シミ取りは日本と韓国でどう違うのか|施術の種類・回数・進め方を比べました

費用・比較公開日:2026-08-31 最終更新:2026-09-14

シミ取りは、日本でも韓国でも受けられます。ですので「どちらが良いか」ではなく、何がどう違うのかを知ったうえで選ぶのがいちばん納得しやすいと思います。

このページでは、施術の種類・回数の考え方・通院の前提・アフターケアの4点で並べて比べます。

先に全体像を書きます。機器や考え方そのものは、日本と韓国で大きくは変わりません。 変わるのは組み方です。通えるかどうかという前提が違うので、同じ悩みでも提案の形が変わります。

ですので比べるときは、「どちらの技術が上か」ではなく「自分の受け方に合うのはどちらか」という並べ方をすると、判断しやすくなります。

前提の違い:通えるかどうか

いちばん大きな違いはここです。日本で受ける場合は通えますが、韓国で受ける場合は通えません。

この一点から、他の違いがほとんど派生します。

日本で受ける場合韓国で受ける場合
通院何度でも通える滞在中のみ
回数の組み方数か月かけて分ける形が組みやすい滞在中に集約する形になりやすい
経過の確認医師に直接見てもらえる帰国後は自分で判断することになる
トラブル時すぐ受診できる連絡手段の確認が必要

「韓国のほうが安い」という話の前に、この前提の差を理解しておくことが大切です。安さの仕組みそのものは韓国の美容医療はなぜ安いのかにまとめました。

この表の3行目と4行目が、実際にはいちばん効いてきます。

シミ取りは、受けた直後よりも、その後の数週間で見えかたが変わる施術です。かさぶたが取れて、その下の皮膚が落ち着くまでに時間がかかります。日本で受ける場合はその過程を見てもらえますが、渡韓の場合は帰国後に自分で見ることになります。

ですので渡韓して受ける場合は、「受ける前の準備」と「帰国後の備え」に、日本で受けるとき以上の重みがあります。 後半でその両方を整理します。

施術の種類

シミといっても種類があり、それぞれ向いている施術が違います。この点は日本でも韓国でも基本的に同じです。

シミの種類主な施術
濃くはっきりしたもの出力を上げた照射で一度に取る種類(かさぶたができます)
薄く広がっているものトーニング系を複数回重ねる種類
混在しているもの両方を組み合わせる形

なお、韓国の法令では「シミ治療術」が名指しで分類されています。付加価値税法施行令の条文に、課税対象となる施術として並んでいます。

韓国の付加価値税法施行令第35条。シミ治療術など課税対象の施術名が黄色で強調されている
韓国の法令原文。「기미 치료술(シミ治療術)」がはっきり分類されています。詳しくは免税の対象範囲のページへ

韓国で特徴的なのは、この組み合わせを一度のカウンセリングでまとめて提案されることが多い点です。滞在が短いという前提があるためです。

「ピコ消しゴム➕ピコトーニング➕リジュランをしました!2週間経ちましたが、肌もツヤツヤでまた韓国に来た際にはこちらで予約するつもりです」
「3つ選ぶキャンペーンで、アクアピーリング、ピコトーニングプラスピコ消しゴム、ホクロ除去をお願いしました!」

一方、日本では数か月かけて回数を分ける組み方が取りやすくなります。どちらが良いかではなく、通えるかどうかで組み方が変わるということです。

シミの種類を、自分で見分ける必要はありません

上の表を見て「自分はどれだろう」と考える必要はありません。見分けは診察の仕事です。 ただし、次の情報を持っていくと診察が早くなります。

持っていくとよいもの理由
いつ頃から気になり始めたか種類の見当をつける材料になります
これまでに受けた施術同じものを繰り返さずに済みます
使っている外用薬・内服薬施術の可否に関わることがあります
妊娠・授乳の有無受けられない施術があります
直近の日焼け施術の時期をずらす判断に関わります

いちばん下の行が見落とされがちです。 日焼けをした直後は、施術の時期をずらす判断になることがあります。渡韓の前に海やゴルフの予定がある場合は、順番を考えておくと無駄がありません。

「目の周りの色素沈着、頬のシミが悩みでAI診断とPRP注射をしに行きました!!!(中略)私のわがままに臨機応変に対応してくださり、とても感謝してます。」

回数の考え方

薄いシミを狙うトーニング系は、1回では終わらないのが一般的です。複数回重ねて少しずつ整えていきます。

日本で受ける場合は、数週間おきに通う形が自然です。韓国で受ける場合は、次のどちらかになります。

  1. 滞在中に受けられる分だけ受けて、続きは日本で受ける
  2. 渡韓のたびに受ける

2の形を取る方は実際に多くいます。

「何度か渡韓していますが、今回初めてのクリニックでした」

濃いシミを一度に取る種類であれば、1回で完結することもあります。この場合は渡韓との相性が良くなります。

「シミ取りとホクロ取りをしました!しっかりと説明をしてくれて、安心して施術を受ける事ができました!!」

続きを日本で受ける場合に、確認しておくとよいことがあります。

  1. 何を受けたのかを、書いたものでもらえるか——施術名・回数・受けた日
  2. 次はどのくらい空けるとよいか——間隔の目安
  3. 日本で続きを受ける場合の注意点——重ねないほうがよい施術があるか

1つめが特に大切です。 日本で相談するときに「韓国でシミ取りをしました」だけでは情報が足りません。何をどの程度受けたのかが分かる記録があると、続きの相談がしやすくなります。写真を撮っておくだけでも構いません。

進め方向いている場合気をつける点
滞在中に集約する一回で完結する種類が中心の場合かさぶたの期間が帰国後に残ります
続きを日本で受ける複数回必要な種類の場合記録がないと相談しにくくなります
渡韓のたびに受ける定期的に渡韓する予定がある場合間隔が空きすぎないかを確認します
「丁寧にカウンセリングしていただきました。 術後のケアまできちんと説明してくださって満足です。今回は首のイボとホクロを撃退してもらいます。 効果がたのしみです。」

アフターケアと、かさぶたの期間

ここが渡韓して受ける場合の実務的な山場です。

濃いシミを取る施術では、照射した部分にかさぶたができます。これは1週間ほどかけて自然に取れていきます。無理にはがさないよう案内されます。

つまり、渡韓中にかさぶたが取れきることはほとんどありません。 帰国後の予定も含めて日程を考える必要があります。

  • 帰国直後に人前に出る予定がある場合——トーニング系にとどめる選択があります
  • かさぶたを覆う必要がある場合——テープや軟膏の使い方を、施術の場で確認してください
  • 日焼け対策——施術後は色素が濃くなりやすい状態です。帰国後の紫外線対策まで含めて説明を受けてください

ダウンタイムの段階については韓国のダウンタイムなしで受けられる施術に整理しました。

※ かさぶたの出かたや期間には個人差があります。ここに書いた期間は目安としてお読みください。

かさぶたが取れるまでの、現実的な見通し

期間には個人差がありますが、渡韓の日程を組むときは次のように考えておくと計算しやすくなります。

時期状態の目安予定への影響
施術の当日照射した部分が赤くなりますメイクの可否は施術の場で確認します
翌日から数日かさぶたができてきます人と会う予定は組みにくくなります
一週間前後自然に取れていきます無理にはがさないよう案内されます
取れた直後その下の皮膚は色が違って見えることがあります紫外線対策が必要になります

いちばん下の行が抜けやすいところです。 かさぶたが取れた時点で終わりではありません。その後の日焼け対策まで含めて説明を受けてください。ここを聞いておかないと、せっかく取ったところが元に戻ってしまうことがあります。

※ 上の期間はあくまで目安です。実際の経過は施術の内容と個人差によって変わりますので、施術を受けた医療機関の指示に従ってください。

前提の違いを、もう少し細かく

韓国の付加価値税法施行令の法令ヘッダー
韓国「付加価値税法施行令」。2026年2月27日施行の版です。美容を目的とした施術は、韓国では課税の対象として扱われます

「通えるかどうか」以外にも、日本と韓国では前提が違うところがあります。ここを知っておくと、案内の受け取り方が変わります。

日本で受ける場合韓国で受ける場合
価格の決まり方美容目的は自由診療です同じく自由診療で、各院が決めます
表示価格税込み表示が中心です税込みと税別が混在しています
カウンセリング予約の段階で枠が取られることが多いです当日の流れの中で行われることもあります
提案の量相談した部位が中心になりがちです顔全体を見て複数の提案が出ることがあります
記録の受け取り診療の記録が残ります求めれば出してもらえることが多いです

4行目が、日本から来られた方のいちばん驚かれるところです。 シミの相談に行ったのに、毛穴やハリの提案まで出てくることがあります。これは押し売りとは限らず、滞在が短い前提で「今できること」をまとめて示している場合が多くあります。

ですので、受け取り方を先に決めておくと楽になります。「今日はシミだけにします」と最初に言ってしまえば、話がそこに集中します。逆に「全体を見てほしいです」と言えば、優先順位をつけて提案してもらえます。どちらが正しいということではなく、先に伝えたほうが早いという話です。

費用の比べかた

韓国の医療法第45条。掲示した金額を超えて徴収できないという部分が強調されている
韓国の医療法第45条。医療機関は、あらかじめ告知・掲示した金額を超えて徴収することができないと定められています

価格を比べるときは、総額で並べてください。

韓国で受ける場合は、施術費に加えて渡航費と宿泊費がかかります。一方で、複数の施術をまとめて受ける場合や、単価の高い施術を受ける場合は、渡航費を入れても差が出ることがあります。

確認しておくべき点は3つです。

  1. 表示価格に付加価値税が含まれているか——韓国では税込みと税別が混在しています
  2. アフターケアの薬代が含まれているか——別会計のことがあります
  3. 追加照射が必要になった場合の費用——一度で終わらない場合の扱いです
「この内容とは思えない費用感で、お願いして良かったなと思います」

費用の全体像は韓国の美容医療の費用に、シミ取りそのものの中身は韓国のシミ取りにまとめています。

日本で受ける場合と、並べてみる

同じ土俵に並べるには、次の5行を書き出してみるのが早いです。

項目日本で受ける場合韓国で受ける場合
施術の費用回数分を合算します滞在中に受ける分を合算します
税表示のとおりです税込みか税別かを確認します
移動の費用通院の交通費が回数分かかります渡航費と宿泊費に置き換わります
経過の受診含まれることが多い部分です帰国後は自分で見ることになります
続きの費用続けて受けられますどこで続けるかによって変わります

下の2行が、価格表には出てこない部分です。 ここを抜いて比べると、韓国のほうが安く見えます。逆にここを入れても差が出るのであれば、それは実質的な差だと考えられます。

もともと旅行の予定がある場合は、渡航費の扱いそのものが変わります。日程の組み方は渡韓して美容医療を受けるときの日程に整理しました。

日本語で経過の相談ができるか

韓国の医療海外進出法第13条。外国人患者と医療人の円滑な意思疎通を支援するためという部分が強調されている
韓国の医療海外進出法第13条。保健福祉部長官は、外国人患者と韓国の医療人との円滑な意思疎通を支援するため、医療通訳人材の育成と医療通訳能力の検定を行うことができると定められています

帰国後にいちばん困るのが、経過について聞ける相手がいないという状態です。

かさぶたがいつ取れるのか、赤みが残っているが大丈夫か、日焼け止めはいつから塗ってよいか——こうした質問は、施術を受けた本人にしか判断できない部分があります。

ですので、予約や施術のときに次を確認しておくことをおすすめします。

  1. 帰国後に相談する連絡先はありますか
  2. その連絡は日本語でできますか
  3. アフターケアの説明を日本語の資料でもらえますか
「日本語で丁寧にカウンセリングしてもらえて安心でした!」
「施術後の経過が楽しみです。今度は他の施術もしてみたいと思いました」

日本語対応の見分け方は韓国の美容クリニックは日本語で受けられるかにまとめています。

帰国後に聞きたくなることは、だいたい決まっています

先に想定しておくと、施術の場でまとめて聞けます。

帰国後に気になること施術の日に聞いておく形
かさぶたはいつ取れますか「取れるまでの目安と、取れないときの連絡先を教えてください」
はがしてもよいですか「自然に取れるまで待つ形でよいですか」
赤みが残っています「どのくらい残るのが普通ですか」
日焼け止めはいつから塗れますか「洗顔と日焼け止めは、いつから通常どおりでよいですか」
化粧はいつからできますか「メイクを再開してよい時期を教えてください」

この5つを紙に書いて渡すと早いです。 通訳の方が入る場合も、書いたものがあると正確に伝わります。口頭だけだと、専門的な言い回しのところで取りこぼしが起きやすくなります。

「初めて韓国で美容施術をうけたく、インスタで調べて来店しました。(中略)通訳の方が多く問題なく日本語で全て対応していただきました!院内も綺麗で、効果にも期待しています!」
「アイラインのリタッチの施術をして頂きました。麻酔が効きにくいと伝えると、丁寧に要望を聞いていただきました。」

自分の体質や苦手なことを先に伝えておくと、対応が変わるという例です。痛みが苦手、麻酔が効きにくい、赤みが出やすい——こうした情報は、聞かれる前に伝えてしまって構いません。

日本語対応には段階があります。予約は日本語でも、施術後の説明は韓国語だけ、という組み合わせもあります。シミ取りは施術後の説明がいちばん大事な施術ですので、その段階まで日本語かどうかを先に確認しておくと安心です。段階の違いは日本語対応にはどんな段階があるのかに、通訳が入る場合の実際は韓国の美容クリニックの通訳にまとめています。

よくある質問

Q. シミ取りは日本と韓国で施術の内容が違いますか。

使う機器や考え方に大きな差はありません。違うのは組み方です。韓国では滞在が短い前提で、複数の施術をまとめて提案されることが多くなります。

Q. 1回で終わりますか。

シミの種類によります。濃くはっきりしたものは1回で完結することがありますが、薄く広がったものは複数回重ねるのが一般的です。

Q. かさぶたは渡韓中に取れますか。

一般的には1週間ほどかかりますので、短い滞在では取れきらないことがほとんどです。帰国後の予定も含めてお考えください。

Q. 帰国後に経過が気になったら、どうすればよいですか。

施術を受けたクリニックに連絡できるのが理想です。予約や施術のときに、帰国後の連絡先と、それが日本語で使えるかを確認しておいてください。

Q. 渡航費を入れても韓国のほうが安いですか。

施術の内容と回数によります。複数の施術をまとめて受ける場合は差が出やすく、一つだけ受ける場合は差が縮まります。総額で比較してください。

Q. 日本で受けた続きを、韓国で受けてもよいですか。

何をどの程度受けたのかが分かる記録があれば、相談しやすくなります。施術名と回数、受けた時期をまとめて持っていってください。

Q. 施術の前に、日焼けは避けたほうがよいですか。

直近の日焼けは、施術の時期の判断に関わることがあります。渡韓の前に強い日差しを浴びる予定がある場合は、順番を考えておくと無駄がありません。

Q. かさぶたを隠す方法はありますか。

テープや軟膏で覆う形を案内される場合があります。使ってよいものと避けたほうがよいものがありますので、施術の場で確認してください。自己判断で市販のものを使う前に聞いておくと安全です。

Q. 何日くらいの滞在があれば足りますか。

施術そのものは短時間で終わります。ただしかさぶたの期間は滞在中に終わりませんので、日数を延ばして完了させるという考え方は現実的ではありません。帰国後の予定のほうを調整するのが実際的です。

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