韓国で敏感肌の化粧水を選ぶとき|表示の読み方と、肌管理の前後で気をつけること【2026年】

お悩み別公開日:2026-09-18 最終更新:2026-09-18

「肌が弱いのですが、韓国で化粧水を買っても大丈夫でしょうか」。渡韓の予定がある方から、施術の相談と同じくらいよくいただく質問です。せっかく行くのだから何か買って帰りたい、でも荒れたら困る。どちらの気持ちもよく分かります。

この記事は、「これがおすすめです」という製品の話ではありません。肌が弱い方が、店頭で何を確認すれば判断できるのかという話です。合う合わないは体質によって変わりますので、他人のおすすめが自分に当てはまる保証はどこにもありません。判断の材料を持って帰っていただくほうが、結果的に役に立つと思います。

あわせて、渡韓で肌管理を受ける予定がある方は、化粧水を変えるタイミングそのものを考え直したほうがよい場面があります。そこも順番に整理します。

まず、「敏感肌」が二つのことを指しています

ひとつは、もともとの体質として刺激に反応しやすい状態です。もうひとつは、今この時期だけ、乾燥や日焼け、体調の変化などで一時的に敏感になっている状態です。

この二つは、対応がまったく違います。 体質のほうであれば、これまで使ってきたものの傾向がご自身の中に蓄積されています。一時的なほうであれば、まず落ち着かせることが先で、新しいものを増やす場面ではありません。

肌管理の施術を受けられるかどうかという判断も、この区別が出発点になります。そちらは韓国の肌管理と敏感肌で詳しく扱っていますので、施術も検討されている方は先にご覧ください。

旅行先で化粧水を変えることの、いちばんの落とし穴

見落とされがちなのですが、旅行そのものが肌にとっては変化です。

水が変わり、空気の乾き方が変わり、睡眠時間が変わり、食事も変わります。そこに新しい化粧水が加わると、もし肌が荒れたときに、何が原因だったのかを切り分けられなくなります。

変わっていること肌に与えうる影響
移動と睡眠不足普段より反応が出やすくなることがあります
空気の乾き方季節によって日本との差が大きくなります
洗顔・入浴の環境宿の設備によって条件が変わります
施術を受けた場合一時的に肌が敏感になっていることがあります
新しい化粧水ここだけが「自分で選べる変数」です

ここから言えることは、ひとつです。旅行中に新しい化粧水へ全面的に切り替えることは、おすすめできません。 買って帰ること自体は問題ありませんが、使い始めるのは帰国して生活が元に戻ってからにすると、合う合わないの判断がはっきりします。

肌管理を受けた後のケアをどう組み立てるかは施術後のスキンケアの合わせ方にまとめています。

店頭で確認できること

言葉が通じにくい環境でも、確認できることは意外とあります。

確認したいこと店頭でのやり方理由
成分の並びパッケージ裏の表示を写真に撮るその場で読めなくても、あとで調べられます
小さいサイズがあるか同じ製品の容量違いを探す合わなかったときの損が小さくなります
試せるかどうかテスターの有無を確認する顔にすぐ塗るのは避けたほうが安全です
返品や交換の扱い会計前に確認する開封後は難しい前提で考えてください
香りの強さふたを開けて確かめる香料に反応する方は、ここで判断できます
食薬処の医薬品承認一覧。製品名・企業名・承認番号・承認日が並んでいる
韓国の食品医薬品安全処が公開している承認一覧。製剤名から承認の有無を誰でも確認できます

とくに一つめが効きます。 成分表示を写真に撮っておけば、宿に戻ってから翻訳しながら落ち着いて確認できます。店頭で慌てて決める必要はありません。

もうひとつ、顔にその場で塗って試すのは避けてください。 肌が弱い方であれば、試すとしても腕の内側などで、時間を置いてから判断するほうが安全です。

韓国語の成分表示を、どう読むか

食薬処の医薬品検索画面。製品名の入力欄が赤枠で示されている
韓国の食品医薬品安全処が運営する医薬品等情報検索の画面。化粧品はここには出てきませんが、施術で使われる薬剤かどうかの線引きは、この画面で確認できます

韓国で売られている製品の成分は、韓国語で並んでいます。全部を読む必要はありません。ご自身が避けたいものの韓国語表記だけを、先に控えておくのが現実的です。

日本語韓国語での表記
精製水정제수
グリセリン글리세린
エタノール에탄올
香料향료
ヒアルロン酸히알루론산

表記は製品によって揺れることがありますので、これはあくまで手がかりです。過去に反応が出たことのある成分がはっきりしている方は、その名前を日本語と韓国語の両方でメモしておくと、店頭でも人に聞けます。

「これは入っていますか」と店員の方に見せられる形にしておくと、言葉が通じなくても伝わります。翻訳アプリで単語だけを示すのでも十分です。

なお、成分は多い順に並んでいるとは限りませんし、同じ成分でも配合されている量は製品ごとに違います。「入っている・入っていない」は読み取れても、「どのくらい入っているか」までは表示からは分かりません。 ここは、表示にできることの限界として知っておいてください。

「敏感肌向け」という言葉を、どこまで信じるか

パッケージや店頭の案内に「敏感肌の方へ」と書かれていることがあります。安心材料にはなりますが、何をもってそう表現しているかは、製品によって違います。

低刺激をうたう根拠は、香料を入れていないことかもしれませんし、アルコールを使っていないことかもしれません。あるいは、その両方かもしれません。書かれている言葉ではなく、成分の並びを見るほうが確実です。

もうひとつ、日本語で書かれた案内があると、つい安心してしまいます。ただ、日本語の案内は「日本人向けに書かれた売り文句」であって、成分の説明とは限りません。日本語で読める部分と、成分表示の部分は、分けて見てください。

買って帰ったあとの、試し方の順番

せっかく買ったものを無駄にしないために、帰国してからの順番をおすすめしておきます。

  1. 生活が元に戻ってから始める——移動や寝不足の影響が残っているうちは、判断ができません
  2. 一度に増やすのは一つだけ——同時に二つ始めると、どちらが原因か分からなくなります
  3. 顔の前に、目立たないところで試す——腕の内側などで様子を見てから、顔に進みます
  4. 顔に使うときも、まずは狭い範囲から——フェイスラインなど、一部から始めます
  5. 記録を残す——使い始めた日と、肌の状態を短くメモしておきます

五つめが、いちばん効きます。 反応が出たときに「いつから使ったか」が分かっていれば、原因の切り分けが一気に進みます。逆にここが曖昧だと、せっかく買ったものを全部やめるしかなくなります。

化粧品と医薬品は、確認できる場所が違います

ここは、混同されやすいところです。

韓国の食品医薬品安全処は、承認された医薬品の一覧を公開していて、製品名や成分名で誰でも検索できます。ただし、そこに出てくるのは医薬品であって、化粧水などの化粧品は出てきません。

たとえば「ヒアルロン酸」で調べると、こういう画面になります。

食薬処の医薬品承認一覧。製品名・企業名・許可番号・許可日が並んでいる
「히알루론산」(ヒアルロン酸)で調べた結果。点眼液や注射剤など、医薬品として承認されたものが並びます。化粧水はこの一覧には出てきません

並んでいるのは、点眼液や注射剤です。つまり、化粧水に入っている「ヒアルロン酸」と、医薬品として承認された成分は、同じ言葉でも扱われる枠が違います。

この線引きが分かっていると、次のことが見えてきます。化粧水に何が入っているかは、パッケージの表示を見るしかありません。一方で、クリニックで施術に使われる薬剤であれば、名前を控えて帰れば、この公的な一覧で承認の有無を確認できます。 肌が弱い方ほど、後者は知っておく価値があると思います。

施術を受ける予定があるなら、順番が変わります

渡韓して肌管理を受ける予定がある方は、化粧水の話が「買い物」から「施術の一部」に変わります。

施術の直前に新しいものを使い始めるのは、避けてください。 施術の当日に肌が荒れていると、受けられる内容が変わったり、そもそも当日は見送りになったりすることがあります。せっかくの予約が無駄になります。

そして施術の後は、その場で受けた指示が最優先です。何をいつから使ってよいかは、受けた施術によって変わりますので、一般論ではなく、その日の担当者に確認してください。 施術後に渡されるケア用品がある場合は、それとの重複にも注意が必要です。

肌が弱い方が、自分の血液から作る注射を選んだという声もあります。

「私はニキビ跡と乾燥が気になる顎と小鼻の横を中心に、丁寧に手打ちで施術していただきました。 ブラドナは自分の血液から抽出して作る注射なので、敏感肌の方や添加物・アレルギーが気になる方にもおすすめです☺️ さらに、AI診断の結果をメールで受け取れるので、後からじっくり見返せるのも嬉しいポイントでした🥺❣️ 仕上げにはクライオセルでお肌の赤みと熱をしっかり鎮静ケアしていただき、施術後はとてもスッキリしました🙆‍♀️🌟」

「添加物・アレルギーが気になる方にも」という部分は、実際に敏感肌の方が何を気にして選んでいるのかをよく表しています。 化粧水を選ぶときの視点と、施術を選ぶときの視点は、地続きです。

施術後のマスクやパックの扱いについては施術後のマスクで扱っています。

自分の肌の状態を、数字で持って帰る

もうひとつ、渡韓ならではの方法があります。クリニックでの肌の測定です。

「近未来的で清潔な感じの内装だった。AI肌診断が今まで受けたことある肌診断よりも進化してて、自分に必要な施術まで教えてくれるのはスゴイ✨待ち時間もほとんどなくてスムーズでした!」
「待ち時間も少なくて、皆さん親切でした。 説明もわかりやすかったので安心して施術出来ました。」

測定した結果を持って帰ると、化粧水を選ぶ基準が「なんとなく」から変わります。 乾燥が強いのか、皮脂が多いのか、赤みが出ているのか。ご自身の状態が分かっていれば、店頭で迷う時間も減ります。

結果をデータで受け取れるかどうかは、その場で聞いてみてください。あとから見返せる形で残せるのであれば、帰国後のスキンケアの組み立てにも使えます。化粧水と美容液の役割の違いは美容液と化粧水の違いにまとめています。

クリニックで勧められた製品を、どうするか

診察やカウンセリングの流れで、院内で扱っている製品を勧められることがあります。悪いことではありません。施術との相性を踏まえた提案であれば、むしろ理にかなっています。

ただ、その場で決めなくても構いません。 「今日は施術だけにします」「一度考えます」と伝えるのは、失礼にはあたりません。肌が弱い方であればなおさら、増やすものは一度に一つにしてください。同時に二つ新しいものを使い始めると、また切り分けができなくなります。

金額の相談も、その場でしてよい内容です。

「日本語の通訳さんと一緒にカウンセリングしてくれて、納得のいく施術を選んでくれます。予算オーバーと伝えたら予算に合うよう提案してくれました。」

「予算オーバーと伝えたら予算に合うよう提案してくれました」という形が、実際の現場では普通に成り立ちます。言えば通ります。

合わなかったときの動き方

滞在中に肌の調子が崩れた場合、まずやることは決まっています。新しく使い始めたものを、いったん全部やめてください。 そのうえで、いつもの手順に戻します。原因が分からないまま重ねていくと、状態が長引きます。

そして、そのときの肌の状態を写真に残しておいてください。 帰国してから医療機関にかかる場合、その写真が経過を伝える材料になります。文章で説明するより早く、正確です。

施術を受けたあとに反応が出た場合は、話が変わります。受けたクリニックへの連絡が先です。どこに、何語で連絡すればよいのかを、施術当日のうちに確認しておいてください。 帰国後に連絡先を探すことになると、それだけで時間を失います。

日本語では、どこまで確認できるのか

肌が弱い方にとって、日本語が通じるかどうかは「安心」の問題ではなく、安全そのものです。過去に何で反応が出たか、いま何を使っているか、どこまで我慢してよいか。これらは翻訳アプリの単語だけでは伝わりにくい情報です。

日本語対応をうたっていても、中身には幅があります。

  • 常勤の日本人スタッフや通訳が同席する——既往歴や過去の反応まで、その場で伝えられます
  • 予約の問い合わせだけ日本語——当日の相談では通じないことがあります
  • 翻訳アプリでの対応——手順は伝わっても、体質の説明では行き違いが起きやすくなります

出発前に、避けたい成分や過去に反応が出たものを、日本語で箇条書きにしておいてください。 通訳の方がいれば、その紙を見せるだけで伝わります。翻訳アプリを使う場合も、その場で文章を組み立てるより、用意したメモを読み込ませるほうが正確です。

外国から来た方の受け入れを登録している医療機関かどうかは、韓国政府が公開している登録簿で確認できます。何かあったときに連絡できる先を確かめておく材料の一つになります。

メディカルコリア公式サイトのトップ画面。登録機関数と外国人患者の受け入れ実績が表示されている
韓国保健産業振興院が運営する公式サイト。外国人患者の受け入れ登録をした医療機関は、ここで誰でも無料で確認できます

よくある質問

Q. 韓国の化粧水は、日本のものより刺激が強いのですか。

そのような一般化はできません。製品によって中身が違いますので、国で分けて考えるより、成分の表示と、ご自身がこれまで反応したものを基準にしてください。

Q. 現地で試してから買ったほうがよいですか。

顔にその場で塗って判断するのは、肌が弱い方にはおすすめできません。試すとしても腕の内側などで、時間を置いてから確認してください。小さいサイズがあれば、そちらを選ぶほうが損が小さくなります。

Q. 成分が韓国語で読めません。どうすればよいですか。

表示を写真に撮っておき、宿や帰国後に翻訳しながら確認する方法があります。避けたい成分がはっきりしている方は、その韓国語表記だけを先に控えておくと、店頭で店員の方に見せて聞くこともできます。

Q. 施術を受けた日から、新しい化粧水を使ってよいですか。

受けた施術によって変わりますので、その日の担当者の指示に従ってください。一般論で判断せず、いつから何を使ってよいかを、施術の場で聞いておくことをおすすめします。

Q. 化粧水に入っている成分を、公的なサイトで確認できますか。

食品医薬品安全処が公開しているのは医薬品の一覧ですので、化粧品はそこには出てきません。化粧水についてはパッケージの表示を確認してください。一方で、施術に使われる薬剤であれば、名前を控えておけば承認の有無を調べられます。

※ 本記事は、製品を選ぶ際の確認手順を整理したものであり、診断や治療の助言ではありません。肌に合うかどうかの判断、施術を受けられるかどうかの判断は、必ず診察を受けたうえで医師にご確認ください。掲載した画像は、韓国の食品医薬品安全処および韓国保健産業振興院が公開している画面です。

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