと思います」
「料金も明瞭」と書かれているように、内訳がその場ではっきりする院かどうかは、体験談からもある程度読み取れます。
他の施術と組み合わせるときの順番
同じ日に複数の施術を受ける方も多くいらっしゃいます。その場合、順番と組み合わせは院の判断に従ってください。肌の状態や、その日に受ける内容によって、適した順番が変わるためです。
自分で決めずに、次のように聞くのが安全です。
- 「今日はこの二つを受けたいのですが、同じ日に受けても問題ないでしょうか」
- 「順番はどちらが先がよいですか」
- 「間隔を空けたほうがよい組み合わせはありますか」
「(前略)韓国で初めての肌管理♡内装も可愛くて、カフェスペースやプリクラもあって楽しかったです!通訳さんもいて、カウンセリングは予算や肌悩みに合わせてメニューを組んでもらえました!施術はオンダリフトとチタニウムリフト、ウルトラインを受けました!仕上がりが楽しみです」
この記録のように、通訳が入ったうえで、予算と悩みに合わせて複数の施術を組んでもらったという例もあります。予算を先に数字で伝えると、組み合わせの提案がその範囲のなかで出てきますので、話が早くなります。逆に、予算を伝えないまま「おすすめでお願いします」と伝えると、内容が増えたときに判断の基準を持てなくなります。組み合わせを増やすほど当日の所要時間は長くなりますので、時間の見積もりもあわせて確認しておいてください。
カウンセリングでそのまま使える質問
当日、迷わないための質問をまとめます。画面に表示して見せる形にしておくと、通訳の方にも正確に伝わります。
| 場面 | 質問 |
|---|---|
| 提案を受けたとき | 「今日は増やさずに、この範囲でお願いできますか」 |
| モードの確認 | 「この内容には、どのモードが何回分入っていますか」 |
| 範囲の確認 | 「当てる範囲は、ここからここまでで合っていますか」 |
| 時間の確認 | 「終わるのは何時ごろになりますか」 |
| 次回の確認 | 「次はどれくらい空けるとよいですか」 |
| 会計の確認 | 「この金額は税込みですか。ほかに必要な費用はありますか」 |
この6つを聞ければ、当日に必要な情報はほぼそろいます。カウンセリング全体の流れはカウンセリングの流れにまとめていますので、初めての方はあわせてご覧ください。
ダウンタイムと、帰国日との関係
インモードは、ダウンタイムを長く取れない日程でも受けやすい施術として案内されることが多いのですが、まったく何も起きない施術という意味ではありません。当日の状態には個人差がありますし、受けた範囲によっても変わります。
渡韓して受ける場合、確認しておきたいのは次の3つです。
- 施術のあと、その日にできないことがあるか——院から案内が出ますので、その内容に従ってください
- 翌日以降の予定に影響が出るか——写真を撮る予定や、人と会う予定がある場合は先に伝えます
- 帰国日に受けても問題ないか——移動を控えている日は、事前に相談しておくと安心です
「明日◯◯の予定があります」と先に伝えておくと、その日程に合わせて内容を調整してもらえることがあります。日程の都合は、遠慮せずに最初に伝えたほうが、結果的に満足につながります。
「おすすめ」と書かれた記事を読むときに
インモードについて「おすすめ」と書かれた記事はたくさんあります。読むときは、次の点を確かめてください。
- 書かれた時期——メニューの構成やキャンペーンは変わります
- その方の悩み——自分と違う悩みの方の「おすすめ」は、そのまま当てはまりません
- 回数——初回の感想なのか、繰り返し受けた方の感想なのかで意味が変わります
- 範囲——顔全体なのか一部なのかで、費用も所要時間も変わります
- 提供や招待の有無——書かれていれば、その前提で読みます
体験談は、条件が書かれているほど役に立ちます。逆に、条件が書かれていない「おすすめ」は、雰囲気の情報として受け取り、施術の判断には使わないと決めておくと、迷いが減ります。読んでいて「ここが分からない」と感じた点は、そのままカウンセリングでの質問に変えてください。
予約の段階で伝えておくとよいこと
当日のカウンセリングを短く、正確にするために、予約の連絡で次の4つを文字にして送っておくことをおすすめします。
- 気になっている場所——「あご下」「フェイスライン」など、具体的に書きます
- 今回の予算の上限——数字で伝えます
- 滞在の日程——いつ帰国するかまで書いておきます
- 今回が何回目か——初めてなのか、前回いつ受けたのかを書きます
文字で残しておくと、当日に認識のずれが出たときの手がかりにもなります。返信の丁寧さから、その院の進め方が見えてくるという利点もあります。質問に対して答えが返ってくるかどうかは、当日の説明の丁寧さと重なっていることが多いと感じます。
日本語では、どこまで確認できるのか
インモードのように熱を使う施術では、施術中に感覚を伝えられるかどうかが、他の施術以上に大切になります。熱さの感じ方には個人差がありますし、部位によっても変わるからです。
日本語対応には段階があります。
- 予約や問い合わせのみ日本語——日程と施術名までの確認になります
- カウンセリングに通訳が入る——モードや範囲、金額の条件を確認できます
- 施術中も日本語で伝えられる——熱さや痛みをその場で伝えられます
- 会計まで日本語——見積もりとの差をその場で確認できます
3番目まであるかどうかを、予約の段階で確認しておくことをおすすめします。実際の記録にも、施術中に声をかけてもらえたという例があります。
「待ち時間もなく施術できました。ドリンクのサービスなどもあり良かったです。施術中も痛みがないかなど聞いてくれて良かったです。施術の経過が楽しみです。」
もし通訳がその場にいない時間帯がある場合は、合図を決めておく方法があります。「熱いときは手を挙げます」と最初に伝えておくだけで、言葉が届かない場面でも意思表示ができます。この一手間で、当日の安心感がかなり変わります。
よくある質問
Q. インモードは、一度受ければ効果が分かりますか。
効果の出かたには個人差があり、回数を重ねることを前提に案内されることが多い施術です。一度で完結するものとして考えると、期待とずれやすくなります。実際にどう案内されるかは、診察のうえで説明を受けてください。
Q. どのモードを選べばよいですか。
気になっている悩みによって変わります。ボリュームが気になるのか、ハリや引き締まりが気になるのかで、提案される内容が変わります。ご自身で決めるより、悩みを具体的に伝えたうえで提案を受け、内訳を確認する進め方がおすすめです。
Q. 顔と体を同じ日にまとめられますか。
まとめて受けている方もいらっしゃいます。ただし所要時間が長くなりますので、予約の段階でトータルの時間を確認し、後ろの予定に余裕を持たせてください。実際に同じ日に受けられるかどうかは、診察での判断になります。
Q. セットのメニューは、単品より得なのでしょうか。
含まれる内容が院によって違いますので、名前だけでは比べられません。どのモードが何回分、どの範囲に含まれるのかを聞いたうえで、初回の条件かどうか、税込みかどうかまで確認してください。中身をそろえて初めて比較できます。
Q. 次の渡韓まで期間が空きますが、それでも受ける意味はありますか。
間隔の考え方は、状態や受ける内容によって変わりますので、その場で確認していただくのがいちばん確実です。次に韓国へ来られる時期を伝えたうえで、そのなかで組めるかどうかを相談してみてください。回数をまとめた条件がある場合は、有効期限もあわせてご確認ください。
※ この記事は、韓国でインモードを受けるときの選び方の考え方を整理したものであり、特定のクリニックや施術をすすめるものではありません。効果や適応には個人差があり、実際に受けられるかどうかは診察による判断になります。費用やメニューの構成は医療機関ごとに異なり、変更されることもありますので、最終的な確認は各医療機関にお願いいたします。