韓国でポテンツァとリジュランを同時に受けると値段はどうなる?数え方の違いと見積もりの組み立てを現地から解説【2026年】

費用・比較公開日:2026-08-31 最終更新:2026-08-31

「ポテンツァとリジュランを同じ日にまとめて受けたい」というご相談は、渡韓の日程が短い方からとくに多くいただきます。滞在が二泊三日や三泊四日だと、クリニックに行ける日はどうしても一日か二日に限られますので、一度の来院でまとめたくなるのは自然なことだと思います。

ただ、この二つを同じ日に組んだときの値段は、それぞれの料金表の数字を足しただけの金額にはなりません。理由ははっきりしていて、二つの施術が別々の単位で数えられているからです。ポテンツァは照射の設定で数え、リジュランは製剤の量で数えます。単位がそろっていないものを足し算しても、比べられる数字にはなりません。

この記事では、具体的な金額ではなく、見積もりがどう組み立てられているのかを整理します。金額そのものはクリニックごとに違いますし、時期によっても動きますので、ここで数字を書いてしまうと、かえって判断を誤らせてしまいます。代わりに、カウンセリングでどこを確認すれば、ご自身の条件での総額が出てくるのかを書きます。

食薬処の医薬品承認一覧。製品名・企業名・承認番号・承認日が並んでいる
韓国の食品医薬品安全処が公開している承認一覧。製剤名から、承認番号と承認日まで誰でも確認できます

「同時」という言葉が、二つの違うことを指しています

まず、ここを分けないまま話が進むと、見積もりの中身がずっと分からないままになります。

ひとつめは、同じ日に別々の施術として続けて受ける形です。 ポテンツァの照射を行い、そのあとにリジュランを注射で入れる、という流れになります。二つは別の施術として扱われますので、料金も基本的には別々に立ちます。

ふたつめは、ポテンツァの機械を使って薬剤を入れる形です。 針の刺激でできた通り道から薬剤を届ける、という説明をされることがあります。この場合、薬剤の費用が照射の料金に含まれているのか、別に立つのかがクリニックによって変わります。

日本語の口コミや紹介記事では、この二つが同じ「同時施術」という言葉でまとめられていることが多いです。ですので、カウンセリングでは施術名ではなく、「入れ方」から確認していただくのが確実です。 「注射で入れますか、機械の針から入れますか」と聞けば、話がずれません。

もうひとつ、同じ日にまとめるかどうかを決める前に考えていただきたいことがあります。まとめれば当日の滞在時間は短くなりますが、肌への刺激は同じ日に重なります。 翌日に予定を入れている方や、渡韓の最終日に受ける方は、まとめることで当日の負担が集中する点も含めて相談していただくほうが安全です。日程に余裕があるなら、二日に分ける選び方も検討する価値があります。分けた場合、金額の合計は変わらないことが多いのですが、当日の過ごし方はかなり変わります。

組み合わせそのものの選び方については、ポテンツァと同時に受ける施術の選び方のページに、目的別の考え方をまとめています。

数え方の単位が、そもそもそろっていません

値段が足し算にならない、いちばんの理由です。

項目ポテンツァ側リジュラン側
何を単位に数えるか照射の回数、チップ(針)の種類製剤の量(本数)
「1回」が意味するものその日の照射一式その日に使った量
増えると何が変わるか施術時間、刺激の強さ薬剤の費用
部位の扱い顔全体か、部分かで変わります打つ範囲と量で変わります
回数の前提複数回で組まれることが多いです複数回で組まれることが多いです

ここで大事なのは、同じ「1回」という言葉が、二つの施術で別のものを指しているという点です。ポテンツァの「1回」は、その日の照射のまとまりを指します。リジュランの「1回」は、その日に使った製剤の量を指します。この二つを並べて「合計2回分」と考えると、見積もりの読み方を間違えます。

ですので、値段を聞くときは回数ではなく、「その日に何をどれだけ使うか」を軸に確認していただくと、話が具体的になります。リジュラン側の数え方については、リジュラン注射の金額の決まり方のページで、量と打ち方の関係を詳しく整理しています。

まとめて提示されたとき、何がまとまっているのか

カウンセリングでは、二つを組んだ形で一つの金額として提示されることがあります。このとき、その金額の中に何が入っているのかを、その場で分けて聞いておくことをおすすめします。

確認したいのは、次の点です。

  • 照射の設定——その日の照射がどういう設定で、部位はどこまでか
  • 製剤の量——リジュランを何本分使う前提の金額か
  • 麻酔——塗る麻酔の費用が入っているか、別に立つか
  • 施術後のケア——当日のクーリングやパックが含まれるか
  • ——持ち帰る薬がある場合、その費用が入っているか
  • 再診——次に来たときの診察料がかかるか

まとめて提示された金額が安く見えたとしても、上のうちどれかが外に残っていれば、当日の支払いは変わります。逆に、一見高く見える提示でも、麻酔とケアと薬まで含んでいるなら、比べたときの位置づけは変わります。

また、「二つ組んだのだから、それぞれを単独で受けるより安くなるはず」という前提も、いったん置いておいてください。まとめた形の提示は、金額を下げるためのものとは限りません。同じ日に受けられるように組んだ結果として一つの数字になっている、というだけの場合もあります。まとめた金額と、それぞれ単独で受けた場合の金額を、両方聞いてみるのがいちばん分かりやすい確認方法です。差が出ないのであれば、まとめる理由は金額ではなく日程の都合だ、と整理できます。

同じ日に別の製剤を組む場合の考え方は、ジュベルックとポテンツァを一緒に受けるときの値段の仕組みにも整理していますので、あわせてご覧いただくと分かりやすいと思います。

順番によって、当日の流れと見え方が変わります

同じ日に二つを受ける場合、どちらを先にするかはクリニックの方針で決まります。ご自身で指定するものではありませんが、順番によって当日の所要時間の見え方が変わることは知っておいて損がありません。

塗る麻酔を使う場合、塗ってから効くまでの待ち時間が必要になります。この待ち時間は施術そのものの時間には入りませんが、拘束される時間としては確実にかかります。二つを組むと、この待ち時間が一度で済む場合と、二度必要になる場合があります。

待ち時間の話をもう少し具体的にしておきます。当日にかかる時間は、施術そのものの時間だけでは決まりません。受付、カウンセリング、麻酔を塗って効くまでの待ち、施術、施術後のケア、会計と、区切りがいくつも入ります。二つを組む場合は、この区切りが増えます。「施術は三十分です」と言われても、クリニックにいる時間はその何倍かになるとお考えいただくほうが、当日の予定は組みやすくなります。

滞在の最終日に受ける方は、飛行機の時間から逆算して、余裕をかなり多めに見ておいてください。当日の混み具合によっては、案内までの待ちが長くなることもあります。

実際に受けた方の記録にも、その日の流れが具体的に残っています。

「カウンセリングで日本語が通じるため、毎回悩みに合わせて丁寧に施術内容を考えてくれるので、リピートして訪れているクリニックです。 今回シュリンクユニバースとチューンライナーをしたのですが、ショット数の画面を見せてくれながら施術してくださったり、痛くないかの確認も実施してくださったため安心して施術が受けられました。」

この方が書いている「ショット数の画面を見せてくれながら」という部分は、値段の話としても大事なところです。照射の数がその場で見える状態になっていれば、あとで「何回分だったのか」が分からなくなることがありません。数え方が見える状態かどうかは、カウンセリングで聞いておける項目のひとつです。

表示されている金額の外に残りやすいもの

料金表に書かれているのは、多くの場合その施術そのものの金額です。実際に支払う総額との差は、次のあたりから出てきます。

項目表示に含まれることがある別に立つことがある
初診料・カウンセリング料
塗る麻酔
施術後の鎮静・パック
持ち帰る薬・軟膏
再診・経過確認
付加価値税○(税込み表示の場合)○(税別表示の場合)

どの項目も「必ずこうなる」とは言えません。含める範囲がクリニックごとに違うからです。ですので、含まれるかどうかを一項目ずつ聞くのがいちばん確実です。聞き方は「この金額に、麻酔と当日のケアと薬は入っていますか」で足ります。

韓国では、美容を目的とした施術に付加価値税がかかります

表示価格が税込みか税別かで、支払う金額は変わります。ここは制度の話ですので、前提として知っておいていただくと安心です。

韓国の付加価値税法施行令第35条ナ目。美容目的の施術名が黄色で強調されている
韓国の法令原文。皮膚再生術・毛穴縮小術・抗老化治療術などが美容目的として分類されており、これらは課税の対象として扱われます

韓国では、治療を目的とした医療と、美容を目的とした施術とで、付加価値税の扱いが分かれています。肌の悩みで受けることの多い施術は、法令の分類上は美容を目的としたものに入ります。つまり、課税の対象になります。

問題は、その税を含んだ金額を表示しているのか、含まない金額を表示しているのかが、クリニックによって違うという点です。二か所の見積もりを並べて比べるときに、片方が税込み、もう片方が税別だと、そのままでは比較になりません。

カウンセリングでは「この金額は付加価値税を含みますか」と一言確認してください。これは失礼な質問ではありませんし、聞かれ慣れている質問でもあります。二か所以上で相談される場合は、どちらも同じ前提にそろえてから並べてください。

二回目以降の金額を、初回のうちに聞いておきます

初めての方向けに、初回だけ違う金額が設定されていることがあります。これ自体は珍しいことではありませんが、その金額を基準に総額を考えると、あとでずれます。

ポテンツァもリジュランも、一度で完結する前提で組まれることは多くありません。複数回を重ねる設計になっている以上、判断すべき数字は「初回いくら」ではなく、「予定している回数を終えるまでにいくら」になります。

聞いておきたいのは次の三つです。

  1. 二回目以降は、いくらになりますか
  2. 何回くらいの想定で考えていますか
  3. まとめて申し込む形と、その都度支払う形とで、条件は変わりますか

三つめは、支払い方によって条件が変わる場合があるためです。まとめて申し込んだあとで渡韓の予定が変わることもありますので、その場合にどうなるのかも、あわせて確認しておくと安心できます。

当日に金額が動きやすい場面と、断り方

カウンセリングの場では、その日の肌の状態を見たうえで、追加の提案が出てくることがあります。提案そのものは、悩みに合わせて考えてくれている結果でもありますので、否定すべきものではありません。

「2回目の利用です。去年一度来ていて、インモードとスキンボトックスをしました。(中略)悩みに合わせてカウンセリングをしてくれて、ボルニューマをする予定でしたが、顔の引き上げにはチューンフェイスが良いということでそちらを施術してもらいました。」

この方のように、当初の予定と違う施術になることは実際にあります。そのこと自体は問題ではありませんが、変わった時点で金額も変わっているという点は押さえておきたいところです。

対処は簡単で、予算の上限を先に伝えておくことです。「今日は○万ウォンまでで考えています」と最初に言っておけば、提案がその範囲で組まれます。予算を伝えるのは値切りではありませんし、失礼にもあたりません。むしろ、そのほうが提案が具体的になります。

断りたいときは、「今日は最初に決めた内容だけにします。次のときに検討します」で十分です。理由を細かく説明する必要はありません。

見積もりを一枚にそろえる表

二か所以上で相談される場合は、次の形にそろえてメモしておくと、そのまま比べられます。

確認項目記入欄
ポテンツァ:照射の設定と部位
ポテンツァ:1回の金額
リジュラン:入れ方(注射/機械)
リジュラン:使う量(本数)
リジュラン:1回の金額
麻酔の費用(込み/別)
施術後のケア(込み/別)
持ち帰る薬(あり/なし・金額)
表示は税込みか税別か
二回目以降の金額
予定回数と、終わるまでの総額

この表が埋まれば、金額の大小ではなく、同じ条件どうしの比較ができます。埋まらない欄が多いところは、金額が安く見えても、当日に動く余地がそれだけ残っている、と読めます。

ポテンツァそのものの費用・痛み・ダウンタイムについては、韓国のポテンツァの基本のページにまとめていますので、初めての方はそちらから読んでいただくと流れがつかめると思います。

日本語では、どこまで確認できるのか

ここまで書いてきた確認は、どれも言葉が通じないと成立しません。 施術の説明であれば身ぶりや翻訳アプリでもある程度は伝わりますが、「この金額に麻酔は入っていますか」「二回目からはいくらですか」といった条件の話は、行き違いが起きやすい領域です。

日本語対応をうたっているクリニックでも、対応の中身には段階があります。

  • 常勤の日本人スタッフや通訳の方がいる——費用の内訳まで、その場で確認できます
  • 日本語の窓口が予約対応のみ——当日の会計では通じないことがあります
  • 翻訳アプリで対応——施術の説明はできても、条件を詰める場面では止まりやすくなります

実際に受けた方の声を読むと、この差ははっきり出ています。

「事前に確認していた金額通りで、希望の施術を受けられました! 額以外のスキンボトックスでしたが麻酔クリームをなぜか顎だけ塗ってもらえず、顎がとても痛かったです。。それ以外はとても満足しました!」
「初めて伺いました! 日本語で対応してくださり、スムーズに施術していただきました! 説明も丁寧でとてもよかったです! 効果が楽しみです!」

予約の段階で「カウンセリングだけでなく、会計のときも日本語で確認できますか」と聞いておいてください。この一言への答え方で、そのクリニックの日本語対応がどの段階までのものか、かなり分かります。

よくある質問

Q. 二つを同じ日に受けると、割引になりますか。

まとめた形で提示されること自体はありますが、必ず割引になるとは限りません。まとめて提示された場合は、その金額に麻酔・施術後のケア・薬・再診が入っているかを一項目ずつ確認してください。含まれる範囲が違えば、見た目の金額が同じでも支払う総額は変わります。

Q. リジュランは注射で入れるものと、機械で入れるものとで値段が違いますか。

入れ方が変われば、使う道具も所要時間も変わりますので、金額の立ち方も変わります。どちらの形で提案されているのかを、カウンセリングの最初に確認してください。「注射で入れますか、機械の針から入れますか」と聞けば、話がずれません。

Q. 使う製剤が韓国で承認されたものかどうかは、自分で確認できますか。

韓国の食品医薬品安全処が承認の一覧を公開していますので、製剤名から検索して確認できます。カウンセリングで製剤名を韓国語で控えておけば、あとからでも調べられます。

Q. 予算を先に伝えると、安い内容ばかり提案されませんか。

予算を伝えることは、提案の質を下げるものではありません。上限が分かっていれば、その範囲で優先順位をつけた提案が出てきます。上限を伝えないままだと、希望を全部満たす形の提案になりやすく、結果として当日の総額が想定を超えます。

Q. 一度で終わらせたいのですが、可能ですか。

回数の設計は、悩みの状態と受ける施術によって変わりますので、一律にお答えできません。ただ、複数回を前提に組まれることが多い施術ですので、「一度で終わる前提の金額」なのか「続ける前提の金額」なのかは、必ず確認してください。ここを確認しないまま初回の金額だけで判断すると、総額の見込みがずれます。

※ 本記事は費用が決まる仕組みの整理であり、特定の金額や特定の医療機関を案内するものではありません。金額・回数・含まれる範囲はクリニックごとに異なり、時期によっても変わります。効果や適応には個人差がありますので、実際の判断は必ず医療機関でのカウンセリングにてご確認ください。

クリニック選びで迷っていませんか?

ご希望の施術・渡韓予定日をお送りいただければ、日本語対応の状況を含めてご案内します。

無料で相談する
関連記事