韓国のメンズ医療脱毛|男性が渡韓して受ける前に整理しておくこと【2026年】

施術ガイド公開日:2026-09-19 最終更新:2026-09-19

「韓国のほうが安いらしいので、旅行のついでにヒゲの脱毛をしてしまいたい」。男性の方から、このご相談が本当に増えました。以前は同行者としてクリニックに来ていた男性が、いまはご自身のメニューを持って来られます。

ただ、医療脱毛は一度で終わる施術ではありません。 ここが、渡韓との相性をいちばん左右します。安く見えたとしても、そのために何度も飛行機に乗るのであれば、総額の見え方はまったく変わってきます。

この記事では、金額そのものではなく、男性が渡韓して医療脱毛を受けるときに、どこでつまずくのかを順番に整理します。韓国の法令や公的な登録簿など、こちらで実際に確認できたものは画面もあわせて載せます。脱毛全体の基本的な流れは韓国の医療脱毛にまとめていますので、そちらもあわせてご覧ください。

まず、言葉の指しているものを揃えます

日本でも韓国でも「脱毛」という言葉は広く使われていますが、中身は二つに分かれます。

区分どこで受けるか押さえておきたいこと
医療機関で受ける脱毛医師のいる医療機関診察があり、機器や薬剤の扱いも医療の枠内になります
医療機関以外で受けるものサロンなど医療行為として扱われるものは行えません

渡韓して受ける場合、この区別が日本にいるとき以上に大事になります。言葉が完全には通じない環境で、自分がどちらを受けているのか分からない状態は避けたいからです。

行き先が医療機関かどうか、そして外国から来た方の受け入れを登録している医療機関かどうかは、韓国保健産業振興院が公開している登録簿で、出発前に無料で確認できます。上の画面がその入口です。

メディカルコリア公式サイトのトップ画面。登録機関数と外国人患者の受け入れ実績が表示されている
韓国保健産業振興院が運営する公式サイト。外国人患者の受け入れ登録をした医療機関は、ここで誰でも無料で確認できます

男性の毛は、同じ設定では終わりません

ここは、女性向けの記事を読んでもあまり書かれていない部分です。

男性のヒゲは、体のほかの部位と比べて毛が密集していて、太く、根も深いことが多い部位です。そのため、同じ回数・同じ設定で、ほかの部位と同じところまで進むとは限りません。 「顔だけ回数が多く必要になった」という話は、男性の場合ごく普通に起こります。

また、ヒゲは「完全になくしたい」方と、「青みを薄くしたい」「量を減らしたい」方で、ゴールがまったく違います。ここを最初に言葉にしておかないと、通う回数の見通しも立ちません。カウンセリングでは、「ゼロにしたいのか、減らしたいのか」を先に伝えてください。

目的伝え方の例見通しへの影響
ゼロに近づけたい「できるだけ生えてこない状態にしたいです」回数が多くなりやすくなります
量を減らしたい「毎日の手入れが楽になれば十分です」途中で止める選択がしやすくなります
部分的に整えたい「この範囲だけ残したいです」照射する範囲の指定が必要になります

なぜ「1回では終わらない」のか

毛は、生えている時期と、抜けて休んでいる時期を繰り返しています。施術で反応するのは、そのうちの一部の状態にある毛だけですので、一度に全部を対象にできません。 これが、期間をあけて複数回に分けて受ける理由です。

したがって、必要な回数は「その方の毛の状態」で決まります。何回で終わるという一律の数字は存在しません。カウンセリングで示される回数も、あくまでその時点での見通しです。

そして、この「期間をあけて複数回」という性質が、渡韓と正面からぶつかります。

渡韓で受けるときの、いちばん大きな制約

部位によって、渡韓との相性が変わります。

部位渡韓との相性理由
ヒゲ相性は良くありません回数が必要になりやすく、間隔も詰まります
体の広い範囲条件つきで検討できます一度に受けられる範囲が広く、回数の見通しが立てやすくなります
部分的な範囲検討しやすくなります「今回はここだけ」という区切り方ができます

「渡韓のたびに1回ずつ」という進め方をすると、間隔が空きすぎることがあります。 逆に、旅程に合わせて間隔を詰めすぎるのも、肌の状態によっては勧められません。ここは、その場の判断ではなく、カウンセリングで「次はいつがよいか」を必ず聞いてください。

渡韓の頻度そのものをどう組み立てるかは渡韓して受ける回数の考え方で扱っています。

費用がどう決まるか

金額そのものは、クリニックによっても時期によっても変わりますので、ここでは動かしている要素だけを並べます。

変数中身
部位どこを、どの範囲まで含むか
回数の扱い単発か、複数回をまとめた形か
初回だけの価格かどうか二回目以降は前提が変わることがあります
付随する費用麻酔、剃毛、アフターケアの薬など
税の扱い税込み表示か、税別表示か

男性の場合、とくに「範囲」の定義でずれが起きやすくなります。「ヒゲ」と一言で言っても、鼻の下だけを指しているのか、あご下や首まで含むのかで、まったく別の見積もりになります。部位の名前ではなく、鏡を見ながら範囲を指で示して確認してください。

韓国では、脱毛は課税の対象として法令に並んでいます

税の扱いについては、思い込みで判断しないほうが安全です。韓国の法令原文で確認できます。

付加価値税法施行令の法令ヘッダー
韓国「付加価値税法施行令」。掲載時点で確認できたのは2026年2月27日施行の版(大統領令第36133号)でした

この施行令のなかに、医師などが提供する医療のうち、付加価値税が免除されないもの、つまり課税になるものを並べた部分があります。

付加価値税法施行令第35条第1号ナ目。課税対象の施術名が黄色で強調されている
黄色く示した部分。色素母斑・そばかす・黒色点・シミ治療術、ニキビ治療術、脱毛術、薄毛治療術、植毛術、タトゥー術およびタトゥー除去術、ピアッシング、脂肪溶解術、皮膚再生術、皮膚美白術、抗老化治療術および毛穴縮小術

黄色く示された並びのなかに、「제모술」——脱毛術が入っています。つまり、韓国において美容を目的とした脱毛は、課税の対象として扱われる施術です。

ここから実務的に言えることは、ひとつです。表示されている金額が税込みかどうかを、必ず確認してください。 税別表示であれば、支払う金額はそこから増えます。カウンセリングで「この金額は付加価値税を含みますか」と一言聞くだけで、想定外の差を防げます。

男性が一人で行くときに、気になること

「院内が女性ばかりで居心地が悪いのではないか」。これは、男性の方から実際によく聞かれる不安です。

現実には、男性の来院は珍しくなくなっています。日本から男女で一緒に来られる方もいらっしゃいます。

「日本から彼女と一緒に施術受けに来店しました。 先生方も職員の方もとても優しく説明させていただきました。 丁寧な説明とサービスもいただけました。 また来店希望しています。」

男性が同行者ではなく、自分の施術を受けに来ているという書き方に注目してください。この構図は、いま韓国のクリニックではまったく特別ではありません。

とはいえ、待合が気になる方は、予約の時間帯を相談する方法があります。「男性でも大丈夫ですか」ではなく、「比較的空いている時間はいつですか」と聞くほうが、実務的な答えが返ってきます。

男性の肌の悩み全般については男性の肌管理、メニューの選び方は男性におすすめの美容施術で扱っています。

当日の流れと、痛みについて

一般的には、受付、カウンセリング、剃毛が必要な場合はその処理、照射、その後の冷却やアフターケア、という順に進みます。ヒゲは痛みを感じやすい部位として案内されることが多く、麻酔をどうするかを事前に相談できるかどうかは、確認しておく価値があります。

痛みの感じ方は人によって差がありますので、我慢する前提で臨まないでください。 「痛いときは途中で言ってもよいですか」と最初に聞いておくと、その場で伝えやすくなります。

当日の持ち物としては、パスポートと、支払いに使うカードのほかに、日本で受けた履歴のメモがあると話が早くなります。前回いつ、どの部位を受けたか。この二つが分かるだけで、当日の設定を相談する材料になります。日本語のメモでも構いませんので、通訳の方に見せられる形にしておいてください。

韓国の与信専門金融業法第19条。カード決済の拒否を禁じる部分が強調されている
韓国の与信専門金融業法第19条。カードで支払うという理由で決済を断ったり、利用者を不利に扱うことは禁じられています

滞在中の予定にも影響します。照射後の肌は敏感になりますので、その日のうちに温浴施設や長時間の日差しを予定していると、案内された注意事項と衝突する可能性があります。旅程を先に決めてから施術を入れるのではなく、施術を入れてから旅程を調整するほうが安全です。

進め方の前提が、日本とは少し違います

韓国の医療法第4条第5項。医療行為をする人の身分が分かるようにするという部分が強調されている
韓国の医療法第4条第5項。医療機関の長は、患者が医療行為をする人の身分を分かるよう、医療人・看護助務士などに院内で名札を付けさせなければならないと定められています(救急・手術室内などの例外あり)

日本のクリニックに通い慣れている方ほど、最初に戸惑うのがこの部分です。

韓国では、医師の診察とは別に、カウンセラー(韓国語で「室長」と呼ばれる立場の方)がメニューと金額の相談を担当する流れが一般的です。悪いことではありません。むしろ、費用の相談をその場でまとめてしやすい仕組みです。ただ、来院前に想定していなかったメニューが提案される場面も出てきます。

このとき効くのが、先に上限を口に出しておくことです。「今日は脱毛だけで考えています」「予算はこの範囲です」と最初に伝えておけば、そこを踏まえた提案に変わります。断りづらさを感じる方は、決めるのを持ち帰る形にしても構いません。

もうひとつ、日本と違うのが予約の感覚です。当日や前日の予約が通ることもあり、旅程の隙間に入れやすい一方で、混み具合によっては待ち時間が長くなることもあります。 帰国便の前日に詰め込むような組み方は避けたほうが安全です。

渡韓の前に、やっておくと違うこと

当日になって慌てないために、出発前に済ませておけることがいくつかあります。

  • 今の状態を写真で残しておく——照射のたびにどう変わったかは、記憶では追えません。同じ明るさ、同じ角度で撮っておくと、次に相談するときの材料になります
  • 日焼けの予定を先に確認する——照射前後の日差しについては注意事項が案内されます。屋外の予定が多い旅程であれば、順番を入れ替えたほうがよい場合があります
  • これまで受けた施術を書き出しておく——日本で何回受けたか、どの部位かを、簡単な箇条書きにしておきます。日本語のメモでも、通訳がいれば伝えられます
  • 飲んでいる薬があれば控えておく——薬の名前は、翻訳アプリでも読み上げでも伝わりにくい情報です。紙かスマートフォンの画面で見せられる形にしておくと確実です

とくに一つめの写真は、後から効いてきます。 医療脱毛は変化がゆっくり進むため、「本当に減っているのか分からない」という状態になりがちです。手元に記録があれば、次のカウンセリングで「ここは減ったが、ここは変わらない」と具体的に相談できます。

途中でやめたくなったときのこと

複数回をまとめた形で契約した場合、途中で来られなくなる可能性を最初に考えておいてください。渡韓を前提にしている以上、旅程が変わる、体調が変わる、そもそも渡韓しなくなる、という事情は普通に起こります。

確認しておきたいのは、次の三つです。

  1. 有効期限があるか。あるとすれば、いつまでか
  2. 残っている回数の扱いはどうなるか
  3. 次に来られるのがかなり先になった場合、そのまま続けられるか

答えの内容そのものよりも、その場で明確に答えてもらえるかどうかを見てください。ここが曖昧なまま進む契約は、渡韓で受ける施術としては向いていません。

日本語では、どこまで確認できるのか

脱毛は、説明の中に条件が多く出てくる施術です。範囲、回数、間隔、次回の予約、そして金額。これらを曖昧なまま進めると、二回目以降に食い違いが出ます。

日本語対応をうたっていても、対応の中身には幅があります。

  • 常勤の日本人スタッフや通訳が同席する——範囲や回数の相談まで、その場で詰められます
  • 予約の問い合わせだけ日本語——当日の会計や、範囲の相談では通じないことがあります
  • 翻訳アプリでの対応——手順の説明はできても、条件を詰める場面では行き違いが起きやすくなります

実際の声を見ると、この差ははっきり出ています。

「初めて伺いました! 日本語で対応してくださり、スムーズに施術していただきました! 説明も丁寧でとてもよかったです! 効果が楽しみです! ありがとうございました☺️」
「ホテルから近かったので2回目の利用です。日本語で全て受け付けてくれて色々相談にのりながら施術を決めてくれとてもよかったです。また利用したいと思います。」

「日本語で全て受け付けてくれて色々相談にのりながら施術を決めてくれ」という部分が、まさに脱毛で必要な対応です。範囲をどこまでにするか、次はいつ来るか。この相談ができるかどうかで、通う施術の満足度は変わります。

通訳が入るかたちで進んだという声もあります。

「友人と訪れました。 通訳の方もいらっしゃり、ゆっくり質問や自分にあった施術を紹介してもらいました。 施術室もキレイで、先生も優しく声をかけてくださり、安心して受けられました。 効果が楽しみです!」

予約の段階で使える一文を置いておきます。「当日、カウンセリングと会計のときも日本語で確認できますか」。この一文への答え方で、その医療機関の日本語対応がどの段階までのものか、かなり分かります。

よくある質問

Q. 何回で終わりますか。

毛の状態によって変わりますので、一律の回数はありません。生えている時期の毛だけが対象になるため、期間をあけて複数回に分ける必要があります。カウンセリングで示される回数も、その時点での見通しとお考えください。

Q. 渡韓のたびに1回ずつ受けるのは、意味がありますか。

間隔が空きすぎると、次に受けるときの状態が変わります。意味がないとは言えませんが、次はいつがよいかを必ずその場で聞いて、旅程と合うかどうかを判断してください。合わないのであれば、日本で続ける選択も含めて考えるほうが現実的です。

Q. ヒゲは痛いと聞きました。麻酔はありますか。

麻酔の扱いはクリニックによって違います。事前に相談できるかどうか、費用に含まれるかどうかを、予約の段階で確認してください。痛みの感じ方には個人差がありますので、我慢を前提にしないほうがよいと思います。

Q. 韓国では脱毛に税金がかかりますか。

韓国の付加価値税法施行令には、課税の対象になる施術として脱毛術が並んでいます。したがって、表示価格が税込みかどうかで支払う金額が変わります。カウンセリングで必ず確認してください。

Q. 男性一人でも行けますか。

男性の来院は珍しくなくなっています。予約の際に、比較的空いている時間帯を相談することもできます。不安であれば、日本語で連絡できる窓口があるかどうかを先に確認しておくと安心です。

※ 本記事は、渡韓して医療脱毛を受ける際の確認手順を整理したものであり、診断や治療の助言ではありません。受けられるかどうか、回数や間隔をどうするかは、必ず診察を受けたうえで医師にご確認ください。掲載した画像は、韓国の国家法令情報センターおよび韓国保健産業振興院が公開している画面です。

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