ニキビ跡は、韓国の肌管理を検討する理由としてとても多い悩みです。ただし、ニキビ跡は毛穴やシミよりも時間のかかるテーマで、「1回の渡韓できれいに消える」という説明を見かけたら、いったん疑ったほうがいい種類の悩みでもあります。
このページでは、ニキビ跡のタイプ別にどんな施術が提案されるのか、どれくらいの回数が必要なのか、そして自分の悩みを正確に伝えるにはどうすればいいのかを、実際に受けた方の口コミとあわせて整理しました。
ニキビ跡は3つのタイプに分けて考えます
同じ「ニキビ跡」でも、状態によってアプローチがまったく違います。まず自分がどれなのかを確認してください。
赤みが残っているタイプ
ニキビが治ったあとに、赤い跡としてしばらく残っている状態です。比較的新しい跡に多く、鎮静やトーンを整える方向の施術が組まれます。3つの中では変化を感じやすいタイプです。
茶色く色素沈着しているタイプ
炎症のあとに色素が残り、シミのように茶色く見える状態です。ピコトーニングのような、色にアプローチする施術が提案されることが多いです。
陥没・クレーターになっているタイプ
肌の表面がへこんでしまっている状態です。色ではなく肌の凹凸そのものが問題なので、表面を整えるだけでは変わりません。肌の土台をつくり直していく発想の施術になり、いちばん回数と期間がかかります。
カウンセリングでこの区別が共有できていないと、提案が的外れになります。「ニキビ跡が気になります」だけでなく、「頬のへこみが気になります」「あごの茶色い跡が気になります」と部位と状態で伝えてください。
タイプ別・韓国でよく提案される施術
クレーターにはポテンツァ
韓国の肌管理でニキビ跡といえば、最も名前が挙がるのがポテンツァです。細い針で肌に刺激を与え、肌が自分で回復しようとする力に働きかける考え方の施術で、陥没した跡に対して繰り返し提案されています。
痛みを伴うため、事前に麻酔クリームを塗る時間が必要です。施術後は赤みや細かな凹凸が出ることがあり、当日から翌日は予定を詰めないほうが安心です。
色素沈着にはピコトーニング
茶色く残った跡には、色にアプローチするピコトーニングなどが組まれます。こちらも1回で終わりではなく、複数回の照射を前提に考えるメニューです。
肌の回復を後押しする注射との組み合わせ
リジュランやジュベルック、水光注射といった注入系の施術が、レーザーや針の施術と組み合わせて提案されることがよくあります。実際、ポテンツァと注射を同日に組む提案は口コミにも頻繁に出てきます。
「私はニキビ跡と毛穴が気になったので、ポテンツァ+赤ちゃん注射をオススメしてもらいました!院内のスタッフさん、みなさん簡単な日本語で説明してくださり安心して受けることができました。また施術してくださった院長もこれでもかってぐらいポテンツァを何周もしてくださり、痛みも都度都度確認してくださったのでよかったです!」
痛みを確認しながら進めてもらえたかどうかは、ニキビ跡の施術ではとくに大きな差になります。痛い施術ほど、途中で「大丈夫ですか」と声をかけてもらえるかどうかで印象が変わります。
回数はどれくらい必要なのか
ここがいちばん正直に書いておきたい部分です。ニキビ跡、とくにクレーターは1回では変わりません。
「いつも渡韓の時に肌治療していただいてます。こちらでポテンツァを3回ほど、施術しましたが、ニキビのクレーターの跡は改善、毛穴も小さくなってきました。また今後もお世話になりたいと思います」
この方は渡韓のたびに続けて、3回ほどで変化を感じたと書いています。裏を返せば、1回で判断はできないということです。効果の出方には個人差があり、肌質・跡の深さ・経過した年数によって必要な回数は変わります。「必ず消える」と言い切れる施術はありません。
現実的な組み立て方としては、次のようになります。
- 渡韓1回で終わらせようとせず、複数回の計画で考える
- 1回目は、担当者との相性と説明の丁寧さを見る回にする
- 帰国後のケア方法まで聞いておく(跡の施術は日焼け対策が特に大事です)
ダウンタイムと日程の組み方
ニキビ跡の施術は、毛穴の洗浄系と違って赤みが出ます。旅行の日程に組み込むときは、次の順番を意識してください。
- 刺激の強い施術は日程の前半ではなく、写真を撮る予定や人と会う予定のあとに寄せる
- 帰国日の直前は避ける(飛行機の乾燥は施術後の肌にはつらいです)
- 大事な予定がある場合は、その日から逆算して余裕を取る
「大切なイベント前のダウンタイムなど親身になって相談にのってくださいました。」
こうした相談に乗ってもらえるかどうかも、クリニック選びの判断材料になります。
費用はどう確かめるか
ニキビ跡の施術は、単品よりも組み合わせで提示されることが多く、回数券やパッケージの形になることもあります。同じ施術名でもクリニックと時期で金額が変わるため、事前に相場を決めつけて行くと現地で話が合わなくなります。
当サイトでは、確認できていない金額は載せていません。代わりに確認の手順をおすすめします。
- 予約前に、メニュー名と金額を文字で残す
- カウンセリングの最初に予算を数字で伝える
- 複数回必要と言われたら、1回あたりいくらかを必ず聞く
- 会計前に明細を確認する
日本語が通じるかどうかが、結果を左右します

ニキビ跡は「どこが、どういう状態で気になっているか」を細かく伝える必要がある悩みです。ここで言葉が通じないと、施術そのものは正しくても、狙った場所に届きません。
実際、伝わらなかったことで残念な結果になった声もあります。
「ニキビやニキビ跡が1番気になるのは肩甲骨周りだったので、翻訳アプリで背中の上が気になると伝えましたが、下着とタンクトップを頑張って上にあげるだけでした。何のためにガウンを着させたれたのか分かりません。とても残念でした。」
翻訳アプリでは、細かなニュアンスや希望する範囲まで伝わりきらないことがあります。逆に、通訳が同席していれば相談の質が変わります。
「カウンセリングルームが半個室で日本語通訳さんをつけてくださっていたので、予算の確認、施術内容の相談や提案がわかりやすく簡潔にできました。カウンセリングも雑ではなく、丁寧に説明していただけました。日本人の方も来やすいと思います。」
予約時に確認しておきたいのは次の2点です。
- カウンセリングに日本語の通訳、または日本語を話せるスタッフが同席するか
- 施術中も日本語で声をかけてもらえるか
カウンセリング担当と施術担当が別の人であることは珍しくありません。「日本語対応可」という表示だけで判断せず、施術室での対応まで聞いておいてください。
うまくいかなかった声も読んでおく
同じ施術でも、担当者によって差が出ます。
「ポテンツァの施術を受けましたがおすすめしません。気になる部分の打ち直しもないし、初めはちゃんと打ってましたが、途中から浮いてる感じで肌に刺さってるようには思わなかった。」
自衛としてできるのは、施術前に気になる部分を鏡の前で指差して共有しておくこと、そして施術中でも「ここもお願いします」と言える空気があるかを見ることです。
予約前のチェックリスト
- 自分のニキビ跡が、赤み・色素沈着・クレーターのどれか把握しているか
- 気になる部位を、指で示して伝えられるか
- 1回で終わらない前提で計画を立てているか
- ダウンタイムと帰国日・大事な予定の関係を確認したか
- カウンセリングだけでなく施術中も日本語が通じるか
- 1回あたりの金額と、必要な回数を確認したか
ニキビ跡は、時間をかけて向き合う悩みです。1回の結果で落ち込む必要はありませんし、逆に1回で劇的に変わると約束されたら、その説明のほうを疑ってください。
当日の流れ — 跡の施術は「前」と「後」に時間がかかります
ニキビ跡の施術は、機器を当てている時間そのものより、その前後に時間がかかります。当日の組み立てを知っておくと、観光の予定を入れやすくなります。
- 受付 — 予約名を伝えます。パスポートの提示を求められることがあります
- 洗顔 — メイクを落とします。当日は落としやすいメイクで向かうと楽です
- 肌診断 — 撮影して跡の状態を確認します。自分の跡がどのタイプなのかを、ここで共有できます
- カウンセリング — 気になる部位を指差して伝えます。予算と帰国日もここで伝えてください
- 麻酔クリーム — 針を使う施術では、塗ってから効くまで待ちます。この待ち時間が意外と長く感じます
- 施術 — 痛みが強い場面では、我慢せずに伝えてください
- 鎮静ケア・アフターケアの説明・会計 — 何を避けるべきかを、日本語で受け取っておきます
痛みを都度確認してもらえたかどうかは、跡の施術ではとくに印象を左右します。
「#ppeummyeongdong #globalmyeongdong 痛みは多少ありましたが、痛かったらゆっくりしてくれて助かりました 効果みるのが楽しみです!」
痛いときにゆっくり進めてもらえるかどうかは、機器の性能ではなく、その場のやり取りで決まります。だからこそ、次の章の話につながります。
日本語では、どこまで確認できるのか
ニキビ跡は、「どこの、どういう跡が、いつからあるのか」を伝えられるかどうかで提案が変わります。ですから、日本語がどこまで通じるのかは、快適さではなく結果に関わる問題になります。
| 場面 | 跡の相談で確認しておきたいこと | 予約のときの聞き方 |
|---|---|---|
| 予約のやり取り | 部位と範囲を文章で伝えておけるか | 気になる部位を日本語で書いて送ってみてください |
| 肌診断 | 撮った画像を一緒に見ながら説明してもらえるか | 「肌診断はありますか」 |
| カウンセリング | 跡のタイプごとに提案を分けてもらえるか | 「カウンセリングに日本語の方は同席しますか」 |
| 施術室 | 痛みを伝えられるか、当て漏らしを指摘できるか | 「施術中も日本語で声をかけてもらえますか」 |
| 会計・アフターケア | 避けるべきことを日本語で受け取れるか | 「施術後の注意事項を日本語でいただけますか」 |
とくに4行目です。跡の施術は、狙った場所に届いているかどうかを、受けている側が感じ取れる場面があります。「ここも気になります」と言える空気があるかどうかで、仕上がりの納得感が変わります。
言葉が不安な方は、施術前に痛いときの合図を決めておいてください。手を上げる、指を動かす。それだけでも、途中で止めてもらえる余地が生まれます。
さらに、範囲の伝え方には工夫の余地があります。「頬」と言っても、こめかみに近いところまでなのか、鼻の横までなのかで受け取り方は変わります。鏡の前で指差して共有する、あるいは自分の顔を撮った画像に印をつけて見せる。文字より、目に見える形のほうが確実です。
カウンセリングで聞いておきたい質問リスト

跡の相談は、聞くべきことがはっきりしています。控えて持っていって、順番に確かめてください。
| 聞くこと | 何のために聞くのか |
|---|---|
| 私の跡は、赤み・色素沈着・凹凸のどれが中心ですか | 提案の前提をそろえるため |
| その施術は、どのタイプの跡に向いていますか | 期待の置き所を決めるため |
| 何回くらいを前提に考えればよいですか | 一度で終わらないことを共有するため |
| 1回あたりの金額はいくらですか | まとめ買いの提案と比べるため |
| 赤みやかさぶたは、どれくらい残りますか | 帰国日から逆算するため |
| 次に受けるまで、どのくらい空けるべきですか | 渡韓のリズムに合わせるため |
| 帰国後に気になることが出たら、どこに連絡すればよいですか | 帰ってからの窓口を確保するため |
3つ目と6つ目は、セットで聞いてください。「複数回必要です」とだけ言われても、その間隔が分からなければ、次にいつ来ればよいのかを決められません。
帰国後のケアと、次の渡韓までの過ごし方
跡の施術は、受けたあとの過ごし方で結果が変わりやすい種類の施術です。とくに大事なのが、色に関わる部分です。
- 紫外線を避ける — 炎症のあとの肌は、光の影響を受けやすい状態です。日焼け止めと、帽子や日傘のような物理的な遮光を組み合わせてください
- こすらない — 洗顔もタオルも、押さえるように扱ってください
- 保湿を切らさない — 乾燥は、かゆみと掻き壊しの入り口になります
- 新しい刺激物を足さない — 強い成分の製品を、この時期に試し始めるのは避けてください
- 経過を記録しておく — 同じ場所、同じ明るさで撮っておくと、次の相談が具体的になります
そして、次の渡韓までの間に日本でできることがあれば、それを続けておくほうが積み上がります。跡は、渡韓の1日だけで作られる結果ではありません。
日本と韓国、前提が違うところ

| 項目 | 日本で一般的な受け方 | 韓国の受け方 |
|---|---|---|
| 相談する相手 | 医師が診察から相談まで担当することが多いです | カウンセラー(室長)が悩みと予算を聞いて組み立てます |
| 通う間隔 | 決まった間隔で通いやすいです | 渡韓のたびに1回ずつ重ねる形になりがちです |
| 同じ日の施術数 | ひとつずつ受けることが多いです | 注射と照射を同じ日に組むのが一般的です |
| 表示価格 | メニューごとの金額で示されます | 範囲・回数・量で動くため、見積もりで確定します |
| 経過の確認 | 次の受診で診てもらえます | 帰国後は連絡での相談が中心になります |
跡の施術にとって不利になりやすいのは、2行目と5行目です。本来は間隔を決めて重ねる施術を、渡韓のリズムに合わせて受けているという前提を、はじめから理解しておいてください。そのうえで、次の渡韓までに何をしておくべきかを聞いておくと、間隔が空いても積み上がります。
よくある質問
Q. 跡は、何回くらいで変わりますか
跡の深さ、経過した年数、肌の状態によって差が大きく、一概には言えません。回数を重ねて少しずつ変わっていくものだとお考えください。「必ず消えます」と言い切る説明があったときは、むしろ慎重になってください。
Q. 赤みが残っている段階でも、施術を受けられますか
炎症の状態によります。今まさに炎症が強い場合は、跡への施術よりも先に炎症を落ち着かせるほうが優先されることが多いです。判断は、肌を実際に診た医師に委ねてください。
Q. 帰国日の前日に受けても大丈夫ですか
針や強い照射を伴う施術は、赤みやかさぶたが残った状態で移動することになります。飛行機の乾燥も、施術後の肌にはつらい環境です。帰国日はカウンセリングで必ず伝えて、そこから逆算して選び直してもらってください。
Q. 跡と、今できているニキビを同じ日に相談できますか
相談はできます。ただし、炎症があるうちは跡への施術が後回しになることがあります。今あるニキビについては韓国のニキビ治療にまとめていますので、あわせてご覧ください。
自分の跡がどれなのか、渡韓の前に見分けておく
カウンセリングの場で聞かれてから考え始めると、どうしても答えが曖昧になります。渡韓の前に、明るい場所の鏡で確かめておいてください。
| 確かめ方 | 赤みタイプ | 色素沈着タイプ | 凹凸タイプ |
|---|---|---|---|
| 正面から見たとき | 赤く見えます | 茶色く見えます | 色は目立たないことがあります |
| 横から光を当てたとき | 変化しません | 変化しません | へこみの影が出ます |
| 指で軽く伸ばしたとき | 色が薄くなることがあります | 色は残ります | 形は変わりません |
| ファンデーションを塗ったとき | 隠れやすいです | 隠れやすいです | 影が残りやすいです |
3つが混ざっている方も珍しくありません。その場合は、いちばん気になっている順番まで決めておいてください。「全部を一度に」と伝えるより、「まずこの部分から」と伝えたほうが、提案が具体的になります。
自分で見分けがつかないときは、無理に決めなくても大丈夫です。肌診断の画像を一緒に見ながら、どれが中心なのかを説明してもらってください。そのときの説明が丁寧かどうかも、そのクリニックを見る材料になります。