韓国のダーマペン|薬剤の組み合わせ・ポテンツァとの違い・費用を現地から解説【2026年】

施術ガイド公開日:2026-08-25 最終更新:2026-08-25

韓国の美容皮膚科で毛穴やニキビ跡の相談をすると、提案されるメニューはだいたい針を使う系統に寄っていきます。その中で、日本の方にとっていちばん馴染みがあるのがダーマペンだと思います。日本のクリニックでも広く扱われている施術ですので、名前を知っている状態で渡韓される方が多く、初めての肌管理として選ばれることもよくあります。

ただ、韓国で受けるダーマペンには日本と少し違う点があります。それは、単体で受けることがほとんどないということです。韓国のメニュー表では、ダーマペンは「何を一緒に入れるか」とセットで提示されます。ここを理解しないまま見積もりを比べると、同じ「ダーマペン」なのに金額が3倍違う、という状況に混乱することになります。

この記事では、その仕組みと、よく比較されるポテンツァとの違い、痛み、費用、そして日本語対応の実際を、現地の視点で整理しました。

ダーマペンとはどんな施術ですか

極細の針が高速で上下する機器を使って、肌の表面に目に見えないほど細かい穴をたくさん開ける施術です。狙いは二つあります。

  1. 肌自身の回復の動きを引き出すこと — 微細な傷を意図的に作り、その修復の流れを利用します
  2. 薬剤の通り道を作ること — 開いた穴から、有効成分を肌の内部に届けます

この2番目が、韓国での使われ方を理解する鍵になります。ダーマペンは、それ自体が完成した施術というより、薬剤を届けるための入り口という位置づけで組まれることが多いのです。

よく提案される悩み

悩み期待される方向性
毛穴の開き引き締めの方向
ニキビ跡の凹凸浅めのものに対する底上げ
肌のざらつき・キメ質感の整え
小じわ・ハリのなさ肌全体の底上げ

深いクレーターに対しては、ダーマペン単体では届きにくい領域です。ここは正直に書いておきます。

ポテンツァとの違いはどこですか

いちばん多い質問なので、正面から整理します。ポテンツァそのものの詳しい解説は別の記事にまとめていますので、ここでは違いだけを書きます。

比較点ダーマペンポテンツァ
針を刺すしますします
高周波を流す流しません針の先端から流します
効かせ方物理的な刺激+薬剤の浸透物理的な刺激+熱によるアプローチ
深さの調整針の長さで調整します深さと出力の両方で調整します
得意とされる領域表面の質感・毛穴・浅い凹凸深めの凹凸・赤み・肌質全体
痛み麻酔クリームを使います痛みが強いという口コミが多いです
費用感比較的手が届きやすい部類高めの部類

決定的な違いは、高周波を流すかどうかです。 ダーマペンは針の刺激と薬剤の浸透で成り立っていて、熱のアプローチは入りません。ですので、深い層に熱で働きかけたい悩みには、ポテンツァ側が提案されやすくなります。

逆に言えば、表面の質感や毛穴が中心の悩みで、費用も抑えたいという場合には、ダーマペンのほうが目的に合っていることがあります。上位互換・下位互換という関係ではなく、狙う層が違う施術だと考えていただくのが正確です。

カウンセリングで両方を提案されたときは、「私の悩みは深さでいうとどのあたりですか」と聞いてみてください。そこに答えられるクリニックなら、提案の根拠がある状態です。

韓国では「ダーマペン+何を入れるか」で内容が決まります

ここが日本と違う部分です。韓国では、ダーマペンに何を組み合わせるかで名前も金額も変わります。よく提案される組み合わせは次のようなものです。

一緒に入れるもの主に想定されている方向性
エクソソーム回復のサポート・肌質の底上げ
成長因子系の薬剤肌の再生の方向
リジュラン系(ポリヌクレオチド)回復・キメ
ヒアルロン酸系潤い・ツヤ
トラネキサム酸系色ムラ・赤みが気になる方に
鎮静系(LDM・LED・パック)施術後の落ち着かせ

つまり、同じ「ダーマペン」でも中身が別物ということです。見積もりを比べるときに「ダーマペン◯万ウォン」だけを並べても意味がありません。何を、何cc入れるのかまで揃えて初めて比較になります。

そして、韓国では複数のメニューを同じ日に組むのが一般的です。滞在日数が限られている渡韓の方にとって効率がよいためですが、初めての方が同日に詰め込みすぎると、どれが効いてどれが効かなかったのかが分からなくなります。最初は2つ程度から始めて、次の渡韓で足していくほうが、ご自身に合うものを見つけやすいと思います。

痛みとダウンタイム

正直に書きます。針を刺す施術ですので、痛みはあります。 ただし、麻酔クリームを塗ってから行うのが一般的で、ポテンツァほど強い痛みだったという声は少ない傾向です。針の長さの設定によっても体感は変わります。

針を使う施術で共通して出てくるのが、麻酔クリームの扱いに関する声です。

「リフティングの施術を受けました。痛みに弱いと相談したところ、とても気を配ってくれて、麻酔クリームも不安がなくなるまで長めに置いてくれたのが安心できました。」
「麻酔が効きにくい事を最初に伝えていましたが、(中略)痛くて我慢できずにいると麻酔を足してもらえて声かけもしてくれましたが、最初にもっと言っておくべきだったかもしれません(^_^;)」

後者の「最初にもっと言っておくべきだったかもしれません」という一文は、そのまま教訓だと思います。痛みに弱いことは、我慢してから伝えるのではなく、最初に伝えてください。

痛みを軽くするためにできること

  • 痛みに弱いと先に伝える — 麻酔クリームを長めに置いてもらえることがあります
  • 麻酔の待ち時間を削らない — 予定が詰まっていても、ここは短縮しないほうがよいです
  • 施術中に伝える — 針の深さを調整してもらえます
  • 生理前など肌が敏感な時期は伝える — 体感が変わることがあります

ダウンタイムと日程の組み方

経過状態
施術直後赤みと熱感。針の跡が点状に見えることがあります
当日〜翌日赤みが残ります。ヒリつきを感じる方もいます
2〜3日目赤みが引いてきます。乾燥や軽い皮むけが出ることがあります
その後通常のスキンケアに戻します

出方には個人差があります。日程の組み方としては、次の考え方が現実的です。

  • 人と会う予定・写真を撮る予定の「後ろ」に回す
  • 帰国日の直前は避ける — 赤みが出た状態で空港に向かうことになります
  • 韓国式サウナの予定がある日は外す — 施術後は熱と汗を避けるよう案内されるのが一般的です

そして、紫外線対策は必須だと考えてください。施術後の肌は光の影響を受けやすい状態になります。明洞や江南を長時間歩く予定の日と重ねる場合は、日傘や帽子まで用意しておくと安心です。

向いていない場合・気をつけたいこと

正直に書いておきます。

  • 深いクレーターには、これ単体では届きにくいです。 その悩みには熱を伴う系統が提案されることが多く、期待の置き所を間違えると満足しにくくなります
  • 1回で完結する施術ではありません。 複数回を前提に費用を考えたほうが現実的です
  • 炎症のあるニキビが出ている時期は、そのまま受けられないことがあります。 状態を伝えてから判断してもらってください
  • 肌が敏感な時期・日焼け直後は延期の判断が必要です。 受けることより、状態を整えるほうが優先になる場合があります
  • 薬剤の量をめぐるトラブルは実際に起きています。 契約した量と実際の量を確認できる状態にしておいてください

最後の点について、注入系の施術で量が足りなかったという趣旨の口コミは実際に存在します。防ぐためにできることは、施術前に薬剤を見せてもらうことと、明細を受け取ることの2つです。応じてくれるクリニックは実際にあります。

費用の目安と、金額が動く理由

韓国のダーマペンに「決まった定価」はありません。次の要素で動きます。

変数内容
組み合わせる薬剤いちばん大きく効く変数です。ここで数倍変わります
薬剤の量(cc)同じ薬剤でも量で変わります
範囲全顔か、鼻・頬など部分かで変わります
回数・パッケージ3回・5回のまとめ買いで1回あたりが下がることがあります
同日の組み合わせ他のメニューと一緒に受けるとセット価格になることがあります

ダーマペン自体は、韓国の針系メニューの中では比較的手の届きやすい価格帯に位置づけられます。金額を押し上げるのは、ほとんどの場合、一緒に入れる薬剤のほうです。1万ウォンをおよそ1,100円として換算していただくと、日本円の感覚がつかみやすいと思います。

※本記事の費用に関する記述は、公開メニューと口コミで確認できた範囲の目安です。キャンペーンや薬剤の量、為替で変動します。金額はカウンセリングの場で提示してもらってください。

韓国では、カウンセラー(室長と呼ばれます)が医師の診察の前後に入り、予算を先に聞いてからプランを組むという進み方が一般的です。ダーマペンのように「本体は安く、薬剤で変わる」タイプの施術では、この仕組みはとても使いやすいと思っています。

「日本語の通訳さんがいて、カウンセリングしてくださった先生も日本語が通じたので安心感がありました 予算も聞いてくれてプランを考えてくださったのがよかったです 良いクリニックだと思います」
「日本語が上手な通訳の方が、カウンセリングをサポートしてくれるので不安が少ないです。また、押し売りではなく、本当に必要な施術を予算の範囲でお勧めしてくれました。」

「今日は◯万ウォンまでで考えています」と最初に伝えておくと、その範囲で薬剤を調整した提案が返ってきます。逆に予算を言わないままだと、上位の薬剤で組んだプランが出てきて、その場で断りにくくなることがあります。

日本語は通じますか

ダーマペンで日本語が要る場面は、大きく3つあります。

  1. カウンセリング — どの薬剤を、何cc入れるのかを理解して決める場面
  2. 施術中 — 痛みや針の深さを伝える場面
  3. 施術後 — アフターケアの説明を受ける場面

このうち、意外と抜けやすいのが3番目です。何日間、何を避けるかが正確に伝わらないと、せっかくの施術が無駄になりかねません。

日本語対応の3つのパターン

  1. 日本人スタッフが在籍 — 受付から施術中の声かけまで日本語で完結します
  2. 日本語ができる韓国人カウンセラー(室長) — 医師とのやり取りに通訳が入ることがあります
  3. 日本語通訳が同席 — 診察と施術に通訳が入り、その場で訳してくれます

気をつけていただきたいのは、カウンセリングは日本語だったのに施術室では通じないというケースが実際にあることです。

「予約時間に到着し少し待ちました。カウンセリングは通訳の方がつきます。ですのでしっかりと伝わります。予算を伝え大体予算通りの提案をしてくれます。施術にはいると日本語は通じません。英語は伝わります。」
「初めて行きましたが日本語通訳が常時いて安心でした。受付、カウンセラー、先生共に丁寧。施術中何があれば通訳スタッフが来てくれたので助かった。」

痛みを伝える必要がある施術ですので、施術室での言語を先に確認しておく価値があります。

予約のときに日本語で送っておくとよいこと

  • ダーマペンに組み合わせる薬剤の選択肢と、それぞれの金額を教えてください
  • 施術中も日本語で声をかけてもらえますか
  • 痛みに弱いので、麻酔クリームを長めに置いていただけますか
  • 終了後に、薬剤名と量が書かれた明細をいただけますか
  • 施術後に避けることを、日本語の紙でいただけますか

多くのクリニックがLINEやカカオトークで日本語の問い合わせを受け付けています。文章で残しておけば、当日に口頭で伝えるより確実に届きます。

「終了後は日本語で書かれた明細書もきちんと渡してくれます。丁寧で安心出来るクリニックだと思いました。」

よくある質問

Q. ダーマペンとポテンツァ、どちらを選べばよいですか? 悩みの深さによります。表面の質感や毛穴が中心ならダーマペン、深めの凹凸や赤みが中心ならポテンツァが提案されやすい傾向です。費用にも差がありますので、予算と目的の両方を伝えて相談してください。

Q. 何回受ければよいですか? 複数回を前提に組まれるのが一般的です。渡韓のたびに1回ずつ重ねている方もいます。間隔はカウンセリングで確認して、次回の目安を持ち帰ってください。

Q. 日本で受けるのと、どちらがよいですか? 渡航費や滞在費まで含めて考えると、日本で通ったほうが合っている方もいらっしゃいます。韓国の利点は、薬剤の選択肢が多いことと、同日に複数のメニューを組みやすいことです。継続して通う前提なら日本、渡韓の機会にまとめて組むなら韓国、という考え方が現実的だと思います。

Q. 当日メイクはできますか? 針を刺した直後ですので、当日は避けるよう案内されることが多いです。その日の予定に合わせて、施術の順番を先に決めておいてください。

まとめ

韓国のダーマペンで押さえるべきことは、施術そのものより「何を入れるか」で中身が決まるという点だと思います。ダーマペンは薬剤を届けるための入り口として組まれることが多く、金額を左右するのもほとんどが薬剤の側です。

ポテンツァとの違いは、高周波を流すかどうかです。表面の質感と毛穴が中心ならダーマペン、深い層に熱で働きかけたいならポテンツァ。上下関係ではなく、狙う層の違いです。

そして、予算を先に伝えること、薬剤名と量の入った明細を受け取ること、施術室での日本語対応を確認すること。この3つを押さえておけば、韓国でのダーマペンは選びやすい施術になると思います。

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ご希望の施術・渡韓予定日をお送りいただければ、日本語対応の状況を含めてご案内します。

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