韓国の美容皮膚科の口コミを読んでいると、インモードという名前が本当によく出てきます。顔にも体にも使われていて、価格帯も手が届きやすいため、渡韓される方の入り口になりやすい施術です。
ただ、インモードは他の機器と少し性格が違います。一つの施術名ではなく、目的の違うモードの集まりだからです。ここを知らずに「インモードを受けたい」とだけ伝えると、自分の悩みと合わないモードで組まれてしまうことがあります。
リフトアップ全体の分類(高周波・超音波・糸)については別の記事にまとめていますので、この記事ではインモードだけを深く扱います。効果の出かたには必ず個人差がありますので、断定的な書き方は避けています。
インモードは「モードの集合」です
インモードは、高周波(RF)を使う機器のプラットフォームで、ハンドピースを付け替えることで役割が変わります。韓国のクリニックのメニュー表では、モード名がそのまま並んでいたり、「インモード2種」「インモードセット」といった形でまとめられていたりします。
| モード | 主な役割 | よく当てる部位 |
|---|---|---|
| FX | 脂肪層に働きかけて、ボリュームを落とす方向 | あご下、頬、二の腕、お腹、太もも |
| Forma | 表面の温度を保ちながら、ハリと引き締めを狙う | 顔全体、目のまわり、首 |
| ボディ向けのモード | 体の広い範囲の引き締め | お腹、太もも、二の腕 |
| 針と高周波を組み合わせるモード | 肌質や凹凸へのアプローチ | 顔(導入していない院もあります) |
いちばん多い組み方が、FXとFormaのセットです。FXでボリュームを落とし、Formaで表面を引き締めるという二段構えになります。実際の記録にも、この組み合わせが出てきます。
「TikTokでレビューを見てインモードFXとFormaをしに行きました。カウンセリングの方も看護師さんも先生も皆さんとても優しかったです。」
「インモード2つのモードと肩ボトックスをやりました。熱さも聞きながらやっていただけて、助かりました。ボトックスは、冷やしてからで、安心しました。ありがとうございました!」
カウンセリングでは「インモードをお願いします」ではなく、「あご下の脂肪が気になるのでFX中心で、Formaも入れられますか」という伝え方をすると、話が一気に具体的になります。
顔だけでなく、ボディにも使われます
韓国でインモードが選ばれている理由のひとつが、顔とボディの両方に使えることです。二の腕、お腹、太ももといった部位を、顔と同じ日にまとめて受ける方が多くいらっしゃいます。
「下腹部のインモードFXを受けました。(中略)スタッフの方は皆さん日本語で丁寧に案内してくださり、とても安心できます。(中略)施術は女性ドクターが担当で、細かく丁寧に照射していただきました。痛みもほとんどなく、じんわり温かくなる心地よい刺激でした。(中略)一部位の施術でも広めに当ててくださったのが嬉しかったです。」
「一部位の施術でも広めに当ててくださった」という部分は、実は費用を考えるうえで重要です。インモードは部位ごとの料金設定が基本ですので、「一部位」がどこからどこまでを指すのかがクリニックによって違います。お腹一部位が下腹部だけなのか、みぞおちまで含むのか。ここは予約時に確認しておいてよい項目だと思います。
「顔インモードとボディーインモードをしました。日本語が話せるスタッフの方が多く、安心して施術を受けることができました。待ち時間もそこまでなく、施術を受けることができました。次回も行こうと思います。」
いちばん大事な前提|回数を重ねる施術です
ここは正直にお伝えしなければならないところです。インモードは、一定の間隔で複数回続けることを前提に設計された施術です。1回で劇的に変わるタイプの機器ではありません。
日本や韓国に住んでいる方であれば、決まった間隔で通うことができます。しかし、年に1〜2回の渡韓で受ける場合、この前提が崩れます。渡韓のたびに1回ずつ受けるという形になり、本来想定された組み方とは違うことになるからです。
だからといって意味がないわけではありませんが、期待値は調整しておいてください。1回の渡韓で受けて、帰国後に「思ったほど変わらなかった」と感じる方が実際にいらっしゃいます。これは施術が悪かったというより、回数の設計と渡韓のリズムが合っていないことが原因になっている場合が多いです。
対処としては、次のような考え方があります。
- 1回で変化を求めるなら、他の施術のほうが向いている可能性があります — たとえばあご下の脂肪が悩みなら、小顔注射やオンダリフトが提案されることもあります
- 渡韓で始めて、日本で続ける — 日本にもインモードを導入しているクリニックがあります。ただし機器の世代や設定が違いますので、そのまま同じにはなりません
- 他の施術の土台として組む — ハイフやボトックスと同じ日にまとめ、全体で仕上げる考え方です
カウンセリングでは「今回の渡韓は◯日間で、次に来られるのは◯か月後です」と伝えてください。これを言うだけで、提案の中身が変わります。
オンダリフトとの違い
インモードと並んでよく提案されるのがオンダリフトです。名前が並んでいるので同じ系統だと思われがちですが、エネルギーの種類が違います。
| 項目 | インモード | オンダリフト |
|---|---|---|
| エネルギー | 高周波(RF) | マイクロ波 |
| 主な狙い | 脂肪と皮膚の引き締め(モードで使い分け) | 脂肪層への働きかけ |
| 料金の単位 | 部位ごと・回数ごと | 出力量(kJ)で提示されることが多いです |
| 回数の考え方 | 複数回を重ねる前提 | 1回あたりの実感を語る声が比較的多いです |
| 体感 | じんわり温かい〜熱い | 熱さを感じる |
料金の単位が違うところが、比較のときの落とし穴になります。オンダリフトはkJ(キロジュール)という出力量で提示されることが多く、実際の口コミにもそのまま数字が出てきます。
「今回はオンダリフト40kjでしたが効果が出るのが楽しみです。ありがとうございました。」
インモードは部位と回数、オンダリフトはkJ。単位が違うものを金額だけで比べても意味がありません。どちらも検討している場合は、「あご下に対して、インモードなら何回でいくら、オンダなら何kJでいくら」と、それぞれの単位で見積もりを出してもらってください。
なお、オンダリフトについても脂肪に対する体感を語る声があります。
「(前略)カウンセリングでオンダリフトを勧められて受けてみたのですが、脂肪に効いてる感じがしたのでこれからの変化に期待してます。」
費用の目安
| 内容 | 目安(ウォン) | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| インモード 顔1回(モード1種) | 5〜20万ウォン | 約5,500〜22,000円 |
| インモード 顔1回(FX+Forma) | 10〜35万ウォン | 約11,000〜38,500円 |
| インモード ボディ1部位 | 10〜30万ウォン | 約11,000〜33,000円 |
| 回数パッケージ(5回など) | 1回あたりが下がる設定が一般的です | — |
| オンダリフト(参考) | kJ単位で提示されます | — |
※1万ウォン=約1,100円で計算した概算です。為替、キャンペーン、モードの構成、部位の範囲、クリニックの方針で変わります。確定した金額はカウンセリングの場で提示してもらってください。
見積もりを比べるときは、次を揃えてください。
- モードの構成(FXだけか、Formaも含むか)
- 「1部位」がどこからどこまでを指すのか
- 回数パッケージの場合、有効期限があるか(渡韓で使い切れるかに直結します)
- 麻酔クリームやアフターケアが含まれるか
特に回数パッケージの有効期限は、渡韓される方にとって重要です。安くなるからと5回分を購入しても、期限内に再訪できなければ使い切れません。購入前に必ず確認してください。
痛み・熱さとダウンタイム
インモードは、ハンドピースを肌に密着させて動かしながら当てていきます。体感は「じんわり温かい」から「熱い」までの幅があり、部位と設定によって変わります。骨が近い部分や皮膚が薄い部分は熱く感じやすい傾向があります。
麻酔クリームを使うクリニックもあります。
「インモードとピコを受けました。麻酔クリームをしっかり塗って頂けるので痛みは心配要りません。スタッフの方がテキパキ案内して頂けるのでスムーズに受けることが出来ました。」
ダウンタイムは軽いほうですが、まったく何も出ないわけではありません。内出血が出たという記録があります。
「施術は二の腕のインモードをお願いしました!赤くアザにはなりましたが、効果が楽しみです🤍」
| 経過 | 状態 |
|---|---|
| 施術直後 | 赤み、ほてり。当日から化粧ができることが多いです |
| 当日〜数日 | 部位によっては内出血が出ることがあります |
| 内出血が出た場合 | 色が引くまで1〜2週間ほどかかることがあります |
| その後 | 通常のケアに戻します |
二の腕やお腹に受ける場合、ノースリーブや水着の予定がある方は日程に注意してください。顔よりも内出血が目立ちにくい部位ではありますが、出るときは出ます。
韓国特有の流れ|カウンセラー(室長)と予算
韓国の美容皮膚科では、多くの場合まずカウンセラー(室長と呼ばれます)が悩みを聞き、予算を尋ね、施術の組み合わせを提案します。医師の診察はそのあとに入る形が一般的です。
インモードは単価が比較的抑えめなぶん、他のメニューと組み合わせて提案されることが非常に多い施術です。ボトックス、ピコトーニング、肌管理などと同じ日にまとめて受ける方が多くいらっしゃいます。
「2回目の利用です。去年一度来ていて、インモードとスキンボトックスをしました。院内は綺麗でカウンセラーや日本語訳の方も丁寧でとても安心感があったので、今回また利用させていただきました。(中略)ボルニューマをする予定でしたが、顔の引き上げにはチューンフェイスが良いということでそちらを施術してもらいました。」
この記録のように、予定していたメニューと違うものを提案されることは普通にあります。理由に納得できれば変更して構いませんし、納得できなければ当初の予定どおりで進めてもらって問題ありません。判断の基準は「なぜそちらのほうがよいのか」を説明してもらえるかどうかだと思います。
日本語は通じるのか|熱さをその場で言えるかどうか
インモードは、ハンドピースが肌の上を動き続けている間、ずっと熱の刺激が続きます。「今のところが熱かったです」と言えるかどうかが、そのまま快適さになります。
先ほど引用した口コミの中に、まさにそれが書かれていました。
「インモード2つのモードと肩ボトックスをやりました。熱さも聞きながらやっていただけて、助かりました。」
「熱さも聞きながら」。これができるかどうかは、機器の性能ではなく言葉が通じるかどうかで決まります。
韓国のクリニックの日本語対応、3つのパターン
- 日本人スタッフが在籍 — 受付から施術中の声かけまで日本語で完結します
- 日本語ができる韓国人カウンセラー(室長) — 医師とのやり取りに通訳が入ることがあります
- 通訳が同席 — 診察と施術に通訳の方が入り、その場で訳してくださいます
注意していただきたいのは、カウンセリングは日本語でも、施術室では韓国語だけになるケースがあることです。インモードはボディに受ける場合、施術時間が長くなることもありますので、予約の段階で「施術中も日本語で声をかけてもらえますか」と確認しておいてください。
予約時にLINEやカカオトークで送っておくとよいこと
- 気になる部位と、脂肪を落としたいのか引き締めたいのか
- どのモードを何回、いくらで受けられるか
- 「1部位」の範囲
- 回数パッケージの有効期限
- 熱さに弱いので都度確認してほしいこと
- 施術中も日本語で対応してもらえるか
文章で残しておけば、当日に口頭で伝えるより確実です。金額のやり取りをした画面も、消さずに残しておくことをおすすめします。
こういう方には向いていないかもしれません
- 1回の渡韓で大きく変えたい方 — 回数を重ねる前提の施術です。期待とのずれが起きやすくなります
- たるみが進んでいて、しっかり引き上げたい方 — ハイフや糸リフトの相談が先になることがあります
- へこみが悩みの方 — 埋めるのはヒアルロン酸の役割です
- 体内に金属や医療機器が入っている方、妊娠中の方 — 受けられない場合があります。必ず申告してください
よくある質問
Q. インモードとハイフはどちらがよいですか? 狙う層と役割が違います。ハイフは深い層に点で熱を届けて引き上げる方向、インモードは表面から温めながら脂肪と引き締めにアプローチする方向です。同じ日に両方を組む提案を受けることもあります。
Q. アフターケアで気をつけることは? 当日は保湿と紫外線対策を案内されることが多いです。内出血が出た部位は強くこすらないようにしてください。詳しくはクリニックの指示に従ってください。
まとめ
インモードで押さえておきたいのは3つです。FXとFormaで役割がまったく違うこと、本来は回数を重ねる施術で、1回の渡韓では設計どおりにならないこと、そしてオンダリフトとは料金の単位そのものが違うので金額だけでは比べられないこと。
そのうえで、「1部位」の範囲と回数パッケージの有効期限を確認しておけば、当日に慌てることはほとんどなくなります。
最後に、ハンドピースが動いている間ずっと熱を感じ続ける施術ですので、「今のは熱かったです」をその場で言える環境かどうか。予約の段階で日本語対応まで確認しておくことを、いちばんにおすすめします。
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※この記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療の代わりになるものではありません。施術の適応やリスクについては、必ず医師のカウンセリングでご確認ください。