韓国の美容クリニックのカウンセリングを日本語で受けるには|伝える順番と確定させる項目を現地から整理しました【2026年】

日本語・サポート公開日:2026-09-14 最終更新:2026-09-14

韓国の美容クリニックについて調べている方から、いちばん多くいただく質問はこれです。「カウンセリングは、日本語でできますか」

答えから書きますと、日本語で受けられるところは少なくありません。ただ、この質問の形だと返ってくる答えは決まっていて、「はい、日本語対応があります」で終わってしまいます。それを聞いても、当日の不安はほとんど減りません。

減らない理由は、不安の中身が「言葉が通じるか」ではなく「自分の考えを、決まる前に差し込めるか」だからです。カウンセリングは説明を聞く場ではなく、内容と金額が決まる場です。決まる場で自分の意思が反映されるかどうか。それが本当に気にしていることだと思います。

この記事では、日本語でカウンセリングを受けるために、何を、どの順番で伝えるかを組み立てます。言葉の上手さではなく、順番の話です。順番さえ決めておけば、通訳を介しても、多少たどたどしくても、話は崩れません。

なお前提として、韓国には外国から来た患者を受け入れる医療機関の登録制度があり、その現況は公式サイトで公開されています。

メディカルコリア公式サイト。登録機関数と外国人患者の受け入れ実績が表示されている
韓国保健産業振興院の公式表示。誘致医療機関4,322か所・誘致事業者2,805か所・合計7,127か所、2025年の外国人患者受け入れは2,011,822人と表示されています

カウンセリングは「聞く場」ではなく「決める場」です

韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わる場合の通知義務が強調されている
韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わるときは、その理由と内容を書面で知らせることになっています

日本の美容クリニックでも相談の時間はありますが、韓国では位置づけが少し違います。内容と金額が、この場で確定します。

そして、多くの場合、最初に向き合うのは医師ではありません。相談を担当する方が出てきて、肌の状態を見ながら提案し、金額を提示します。この順番を知らずに入ると、「話を聞いていただけのつもりが、決まっていた」という感覚になりがちです。

ですので、入る前に一つだけ意識を切り替えておいてください。この場は、自分が決める場です。 提案は提案であって、そのまま受ける義務はありません。減らしてよいですし、持ち帰ってもよいですし、断っても構いません。

受付から会計までの全体の流れは韓国のカウンセリングの流れをまとめたページで整理しています。この記事では、その中の「日本語でどう話すか」に絞ります。

日本語が入る位置は、三通りあります

韓国の医療海外進出法第13条。外国人患者と医療人の円滑な意思疎通を支援するためという部分が強調されている
韓国の医療海外進出法第13条。保健福祉部長官は、外国人患者と韓国の医療人との円滑な意思疎通を支援するため、医療通訳人材の育成と医療通訳能力の検定を行うことができると定められています

同じ「日本語対応」でも、入り方によって進み方が変わります。実際には次の三通りです。

入り方進み方気をつけること
相談の担当者自身が日本語を話すいちばん速い。往復が一回で済みます施術の担当が別の方になると、途中で途切れることがあります
通訳が同席する一往復に時間がかかりますが、精度は上がります一文を短く区切ると、訳が正確になります
文字でやりとりする記録が残るという利点がありますその場のやりとりは遅くなります

どれが良いという話ではありません。自分がどの形で受けるのかを、予約の段階で把握しておくことが目的です。形が分かっていれば、当日の話し方を合わせられます。

実際の声を見てみます。

「元々の施術と大幅に変更したにもかかわらず、私の悩みをしっかり聞いて丁寧に提案してくれました。また、日本語対応ができる方もいて、通訳してくれたので安心しました! 初めての施術で緊張していましたが、全て丁寧に進めてくれてよかったです。 韓国に来た時はぜひまた利用したいです!」

この方は、当初考えていた内容から大きく変えています。 変えられたのは、悩みが伝わったからです。日本語が入るというのは、こういうことを指します。予定どおりに進めるためではなく、予定を変えられるようにするためにこそ言葉が要ります。

もう一つ、通訳が入った形の声です。

「江南メディカルツアーセンターで紹介してもらい伺いました。韓国語が全く話せなくても、日本人の通訳さんがいるので安心です!先生のカウンセリングもしっかりあるので安心して治療を受けることが出来ました!また韓国にした際は伺いたいです!」

「韓国語が全く話せなくても」と書かれています。韓国語ができることは前提ではありません。 通訳がどう入るかについては通訳についてまとめたページで整理しています。

予約の段階で送っておく一文

当日を左右するのは、実は予約のときのやりとりです。ここで一文送っておくだけで、当日の体制が変わることがあります。

送る内容は、場面を指定した質問にしてください。「日本語対応はありますか」では情報が得られません。

そのまま使える形にしておきます。

「カウンセリングと施術中、それからお会計のときも、日本語で確認できますか。通訳の方が入る場合は、同席していただけますか」

この一文には、四つの場面が入っています。返ってきた答えが四つとも埋まっていれば、体制がはっきりしているところです。「日本語できます」だけが返ってくる場合は、もう一段聞いてみてください。

予約時の文面そのものは予約の問い合わせ文の例にまとめています。あわせてお使いください。

当日、日本語で確定させる六つの項目

カウンセリングの場で、話題があちこちに飛ぶことがあります。提案が増えると、なおさら散らかります。そこで、確定させる項目を先に六つ決めておきます。

#確定させること聞き方
1今日受けるものの名前「今日受けるものの名前を教えてください」
2範囲「どこからどこまでが含まれますか」
3回数の設計「今日だけですか。続きがある前提ですか」
4所要時間「入ってから出るまで、どのくらいかかりますか」
5総額と税「今日の合計はいくらですか。税は含まれますか」
6帰ってからのこと「気になることが出たら、どこに連絡すればよいですか」

この六つが埋まれば、カウンセリングとしては十分です。逆に、六つのどれかが空欄のまま施術に進むと、あとで困ります。 特に5番と6番は、終わってから聞き直すのが難しい項目です。

順番にも意味があります。名前から入って、範囲、回数、時間、金額、そして帰ってからのことという並びは、抽象から具体へ、そして未来へと進む流れです。この順番で聞くと、通訳を介しても話が前に進みます。

伝える順番を決めておくと、通訳を介しても崩れません

自分から話すときにも、順番があります。おすすめする並びは次のとおりです。

① いま困っていること。 「毛穴が気になります」「赤みが出やすいです」のように、場所と状態を短く言います。

② いつまでに、どうなっていたいか。 「三日後に人と会います」「来月に写真を撮ります」といった予定です。これがダウンタイムの制約として伝わります。

③ 使える予算の範囲。 先に伝えたほうが、提案が現実的になります。伝えないほうが安く済むということはありません。

④ 受けたくないもの。 「注射は避けたいです」「痛みに弱いです」など、除外したい条件です。

⑤ 滞在の日数。 何日いるのかによって、提案できる組み立てが変わります。

この五つを、紙かスマートフォンに書いて持っていってください。 通訳を介する場合、書いたものを見せるほうが速くて正確です。言い忘れも防げます。

通訳を介するときの、話し方のこつ

通訳が入ると、どうしても一往復に時間がかかります。そこで焦って長く話してしまうと、かえって伝わりません。

こつは三つです。

一文を短く切ること。 「毛穴が気になっていて、でも来週予定があるので、あまり赤くならないほうがよくて、予算はこのくらいです」——これを一息で言うと、どこかが落ちます。四つに分けて、一つずつ訳してもらってください。

数字は書いて見せること。 金額、日数、回数。数字は聞き間違いが起きやすい情報です。書いて見せれば確実です。

確認を返してもらうこと。 「いまの理解で合っていますか」と一度返してもらうと、行き違いがその場で分かります。手間のようですが、あとの手戻りより早く済みます。

日本語のままでは伝わりにくい言い方

日本語には、はっきり言わないことで角を立てない言い回しがあります。これがカウンセリングの場では機能しません。

  • 「大丈夫です」——受けるのか受けないのか、判断がつきません
  • 「考えておきます」——保留なのか断りなのか、伝わりません
  • 「おまかせします」——文字どおり受け取られます
  • 「ちょっと……」——訳しようがありません

代わりに使う言い方を用意しておきます。

  • 受けないとき——「今日はこれだけにします」
  • 保留にしたいとき——「今日は決めません。次に来るときに相談します」
  • 減らしたいとき——「この二つだけにしてください」

言い切る形にすると角が立つように感じますが、通訳を介する場では、言い切るほうがむしろ丁寧です。曖昧なまま進むほうが、お互いに困ります。

金額の話は、いちばん言葉の精度が要ります

韓国の付加価値税法施行令の法令ヘッダー
韓国「付加価値税法施行令」。2026年2月27日施行の版です。美容を目的とした施術は、韓国では課税の対象として扱われます

施術の説明は、身振りや画面を使えばある程度伝わります。金額の条件だけは、言葉でしか詰められません。

確認する内容は三つです。

  1. 表示に税が入っているか。 韓国のクリニックの価格表示は、税込みのところと税別のところが混在しています
  2. 今日の合計はいくらか。 項目ごとの単価ではなく、合計で聞きます
  3. 含まれていないものは何か。 麻酔、塗るもの、後日の確認などが別扱いのことがあります

三つ目が抜けやすいところです。合計だけ聞いて安心していると、会計で足されることがあります。「これ以外に、今日かかるものはありますか」——この一言を必ず入れてください。

日本語対応がどの段階かによって、この場面での通じ方が変わります。段階の見分け方は韓国の美容クリニックの日本語対応は何段階かで詳しく整理しています。

その場で書き取っておくもの

カウンセリングが終わったら、施術に入る前に手元を確認してください。次の四つが残っていれば十分です。

残すものなぜ必要か
受けるものの名前次回、同じ条件で比べられます
今日の合計金額会計でのすり合わせが速くなります
施術後にしてよいこと・避けること帰国後の過ごし方の基準になります
連絡先気になることが出たときに聞けます

書き取りは、写真で撮っておくのがいちばん速い方法です。見積もりの紙が出るなら、そのまま撮らせてもらってください。断られることはまずありません。

日本語が届かない場面が出たときの立て直し方

体制が整っていても、当日の状況で途切れることはあります。担当が変わる、通訳が別の方の対応に入る、といった場面です。

そのときは、進めないでください。止めてよい場面です。

使える一言を用意しておきます。

「日本語で確認したいので、少し待ちます」

これを言えるかどうかで、当日の結果が変わります。分からないまま進んで、あとで違ったと気づくより、その場で数分待つほうがはるかに良い判断です。

実際、体制が整っている場合の声はこう残っています。

「顔インモードとボディーインモードをしました。 日本語が話せるスタッフの方が多く、 安心して施術を受けることができました。 待ち時間もそこまでなく、 施術を受けることができました。 次回も行こうと思います。」

「方が多く」と書かれているのが読みどころです。一人ではなく複数名いることが読み取れます。口コミを読むときは、人数の書き方に注目してみてください。体制なのか、たまたまその方だったのかが、そこから推し量れます。

もう一つ、繰り返し訪れている方の声です。

「眉アート2回目の施術で、前回から1年半ぶりに伺いました。今回も仕上がりにとても満足しています。スタッフの方が日本語で丁寧に対応してくださり、不安なく安心して施術を受けることができました。」

1年半をあけても同じように対応されている、という点が読み取れます。体制として続いているかどうかは、期間をあけて訪れた方の声から見えることがあります。

制度の側からも、確認できることがあります

言葉の体制とは別に、公的な情報から確認できることもあります。韓国では、外国から来た患者を受け入れる医療機関について登録の制度があり、登録の現況は誰でも無料で照会できます。

入力欄に「피부과」と入力された画面。入力欄が黄色の枠で強調されている
「유치기관 현황조회」の入力画面。案内文には「기관명을 입력 하세요. 공란으로 조회 시 전체 유치기관현황이 조회 됩니다.」=機関名を入力してください、空欄で照会すると全体が出ます、と書かれています

画面のとおり、入力欄に韓国語の名前を入れて照会するだけです。空欄のまま押せば全件が表示されます。

繰り返しになりますが、この登録は日本語対応を保証するものではありません。 それでも、外国から来る方を受け入れる前提で手続きをしているかどうかは分かります。予約前の材料の一つとして使ってください。

日本語では、どこまで確認できるのか

この記事の主題そのものですので、場面ごとに整理します。

  • 予約前の問い合わせ——文字のやりとりのため、比較的通じやすい場面です
  • カウンセリング——日本語のできる担当者や通訳が入ることが多く、通じることが多い場面です
  • 施術中——担当が代わることがあり、ここで途切れることがあります
  • 会計——金額の条件を詰める場面で、いちばん精度を要します
  • 帰国後——連絡の手段が日本語で使えるかどうかは、施設によって差があります

このうち、カウンセリングは日本語がいちばん届きやすい場面です。多くのクリニックが、ここに日本語の体制を集中させているためです。逆に言えば、カウンセリングで決めきってしまうのが最も安全ということになります。

施術中や会計で言葉が細くなることを前提に、決めるべきことはカウンセリングで確定させる。この記事で六つの項目を挙げたのは、そのためです。

よくある質問

Q. 韓国語が話せなくても、カウンセリングは受けられますか。

受けられます。実際に「韓国語が全く話せなくても、日本人の通訳さんがいるので安心です」と書かれている声もあります。ただし体制は施設によって違いますので、予約の段階で通訳が同席するかどうかを確認しておくことをおすすめします。

Q. 予算を先に伝えると、その金額いっぱいまで提案されませんか。

伝えないほうが安く済む、ということは基本的にありません。むしろ伝えないと、範囲外の提案を受けて、その場で断る手間が増えます。上限を先に言い切っておくと、その範囲での提案になり、話が早く進みます。

Q. カウンセリングだけ受けて、その日は受けずに帰ってもよいですか。

構いません。「今日は決めません」と伝えれば済みます。日本語で言い切りにくいときは、書いて見せる方法もあります。持ち帰って考えることは、まったく失礼にあたりません。

Q. 通訳をお願いすると、追加の費用がかかりますか。

費用の扱いは施設によって異なりますので、予約の段階で確認してください。「通訳をお願いした場合、費用はかかりますか」と一文で聞けば済みます。当日になってから聞くと、話が複雑になります。

Q. 提案された内容を、その場で減らしても大丈夫ですか。

大丈夫です。「この二つだけにしてください」と具体的に言うのが、いちばん伝わる言い方です。曖昧に濁すと、通訳を介したときに意図が伝わらず、かえって話が長くなります。

※ 本記事は、韓国の美容クリニックでカウンセリングを受ける際の進め方を整理したものであり、医学的な助言ではありません。日本語対応の体制は医療機関ごとに異なり、時期によっても変わります。実際の体制については、必ず予約前に各医療機関へ直接ご確認ください。掲載した公開情報の画面は2026年8月31日時点で確認できたものです。

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