韓国でニキビ向けの洗顔フォームを選ぶとき|表示の見方と、美容皮膚科の施術を受けた肌に使う場合の考え方【2026年】

お悩み別公開日:2026-09-15 最終更新:2026-09-15

韓国の街を歩いていると、洗顔料の棚の広さに驚かれる方が多いと思います。日本でも見かける形のものから、粉状のもの、固形のもの、泡で出てくるものまで、同じ棚に並んでいます。そして棚の前で、たいていの方が同じところで止まります。「ニキビに良さそうなのは、どれなのか」

先に、この記事の立場を書いておきます。特定の商品をおすすめする記事ではありません。 肌の状態は人によって違いますし、合うかどうかは使ってみないと分からない部分が残ります。ここでできるのは、選ぶときの物差しを用意することまでです。

そのうえで、渡韓される方に固有の事情が二つあります。ひとつは、滞在中に肌の状態が変わりやすいこと。移動、乾燥、睡眠、食事、そして施術を受けた場合はその影響も入ります。もうひとつは、買ったものを持ち帰って日本で使い続けることになるという点です。この二つを踏まえて、順に整理していきます。

洗顔で変えられる範囲を、先に決めておきます

棚の前に立つ前に、決めておいたほうがよいことがあります。自分は洗顔に何を期待しているのかという点です。

洗顔は、肌の上にあるものを落とす行為です。皮脂、汗、日焼け止め、化粧。これらを落とすところまでが、洗顔の仕事の中心にあります。

ですので、期待の置き方としては次のようになります。

期待洗顔で扱える範囲
汚れや皮脂を落としたい洗顔の中心的な役割にあたります
洗ったあとのつっぱりを減らしたい洗い上がりの感触は、製品によって差があります
いま赤く腫れているものを何とかしたい洗顔だけで対応しようとするのは、無理があります
繰り返しできるのを止めたい洗顔の見直しだけで完結する話ではありません

下の二つに当てはまる場合、買う場所が違います。 棚ではなく、診てもらえるところに行く場面です。切り替えの目安については、この記事の後半でもう一度触れます。ニキビそのものへの向き合い方は韓国のニキビ治療についてにまとめています。

韓国の店頭に並んでいるものの、分かれ方

棚を見ると、宣伝の文句で分かれているように見えます。ただ、文句で分けようとすると際限がありません。使い方の形で分けるほうが、現実的です。

形使い方の特徴旅行中に向いているか
チューブに入った練り状のもの手のひらで泡立てて使います持ち運びやすい形です
押すと泡で出てくるもの泡立てる手間がありません容器が大きめのことがあります
粉状のもの水と混ぜて使います小分けの形になっていることがあります
固形のもの濡れた手で泡立てます乾かす場所が要ります

旅行中という条件を入れると、「機内に持ち込めるか」「容器が壊れないか」「宿で乾かせるか」という現実的な軸が効いてきます。肌に合うかどうかとは別に、この軸も一度通してみてください。

もうひとつ、店頭では試せる形になっているものがあります。少量の試供品や小さい容量のものが用意されていれば、まずそちらから始めるのが安全です。大容量を最初に買わないというのは、旅行中に限らず有効な考え方です。

表示のどこを見るか

韓国語の表示は読みにくく感じられるかもしれませんが、見る場所を決めておけば負担は減ります。

① 容量。 数字と単位は共通ですので、そのまま読めます。まとめ買いを検討するときの基準になります。

② 使い方の欄。 一日に何回使うのか、どのくらいの量なのかが書かれています。製品ごとの指示から外れないことが、いちばん基本の注意点です。

③ 使用上の注意の欄。 合わなかったときにどうするか、避けたほうがよい場合はどういうときかが書かれています。読みにくくても、ここは写真を撮っておいてください。

④ 成分の表示。 全部を理解する必要はありません。過去に合わなかったものがある方だけ、その名前を控えて照合するという使い方で十分です。

⑤ 輸入・製造の表示。 誰がつくり、誰が入れているのかが書かれています。持ち帰ったあとに問い合わせが必要になった場合の手がかりになります。

読めない部分は、その場で無理に解読しなくて構いません。表示の面を写真に撮っておけば、宿でも帰国後でも確認できます。 これがいちばん実用的なやり方です。

「化粧品」と「医薬品」は、韓国でも別の枠組みです

ここが混同されやすいところですので、はっきり書いておきます。

韓国には、医薬品の情報を検索できる公的な仕組みがあります。実際の画面がこちらです。

食薬処の医薬品検索画面。製品名の入力欄が赤枠で示されている
韓国の食品医薬品安全処が運営する「의약품등 정보검색」(医薬品等情報検索)の画面。左側の品目区分の欄には、医薬品・医薬外品・生物医薬品などの区分が並んでいます

画面の左側をご覧ください。品目の区分として、医薬品や医薬外品といった枠が並んでいます。この検索は、医薬品等を対象にした仕組みです。 棚に並んでいる洗顔料の多くは、この枠組みとは別の扱いになります。

何が言いたいかというと、同じ棚に並んでいても、位置づけが違うものが混ざっているということです。そして位置づけが違えば、期待してよい範囲も、表示のされ方も違ってきます。

ですので、店頭で判断に迷ったときの考え方はこうなります。

  • 肌を清潔にする、洗い上がりを整える——洗顔料に期待してよい範囲です
  • いま起きている炎症に対処する——これは診てもらう場面です

なお、肌に直接使うものを人への土産として選ぶ場合は、また別の配慮が要ります。相手の肌の状態が分からない以上、洗い流すものに絞る、少量のものにするといった配慮をしておくと安心です。

「洗顔で整える」と「治療」は、制度のうえでも別の場所にあります

韓国の付加価値税法施行令の法令ヘッダー
韓国「付加価値税法施行令」。2026年2月27日施行の版です。美容を目的とした施術は、韓国では課税の対象として扱われます

冒頭に載せた法令の画面に戻ります。

韓国の付加価値税法施行令には、美容を目的とした施術の名前が並んだ条文があり、そこには「여드름 치료술(ニキビ治療術)」という表現が含まれています。つまり、ニキビへの処置は施術として整理されている項目があるということです。

この事実そのものが日々の洗顔に直接影響するわけではありません。ただ、棚の商品と、クリニックで受けるものは、そもそも別の場所にあるということを示しています。

そして実務的には、もうひとつ意味があります。美容目的として整理されている施術は、課税の対象になります。 ですのでクリニックで見積もりを受け取ったら、表示に税が入っているかを確認してください。この確認は、洗顔料を買うときの値札の見方とは別の話です。

パッチのような貼るタイプのものとの使い分けは韓国のニキビパッチの効果はどこまでかで整理しています。

施術を受けた日の肌に、買ったものをそのまま使わないでください

これがこの記事でいちばん強く書いておきたい部分です。

肌管理や美容医療を受けた日は、肌の状態がふだんと違います。何をしてよくて、何を避けるべきかは、受けた内容によって変わります。 洗顔をいつから再開してよいか、こすってよいか、温度はどうか。これは製品側の話ではなく、受けた施術の側の指示に属する話です。

ですので、順番はこうなります。

  1. 施術を受けたその場で、洗顔を再開してよい時期を確認する
  2. その指示の範囲内で、使うものを決める
  3. 新しく買ったものは、指示された時期を過ぎてから試す

買った日にそのまま使う、というのが一番避けたい流れです。 新しいものを試すのは、肌が落ち着いてからで遅くありません。

施術後の説明を、その場でしっかり受け取れたという声があります。

「初めてのシミ取りでお世話になりました。 最初から最後までとても丁寧で安心して受けることができました。 シミ取りは思ったほど痛くなく、アフターケアも丁寧に教えてくださりました。 また韓国来たときは行きたいです、」

この方のように、アフターケアの説明まで受け取れているかどうかが、帰ってからの過ごし方を左右します。口頭だけだと翌日には残りませんので、文字か写真で持ち帰ることをおすすめします。

施術とホームケアの合わせ方そのものは韓国で肌管理を受けるときのスキンケアの合わせ方で詳しく整理しています。

旅行者が買うときに特有の、三つの落とし穴

現地で買う場合に限って起きやすいことを、三つ挙げます。

① まとめ買いをして、使い切れない。 現地で見ると割安に感じられて、つい数を買ってしまいがちです。ただ、開封したものには使う目安の期間があります。まず一つ試して、次の渡韓で足すという考え方のほうが、結果的に無駄が出ません。

② 持ち帰りの条件を確認していない。 液体やジェルの持ち込みには決まりがあります。条件は変わることがありますので、必ず最新の案内で確認してください。 ここで具体的な数量を書かないのは、そのためです。

③ 同じ商品なのに、値段の見え方が違う。 場所によって、まとめ売りの単位や、その場限りの価格が違うことがあります。単価に直して比べると、見え方が落ち着きます。

三つとも、肌に合うかどうかとは別の話です。それでも、旅程の中で実際に困るのはこちらのほうだったりします。

滞在中は、洗顔料よりも環境のほうが変わっています

もうひとつ、見落とされやすい点があります。渡韓中に肌の調子が変わったとき、原因が洗顔料ではないことがかなりあるということです。

滞在中に変わっているものを並べてみます。

変わるもの肌に効いてくる場面
水の感触と温度宿の設備によって、洗い上がりの感触が変わることがあります
部屋の乾燥暖房や冷房の効いた部屋では、洗ったあとの感じ方が変わります
睡眠と移動歩く距離が増え、就寝の時間が乱れがちになります
日差しを浴びる量屋外で過ごす時間が、ふだんより長くなることがあります
食事の内容ふだんと違うものを、違う時間に食べることになります

この五つが同時に動いている状態で、洗顔料も新しいものに変えると、何が効いたのかが分からなくなります。 ですので、旅程中に試すものは一度にひとつまでにしてください。変えるものを絞っておけば、合わなかったときに原因を切り分けられます。

そして、宿でできる工夫もあります。洗ったあとにすぐ何かを塗れる状態にしておく、タオルでこすらずに押さえる、部屋の乾燥が強ければ加湿の手段を用意する。製品を選び直す前に、環境の側でできることが残っていないかを一度見てみてください。

記録を残しておくと、次の渡韓が楽になります

現地で買ったものは、買った時点で記録を残しておくと、あとの判断が速くなります。残しておくのは次の四つです。

  1. 商品の表示面の写真——名前と成分、使い方の欄が写っていれば十分です
  2. 買った場所と、そのときの価格——単価に直せる形で残します
  3. 使いはじめた日——合う合わないの判断は、期間とセットでないとできません
  4. そのとき肌がどういう状態だったか——ひとことで構いません

四つ目が抜けると、記録の意味が半減します。「調子が良い時期に使いはじめたのか、荒れている時期だったのか」によって、同じ製品の印象がまったく変わるためです。

この記録は、次の渡韓のときにそのまま使えます。前に買ったものを写真で見せれば、店頭でも似たものを探しやすくなりますし、クリニックで相談する場合も、いま使っているものを正確に伝えられます。

洗顔の見直しではなく、相談に切り替える目安

韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わる場合の通知義務が強調されている
韓国の医療法第24条の2。主たる医師が変わるときは、その理由と内容を書面で知らせることになっています

最後に、切り替えの目安を書きます。次のいずれかに当てはまるときは、洗顔料を選び直すより先に、診てもらう場面だと考えてください。

  • 痛みを伴う腫れが出ている
  • 同じ場所に繰り返しできる
  • 跡が残りはじめている
  • 市販のもので合わないことが続いている

このとき、渡韓中であれば現地で相談するという選択もあります。カウンセリングの進み方については、実際にこう書かれている声があります。

「前回も肩ボトックスを施術してもらいましたがカウンセリングからすごく丁寧に相談に乗っていただきました😊 前回も肩の形が綺麗になったので今回も経過が楽しみです💛」
「とても、丁寧な案内に説明で安心した施術を受ける事が出来ました。また、機会があれば行きたいです。ありがとうございます。」

いずれも、説明を受けたうえで受けているという点が共通しています。棚の前で一人で悩み続けるより、診てもらって説明を受けたほうが、判断の材料が増えます。

日本語では、どこまで確認できるのか

韓国の医療海外進出法施行規則第11条。毎年1回以上医療通訳能力検定試験を実施するという部分が強調されている
同法施行規則第11条。医療通訳能力検定試験は毎年1回以上、筆記(国際文化・医療サービス・病院システム・基礎医学)と口述(外国語での表現の正確さ・医療知識)で実施すると定められています

洗顔料を買う場面と、クリニックで相談する場面では、日本語の届き方がまったく違います。分けて整理します。

店頭で買う場合。 表示は韓国語です。ただ、先ほど書いたとおり見る場所を五つに絞って写真を撮るという進め方であれば、その場で読めなくても困りません。店員の方に日本語で細かい相談をするのは難しいことがありますが、容量や価格といった数字は共通ですので、そこだけは確認できます。

クリニックで相談する場合。 ここは日本語が届く場面が多くあります。特にカウンセリングは、日本語の体制が置かれていることが多い場面です。

「初めて利用しましたが、大きさと綺麗さにびっくりしました。日本語もしっかり通じるし、無料のコーヒーマシンとプリクラまで撮れて待ち時間も快適でした。カウンセリングもしっかりしてくれて満足の仕上がりでした。」

ただし、施術中や会計まで同じように届くとは限りません。 段階の見分け方は韓国の美容クリニックの日本語対応は何段階かで整理しています。

肌に合わなかったときの相談先を、買う前に決めておくこともおすすめします。帰国後に相談できる相手がいるかどうかは、現地で買うものを決めるときの隠れた条件です。

よくある質問

Q. 韓国の洗顔フォームは、日本のものと何が違いますか。

形の種類が多く、粉状や固形のものも一般的に並んでいます。ただ「韓国のものだから合う」「日本のものだから合わない」という分け方は成り立ちません。合うかどうかは製品と肌の組み合わせの問題ですので、まず少量から試すことをおすすめします。

Q. ニキビがあるときは、洗う回数を増やしたほうがよいですか。

回数の目安は製品ごとに書かれていますので、その指示から外れないことが基本です。増やせば良くなるという性質のものではありません。判断に迷う状態であれば、洗い方を変えるより先に、診てもらうことをおすすめします。

Q. 施術を受けた日に、買ったばかりのものを使ってもよいですか。

その日の内容によって変わりますので、必ず受けた場所で確認してください。洗顔を再開してよい時期を聞いておき、その範囲内で使うものを決めます。新しいものを試すのは、肌が落ち着いてからで遅くありません。

Q. 成分の表示が読めないときは、どうすればよいですか。

全部を理解する必要はありません。過去に合わなかったものがある方だけ、その名前を控えておいて照合してください。表示の面を写真に撮っておけば、宿でも帰国後でも確認できます。

Q. まとめ買いをしたほうが得ですか。

単価では得に見えることがあります。ただ、開封したものには使う目安の期間がありますし、肌に合うかどうかも使ってみないと分かりません。まず一つ試して、合えば次の渡韓で足す、という進め方のほうが無駄が出にくいと考えています。

※ 本記事は、韓国で洗顔料を選ぶ際の考え方を整理したものであり、医学的な助言でも、特定の商品をすすめるものでもありません。肌の状態や製品の適否については、医療機関または製品の表示・製造者の案内をご確認ください。持ち帰りの条件は変わることがありますので、必ず最新の公式案内でご確認ください。掲載した法令および公開情報の画面は2026年8月31日時点で確認できたものです。

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