韓国と日本のポテンツァは何が違う?比べる前にそろえたい6つの条件を現地から解説【2026年】

費用・比較公開日:2026-08-31 最終更新:2026-08-31

ポテンツァは、韓国の美容皮膚科の日本語の口コミで、施術名としていちばん多く登場するもののひとつです。そのため「日本で受けるのと、韓国で受けるのと、どちらがよいのか」という比較を考える方がとても多くなっています。

ただ、比べようとして金額を並べたところで手が止まってしまった、という声をよくいただきます。理由ははっきりしています。同じ「ポテンツァ」という名前でも、その言葉が指している中身が、クリニックによってそろっていないからです。 中身がそろっていない数字を並べても、比較にはなりません。

この記事では、韓国と日本を比べる前にそろえておきたい6つの条件を整理します。この6つを聞き出せれば、あとはご自身で比べられます。逆に、6つのうち3つも空欄のまま金額だけを比べると、たいてい判断を誤ります。

韓国の付加価値税法施行令の条文。皮膚科系の施術名が黄色で強調されている
韓国の法令原文。シミ治療術・ニキビ治療術・皮膚再生術・毛穴縮小術などが、美容を目的とする施術として並んでいます

金額だけが並ぶと、なぜ比較にならないのか

日本語で検索して出てくる比較記事の多くは、日本国内から書かれています。日本の料金表は公開されていますから、日本側の数字は正確です。問題は韓国側で、現地の料金は同じ施術名でも条件によって形が変わるため、記事に載った一つの数字がそのまま当てはまらないことがあります。

さらに、韓国では美容を目的とした施術が課税の対象として扱われています。表示価格に税が含まれているかどうかで、最後に払う金額が変わります。同じ「一回いくら」でも、その数字の意味が国によって違うということです。

ですから、比べるべきなのは金額そのものではなく、その金額が何に対して付いているのかという条件のほうです。ここからは、その条件を6つに分けて見ていきます。

なお、この6つは日本側でも同じように聞ける項目です。片方だけを詳しく調べても比較にはなりませんので、日本のクリニックで相談する機会があれば、同じ質問をしておくことをおすすめします。両方の答えがそろって、はじめて並べる意味が出てきます。

条件① 施術名が同じでも、指している中身が同じとは限りません

ポテンツァは、極細の針を刺し、その先端から高周波を流す施術として説明されるのが一般的です。針の刺激と高周波の熱を組み合わせる形になっています。

ところが日本語の情報の中には、針を使わない施術や、化粧品を使ったケアが似た呼び名で紹介されていることがあります。呼び名が近くても、受ける内容も、当日の過ごし方も別ものです。呼び名の混同については、名前の由来と中身の違いを整理したページにまとめてあります。

比較を始める前に、まず針を使う施術の話をしているのかどうかを確認してください。ここがずれていると、以降の5つの条件をそろえても意味がありません。

確認の仕方は簡単です。カウンセリングで「これは針を使う施術ですか」と聞くだけで済みます。日本で受けたことがある方であれば、そのときの内容を伝えて「同じ系統のものですか」と聞く方法もあります。呼び名ではなく、受ける内容で照らし合わせるということです。

条件② チップ(針)の種類と設定

ポテンツァには複数のチップがあり、どれを使うかによって狙う深さや刺激の強さが変わります。何を使うかは、肌の状態や目的をふまえて医療機関が判断します。

ここは、利用する側が自分で決められる部分ではありません。ですので「どれがよいか」を調べて臨むより、当日どれを使う判断になったのか、その理由を聞ける状態にしておくほうが実際的です。理由まで説明してもらえるかどうかは、そのクリニックの説明の丁寧さを測る材料にもなります。

日本と韓国を比べるときに問題になるのは、料金表に書かれた「ポテンツァ」がどのチップを想定した金額なのかが、外からは見えないことです。ここは自分では判断できない部分ですので、カウンセリングで次のように聞くのが確実です。

  • 「今日はどのチップを使いますか」
  • 「私の肌の状態だと、どの深さで当てますか」
  • 「別のチップにする場合、金額は変わりますか」

三番目まで聞いておくと、当日になって別の提案が出てきたときにも、金額の見当がつきます。

条件③ 回数と間隔の設計

ポテンツァは、一度で完結する前提の施術ではありません。何回か重ねることを前提に組み立てられるのが一般的です。

ここで比較がずれます。日本の記事に出ている金額が1回分で、韓国側で提示された金額が数回分をまとめたものだった、という食い違いは実際によく起こります。

聞いておく項目聞き方の例
提示された金額が何回分か「この金額は1回分ですか、コースですか」
想定している回数「何回くらいを目安に考えますか」
次までの間隔「次はどのくらい空けますか」
途中でやめられるか「コースの残りは、次の渡韓でも使えますか」

四番目は、渡韓して受ける場合にとくに大切です。日本にお住まいであれば、次に韓国へ行けるのは数か月先になることもあります。有効期限があるかどうかで、コースを選ぶ意味そのものが変わります。

条件④ 一緒に受けるものが、価格に入っているかどうか

ポテンツァのメニューには、施術そのもの以外の要素が組み合わされていることがあります。麻酔クリーム、鎮静のためのケア、パックや照射などです。

これが価格に含まれているのか、別に足されるのか。国というより、クリニックごとの料金表の作り方の違いですので、両方の国で同じように確認する必要があります。

実際に、複数の施術を組み合わせて受けている方の声も残っています。

「ポテンツァとボトックスをお願いしましたが効果もしっかり出ていて大満足です。日本語のできるスタッフが何人もいて安心できました。」

組み合わせで受けると総額は上がりますが、一度の来院で済むという利点もあります。どちらがよいかは日程と予算しだいですので、「今日の合計はいくらになりますか」と一度で聞くほうが早く決まります。

条件⑤ 表示価格に、付加価値税が含まれているかどうか

韓国では、美容を目的とした施術が課税の対象として扱われています。根拠となる規定は法令で定められており、原文を確認できます。

韓国の付加価値税法施行令の冒頭部分。法令名と施行日が表示されている
韓国「付加価値税法施行令」。掲載時点で確認できたのは2026年2月27日施行の版でした

つまり、韓国のクリニックで見る数字には、税を含む表示と含まない表示の両方がありうるということです。日本の料金表と並べるときは、この点をそろえないと比べたことになりません。

確認は一言で済みます。「この金額は付加価値税を含みますか」。カウンセリングの最初に聞いておくと、そのあとの数字を全部同じ土台で聞けます。価格の組み立て全体については、価格の決まり方をまとめたページに整理しています。

条件⑥ アフターケアと、再診の扱い

施術後に赤みや軽い腫れが出ることがあります。そのときにどうするかを、あらかじめ決めておく必要があります。

  • 施術後に塗る薬や、鎮静のケアが料金に含まれているか
  • 気になることがあったとき、帰国後に連絡できる窓口があるか
  • 再診が必要になった場合、費用はどうなるか

渡韓して受ける場合、二番目と三番目は日本で受ける場合と条件が大きく違うところです。帰国してしまえば、その場に戻ることはできません。連絡の手段が用意されているかどうかは、比較の材料としてかなり重いと考えています。

連絡先については、電話番号だけでなく、メッセージで日本語のやりとりができる窓口があるかを確認しておくと安心です。時差はわずかですが、電話で日本語の担当者につながるとは限りません。文字で残る手段があると、症状の説明も写真で伝えられます。

6つの条件を、そのまま表にしてお持ちください

ここまでの6つを、両方の国について空欄を埋める形にすると、比較の準備が終わります。

条件日本で聞くこと韓国で聞くこと
① 施術の中身針を使う施術か針を使う施術か
② チップと深さどのチップかどのチップか
③ 回数と間隔金額は1回分か金額は1回分か・期限はあるか
④ 併用するもの麻酔や鎮静は込みか麻酔や鎮静は込みか
⑤ 表示価格税の扱い付加価値税を含むか
⑥ 事後の対応再診の費用帰国後の連絡手段

この表が埋まって初めて、金額を並べる意味が出てきます。埋まらないまま数字だけを比べると、安く見えたほうが実は含んでいるものが少なかった、ということが起こります。表は、そのままスマートフォンのメモに入れてお持ちください。カウンセリングの席で、空欄を上から順に埋めていくだけで確認が終わります。

施術そのものの内容や痛み、ダウンタイムについては、韓国のポテンツァをまとめたページに詳しく書いています。

痛みとダウンタイムは、比較しにくい部分です

比較の材料として痛みを扱うのは、正直なところ難しいところがあります。同じ設定でも感じ方に個人差があり、口コミを読んでも「痛かった」「思ったより平気だった」の両方が並びます。

そのため、痛みそのものを比べるより、痛みへの備えがどうなっているかを比べたほうが実用的です。麻酔クリームを塗る時間をとってもらえるか、施術中に痛みの確認をしてもらえるか、途中で止めてもらえるか。この3点は、事前に聞けば答えが返ってきます。

ダウンタイムについても同じ考え方が使えます。「何日で引きますか」と聞くと個人差の話になってしまいますので、かわりに次のように聞くと、予定を立てるための答えが返ってきます。

  • 「当日、洗顔や化粧はできますか」
  • 「翌日に人と会う予定があるのですが、大丈夫でしょうか」
  • 「赤みが出た場合、何を塗ればよいですか」

三つとも、日付ではなく行動で聞いているところがポイントです。行動で聞けば、返ってくる答えもそのまま予定に組み込めます。

丁寧に確認しながら進めてもらえた、という声も実際にあります。

「オープンしたてということもあり、洗顔ルームも詐術室も綺麗でした。カウンセリングも丁寧で施術の説明も通訳の方が入ってくれるので安心です。」

一方で、案内が事務的に感じられたという声もあります。

「綺麗なクリニックでした!ロボットで飲み物を入れてくれたところも面白かったです。施術の案内してくれた人が少し雑だったところが残念です。施術はお手頃で手早くやってくれたと思います。」

同じクリニックでも、担当する方や混み具合によって体験は変わります。ですので、口コミは「どのクリニックか」ではなく「どういう場面で差が出るのか」を読み取るために使うほうが役に立ちます。

渡韓して受ける場合、比較に入れておきたい前提

日本で受けるか韓国で受けるかを比べるとき、施術そのもの以外にも並べておきたい前提があります。金額ではなく、条件として整理しておくと判断しやすくなります。

  • 当日にかかる時間——麻酔クリームを塗ってから待つ時間が必要になることがあり、来院から退出までの合計は、施術時間より長くなります
  • 帰国日との距離——施術後に赤みなどが出る可能性を考えると、最終日に入れるかどうかは慎重に決めることになります
  • 次に受けられるのがいつか——回数を重ねる前提の施術では、次の渡韓がいつになるかが設計に影響します
  • 帰国後の連絡手段——気になることが出たときに、どこへ連絡できるのかを先に決めておく必要があります

この4つは、日本で受ける場合にはほとんど問題になりません。渡韓して受ける場合だけに乗ってくる条件ですので、比較の表に入れておくと判断が偏りません。

口コミを比較の材料にするときは、条件を拾います

口コミは数が多く、傾向をつかむには役立ちます。ただ、そこから拾うべきなのは評価ではなく条件のほうです。

口コミから拾えるもの拾えないもの
何回目の施術だったか効果がどのくらい出るか
何と組み合わせて受けたか自分にも同じ結果が出るか
通訳が同席したかどうか金額が妥当かどうか
待ち時間や当日の流れ施術の設定が適切だったか

左側は、あなたが同じ場面に立ったときにも起こることです。右側は、その方の条件と状態に紐づいた話ですので、そのまま持ち帰ることはできません。

比較のために口コミを読むときは、この左側だけを拾って、先ほどの6つの条件の空欄を埋めるつもりで読むと、短い時間でも材料が集まります。

日本語では、どこまで確認できるのか

ここまでに挙げた6つの条件は、すべて言葉で聞き出すものです。チップの種類も、回数の設計も、税の扱いも、料金表を眺めているだけでは分かりません。ですので、日本語がどの段階まで届くかが、そのまま比較の精度になります。

日本語対応には幅があります。

  • 通訳の方がカウンセリングに同席する——チップの種類や回数の設計まで、その場で詰められます
  • 日本語のできるスタッフが受付や案内にいる——予約や当日の案内は問題ありませんが、施術中の細かいやりとりは別のことがあります
  • 翻訳アプリでのやりとり——施術の説明はできても、条件を詰める場面では行き違いが起きやすくなります

通訳が入る場合の進み方については、通訳とカウンセラーの役割をまとめたページに整理しています。

実際の口コミにも、この差は表れています。

「外国人向けの案内もしっかりしていて利用しやすかったです。韓国で美容施術を受けるなら、また来たいと思えるクリニックでした。」

比較のための質問は、どれも一言で聞ける短いものばかりです。予約の段階で「カウンセリングに通訳が同席しますか」と確認しておけば、当日その場で6つの条件をそろえられます。

よくある質問

Q. 韓国のほうが安いというのは本当ですか。

金額そのものは条件によって動くため、このページでは確定した数字を書いていません。安く見えた数字が1回分ではなくコースだったり、税や麻酔代を含んでいなかったりすることがあります。本文の6つの条件をそろえたうえで比べていただくのが確実です。

Q. 日本で受けたことがある場合、韓国では何を伝えればよいですか。

過去に受けた回数、そのときの設定で覚えていること、痛みの感じ方、効果をどう感じたかを伝えてください。前回の情報があると、同じことを繰り返す提案を避けられます。

Q. 何回くらい受ければよいのでしょうか。

必要な回数は肌の状態や目的によって変わるため、一律の答えはありません。カウンセリングで「何回を目安に考えていますか」と聞き、その根拠まで説明してもらうことをおすすめします。

Q. 渡韓の何日目に受けるのがよいですか。

施術後の赤みが気になる方は、帰国日の直前を避ける方が多いです。当日の予定や、翌日に人と会う予定があるかで決まりますので、カウンセリングで帰国日を先に伝えてください。

Q. 韓国で受けたあと、日本で続きを受けても大丈夫ですか。

続けて受けること自体が問題になるとは限りませんが、前回いつ、どのような設定で受けたかを日本の医療機関に伝える必要があります。施術の内容が書かれた明細や説明書を受け取り、保管しておくことをおすすめします。

※ 本記事は、公開されている日本語の口コミと韓国の法令・公開情報をもとに、現地から情報を整理したものです。医療上の助言ではなく、特定の医療機関を推奨するものでもありません。施術の適応や費用、リスクについては、必ず医療機関で直接ご確認ください。

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